「甕雫」という名の幻の焼酎
「かめしずく」と読む。貰い物である。焼酎界では幻の名酒とも言われているらしい。いわゆるレアものなのだそうだ。
その名の通り甕(かめ)に入っている。仕込みから甕を使っているので、出荷も甕でということなのだろう。立派な器だ。これにかかる分のコストがもったいないと思ってしまうのは私が安酒飲みである証だろうか。
上に乗っている柄杓(ひしゃく)は、アムの木をくり抜いて作ったものだそうで、これも付属している。甕だから、これで焼酎をすくって飲めというわけだ。
肝心のお味の方は、凄くフルーティーで、焼酎に使うにはヘンな表現だけど「喉越し」がいい酒だ。当然生(き)のまま飲む。それでもまるで、美味しい水のようにスイスイと飲めてしまう。芋焼酎特有のニオイはまるでしない。五合の甕だったので、油断しているとあっという間になくなってしまいそうだ。それほど、スッキリと飲みやすい焼酎だった。
これほどの酒なら、ちとお高くても(2,783円)少しストックしておきたいと思うのだけど、そこは幻の焼酎。おいそれとは手に入らないみたいだ。
◆甕雫(かめしずく)900
京屋酒造 有限会社 http://www.kamesizuku.com/
〒887-0001 宮崎県日南市油津2-3-2
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コメント
魅力的でござるな~『甕雫』。
基本的に芋焼酎のイモイモ味が苦手なのですが、
『魔王』、『海』などのスッキリ系は好みでした。
ご指摘のとおり入手は難しいようですが、何とか発見。
こらえきれず発注しました......2亀...いや2甕。。。
到着が待ち遠しく、早くコイコイ『甕』さんや、の心境です。
投稿: ko1 | 2006.02.10 09:47
おいしいよね、この焼酎。
蔵元と親戚だったか・・・いつも飲み会には
これを持参する友人がいて、普通に飲んでたから
幻だとは思わなかった。そうなのかぁ・・・・
この甕、捨てるのもったいなくてヌカ味噌入れたら
うまくかき回せなかった・・・○| ̄|_
梅干し入れたり、らっきょうや水キムチ程度なら
漬けられたかも・・・です^^
投稿: とぱーず | 2006.02.10 10:33
★ko1さん。コメントありがとう。
もう、注文されましたか。素早い。
一般の酒屋さんに並ぶことはまずないのだそうで、伊勢丹だか三越だかのデパートに時々入荷するようです。それも、あっという間に売り切れてしまうのだとか。
商品の到着が楽しみですね。
★とぱーず姐、どうもです。
そうそう、このカメを何に使うか・・・結構使い道があるようで、あまりない。確かに漬け物には良いかも。
500円玉貯金をすると結構たまるかも(^^ゞ
投稿: BUSH | 2006.02.10 19:27
昨夜到着(^^)!
二重三重の厳重な蓋を開けると華やかな香りが....。
早速味見。
鹿児島あたりの芋焼酎に比べると、やわらかい口当たり。
甘藷、米麹の組み合わせは大海酒造の天誅に似た味わい
でした。
投稿: ko1 | 2006.02.12 10:23
ko1さん。
もう届きましたか。
今時はお店に並ぶのを待つ時代じゃないなぁとつくづく思わされますね。
ちょっとお高いだけに、気にいって貰えるといいのですが。
あ、使用後の器は何に使いましょうかね(^^;
投稿: BUSH | 2006.02.12 13:17
天誅は白玉醸造でしたね。 間違えました。
甕の使い道、ただいま考え中です。
家内に聞いて見たところ、密閉性が悪いからいらない!!
という素気無い返事...。
.....やっぱり、500円玉か.....。
投稿: ko1 | 2006.02.13 12:22
ども、ko1さん。
何かに使い回すには、なんとなく中途半端なんですよね。中身の焼酎も少し間をあけて飲むなら、何か他の容器に移す必要がありそうだし(^^;
投稿: BUSH | 2006.02.14 08:21