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2000.08.06

2000【目指せ北の大地・北海道】3 達古武AC

FCAMPerと遭遇
 06:00 起床。夜半、テントを叩く雨音で何度か目を覚ます。大雨である。いつも愛用しているタープでも、こんな時のレクタンはどうにも心配が残るものだが、しっかりと雨水の通り道は確保してあるはずと、見回りもせずに朝まで寝続けることに決めた。
 ここはカラスが多く鳴き声で起こされるという書込みを読んでいたが、そのとおり、実際すぐ裏手の山がカラス山になっているようで、やかましい。
 朝食は簡単にインスタントラーメンで済ませて、場内を散策してみる。きゃんすてトレーラーを発見。クラウンという銘柄のトレーラーのようだ。すぐ前のフリーサイトにスノピのヘキサで陣取っていたそれらしき人に声をかけてみると、なまらerの いかソーメンさん と知れる。

 数日前からここに滞在しており今日移動するのだという。軽くご挨拶を交わしデジカメで記念写真などを撮る。もうしばらく奥へ行くと、ZILが停まっている。見ると、こちらにもきゃんすてだ。誰だか気になったが、まだ就寝中の様子。写真だけ撮って引き上げることにした。

厚岸のカキ、愛冠岬
 08:00 厚岸へ向けて出発。先達の FCAMPer情報で、厚岸のカキと厚岸駅前のカキ弁当は楽しみにしていたのだ。摩周湖・屈斜路湖を外すことはできても、この厚岸だけは外せないのだ。出発前から、かき、カキ、牡蠣@頭の中である。

 09:00 厚岸駅着。子供のノートに駅のスタンプの押印を済ませ、ここで目指すは、名物「カキ弁当」である。駅前を見渡すと「氏家待合所」と看板のあるプレハブ小屋があって「カキ弁当」と書いてある。早い時間だがちょうど出来たてがあるというので、1個 900円は高いなぁと思いつつもお昼のお弁当にと購入しておくことにする。

 厚岸大橋を渡る手前に「厚岸漁協直売所 A-ウロコ」はある。先達のレポートが頭から離れない私は、建物を見ただけで、パプロフの犬状態である。中に入ってまずは牡蠣の水槽の前に。事前情報どおり特大が@100円、大が @80円だ。生で食したいので牡蠣の開け方を教えてくれと言うと、実演して見せてくれた。

 大きいのは殻だけでなく中の身もである。殻いっぱいに身が詰まっている感じなのだ。それをその場で食べさせてくれた。何もつけずにそのまま食したのだが、甘露、甘露。実に美味い。ここ数日程度の気温なら常温でも一週間程度はもつという。その場で大10個を購入するこことにした。特大にしなかったのは、大でも充分大きいからである。

 すぐ横を見ると、サンマが並んでいる。1尾 480円とある。後刻判ったのだが、この直前に根室~厚岸に上がった今年最初の新サンマのようだ。聞いたところによると東京では、1尾 800円からの値がついていたそうだ。いくら割安と言っても、さんまに 480円も払う気にはなれない。

 諦めかけていると、少し離れたところに「キズあり」の表示をされた さんまが 3本で 400円で陳列されている。キズと言っても、水揚げ時に網でちょっと傷ついただけというもののようで、食すのになんの不都合もない。角型七輪の網の上で、煙をあげ香ばしいにおいのするサンマの姿が頭に浮かんだ。直ちに買いである。

愛冠岬
 せっかくなので、愛冠岬まで足を伸ばしてみることにする。駐車場から10分ほど歩くと、そこが愛冠岬だ。あいにく曇り空ではあるが周囲を見渡すことができた。
 キャンプ場へ戻りがてら、道の駅「厚岸グルメパーク・コンキリエ」に立ち寄る。風景には興味が湧かないようすの子供達に妻がソフトクリームを買ってあげている。

NOBBYさんに遭遇
12:00 達古武ACに帰着。我が家のサイトの前に今朝ほど見かけたZILが停まっている。クーラーボックスや2バーナーに貼付してある きゃんすて を見つけて、挨拶の名刺を置こうとしてくれていたところだそうだ。NOBBYさんであった。今日で達古武ACを引き払うそうだ。ご挨拶だけしてお見送りする。

カキ弁当
 厚岸駅前で買ってきた待望の「カキ弁当」である。食べてみた・・・迷ったが、しっかり書いておくことにする。「なぁ~んだ、こんなものか」が正直な感想だ。コンビニなら 500円以下、駅弁として何種類か並んでいたら誰も見向きもしないであろう色合い。甘露煮にしたような、あまりにも小さなカキは、たったの3つ乗っているだけで、他にはやはり小さなアサリがいくつかとツブ貝が一つにフキが3本。更に 900円という値段。・・・まさに目が点である。
 気を取り直して箸をつけてみる。不味くはないが美味くもない。前述のとおり拍子抜けなのである。私見ではあるが「厚岸駅前の氏家待合所のカキ弁当は、予算に余裕のある方だけどうぞ」とお薦めしよう。妻も子供達も不満気なようすだ。今時 3,600円もあったら、ファミレスあたりで家族でも結構なメニューを頼めるというものだ。

達古武湖(木道・カヌー)
 晴れてきた。管理棟でレンタサイクルを借りて木道へとでかける。JR細岡駅まで行ってみようと思ったのだ。もちろんタコ糸とサキイカを持ってだ。事前情報によると、駅まで行く途中の川でウチダザリガニという巨大なザリガニが釣れるという。更にこれを食すこともできるということだ。実際食すかどうかはともかくとして、釣ってみたいものだと思っていた。ところが、木道が途中で途切れている。工事中だ。ザリガニがいるという川までたどり着けない。朝までの雨で木道は濡れていて非常に滑り易く危険だ。

 子供達は何度となく転んでしまう。仕方なくザリガニ釣りも諦め、引き返して自転車を返すことにする。使用時間は1時間弱程度。2時間で、大人 600円、子供 300円の料金だった。高くついたものである。

 後になってわかったのだが、このザリガニは達古武湖のカヌーステーション脇でも釣れたようだ。日テレでやっている「MOGUMOGUコンボ」という番組で、達古武ACを舞台にしてロケが進められ、ザリガニの入れ食い状態を放送していた。

 余談だが、8/27と 9/3に放送されたこの番組では、この翌日まさに我々が下ろうとしていた塘路湖~細岡間の釧路川カヌー下りのほか、和商市場の勝手丼などの映像を流していた。ヒロミとこぶ平の他、釧路市内の小学生達が主役であるが、地元の子供達は、和商市場の勝手丼や釧路湿原になど行く機会はほとんどないようすであった。

 それはさておき。
 サイトでカヌーを組立てる。アミューズ・ファミリーというファルトボートを、友人から借りたものである。大人二人と子供二人なら大丈夫というファルホーク製の、その名のとおりファミリー向けのボートだ。組立てに要した時間約20分というのは、初心者にしてはまぁまぁの線であろうか。

 カヌーに興味を示さずお勉強の長女をSTに残し、妻と小3の次女を乗せて達古武カヌーステーションから湖へと漕ぎ出すことにした。私はわずかながら経験があるが、妻はカヌーに乗るのは今回が初めてだ。

 およそ30分。気持ちよく湖面を漕ぎまわる。湖という静水のせいか、妻もそれまで持っていた漠然とした不安感を払拭してくれたようだ。スタン側に乗った私もなんとなく舵取りができるようになった気がしてきた。

細岡展望台
 サイトでカヌーを乾かしておいて、クルマで細岡展望台(通称「大観望」)へ。なるほど結構な登りだ。自転車でトライしようなどと思わないで正解だったようだ。
 大観望。絵に描いたような というか 写真で見たような一大パノラマである。この雄大な景観は確かに一見の価値あり。人生観を変えるには至らなかったが、それでも悠久の時を感じさせる胸を打つ光景には違いない。
 帰路、左手に見えたのが「細岡カヌーポート」である。翌日の大計画のために下見しておくことにする。立派なカヌーポートだ。これなら見過ごすこともなく接岸できそうなあんばいである。

「憩の家・かや沼」温泉
 そのまま、「憩の家・かや沼」へ行くことにする。このキャンプ場の欠点は、風呂が無いことである。「かや沼」へ向かう途中、塘路湖を越えて視界が開けた瞬間、シラルトロが眼前に広がる。美しい。息を呑むほど美しい光景である。

 「かや沼」の入浴料は、大人 400円、子供 200円。なかなか良い温泉であった。
 とりわけ露天風呂のお湯が熱いのが良い。ゆっくり浸かって、手足を伸ばす。最高の気分である。

達古武ACと蚊、更にカラス
 サッパリして達古武AC着。ふとサイトを見ると、やられている。サイトの周りにカップ麺やお菓子の袋などが散乱している。カラスの仕業である。夜間は、キタキツネなどの小動物を警戒して食料は車に積んでいたのだが、昼間は油断していた。被害総額は約1,000円 といったところであろうか。

 サイトへ戻るといつもやるのが、ここで恒例になった虫除けスプレー。家族全員で肌が露出している部分に吹きかけておく。
このキャンプ場の数少ない欠点の一つは風呂が無いことのほかに、この時期虫が多いことである。虫除けスプレーを使っていても、子供達は蚊に相当やられたし、幸い叩き潰して被害は無かったが、ブヨと思われるのもいた。スクリーンテントが多いのも納得である。
 翌日の為にカヌーをバラしてクルマに積んでおく。

夕食
 角型七輪に炭を熾し、御飯を炊いて、中札内産「こにく」と厚岸の新さんまで夕食である。これがまた実に美味であった。
 こにくは、クレイジーソルトにガーリックを少々で塩焼きとした。プリプリのコリコリである。明らかに東京のそれとは違う食感と味だ。東京のは「こにく」ではなくて、余った肉を集めた「コマ肉」なのであろう。とにかく全くの別物であった。
 新サンマ。これは当然塩焼きである。美味い。新サンマを8月初旬に食すことができる幸せを噛み締めながらの舌鼓となった。

 横浜からだというお隣りのサイトも誘って、子供達向けに花火をやることにした。次いでマシュマロ焼き。マシュマロ焼きは初めてという、お隣りさんの子供達も楽しげだ。長女とは年齢が離れているが、次女には格好のお友達ができたようだ。夜遅くまで一緒に遊んでいた。

本日のビール消費量 350ml×8本。
本日の心残り:ザリガニ釣り

☆★ありがとう「北の大地」北海道 ...BUSHMILLS from Nakano Tokyo★☆

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