美味しい店:とんかつ

2019.01.12

「とんかつ 太志@池ノ上」で 千代幻豚のロースかつ

 昨年末の訪問以来三度目のリピート。世田谷区代沢の淡島通り沿いにある「とんかつ 太志」である。

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 開店時間の少し前に着いてみると先客はなし。はらはらと雪が舞う中、しばしのお待ち。すぐ後にご夫婦らしき一組。定刻に開店。

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 すでにこの店のHPでチェック済みなのでオーダーは決まっている。昨日限定入荷したばかりの信州飯田市は千代の山の中にある「岡本養豚の千代幻豚」がそれ。

 低温の油から時間をかけて揚げているのは前回と同じ。しばらくするとフライヤーからはわずかにパチパチという揚げ音。この音が聞こえ始めると、そろそろ出来上がりのタイミングか。オーダーからおよそ 15分後にご提供。

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 「千代幻豚のロースかつ定食(200g) 3,240円」
 先日の徳島産吉野川ポークよりも 1,000円も高い。そんなお値段だから期待は高まりますね。

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 衣はこれまでより若干濃いめの色をしているように思えるけど、どこにも破綻はない。

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 そうしてご覧下さいまし。この厚さにしてこの色。伝わりにくいかも知れないが、全体にとても淡いピンク色が入っている。

 まずは何もつけずに右から二番目の一番厚く大きい部分を一口。あれ?硬い、と言うか その厚さを差し引いても かなり歯応えがある。衣もやや硬くこれまでと違う感じ。揚げ時間によるのだろうか。
 私の食べ方が悪いのかも知れないが、久しぶりに口の中(上顎部分)の粘膜を剥がされた(一種の火傷?)。ウーム。

 続いて脂身の部分も一緒に頬張ると、おおっ旨い!甘いっ! 脂身ストの私をして唸らせしめる美味しさ。素晴らしい。

 でもね。メニューに書いてあるとおり「脂身が最高」ではあるものの、肉の方が日光の手前に思える。

 何故だろう。昨日入ったばかりの肉だというから火の入れ方が定まっていないのか、はたまたブレか。また衣の付きがややあまく、一口で余った部分の衣が剥がれてしまっていた。

 岩塩とキザミわさびで食べ切った。炊きたてのご飯も味噌汁もお新香も相変わらずいいだけに肉部分だけが惜しい。

 今日の「限定入荷 千代幻豚」は期待値(お値段含む)には届かなかった。でもこの店への期待が消えたわけではない。またいつか通常のメニューを食べに再訪してみるつもりでいる。

◆とんかつ 太志
 http://www001.upp.so-net.ne.jp/aqua/
 世田谷区代沢4-34-12 最寄駅:井の頭線池ノ上
 11:00-14:00 17:30-22:00(売切終了) 火曜

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2019.01.11

「ぽん多 本家@御徒町」の カツレツ

 この店もまた「東京とんかつ会議」の殿堂入り店であるほか、「食べログのとんかつ百名店」であり、さらにミシュランのビブグルマンにも掲載されているという店。

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 「ぽん多 本家」
 夜の部は 16:30の開店。JR御徒町駅からは徒歩2分の距離にある。開店時間に合わせて出かけてみると、この時間帯には行列なし。

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 看板(左の画像)にあるように、明治38年(1905年)創業だそうだから、今年でなんと 114年。先日の「井泉 本店」が 1930年創業だったから、それより25年も前から営業していることになる。まさに老舗中の老舗だ。
 定刻に開店。重厚なドアを押し開けると1階にはカウンターが 4席だけ。他は2階テーブル席、3階に個室(座敷)があるようだ。
 厨房内が見える端っこに座るとスタッフのおじさんが、すかさずメニューとお茶を出してくれる。

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 食事のメニューを眺めると、この店がいわゆる「とんかつ専門店」ではなく、洋食店であることが判る。そしてそれぞれの値段も凄い。街の洋食店とは一線を画しますな。

 実はメニューを見ずとも注文は「カツレツ」に決まっている。それを先ほどのおじさんに告げると、ほどなく厨房内で肉を叩く音が聞こえる。手元までは見えないのが、ちょっともどかしいが、しばらくすると丁寧に衣をつけ、肉を鍋に滑り込ませる所作。
 奥からはキャベツを刻んでいると思われるリズミカルなトントンという音。

 低温でじっくり揚げているからか、油の中で水分が爆ぜるパチパチという音が殆ど聞こえない。
 ちなみにこの油、実際に豚肉から削ぎ落とした脂身を細かく刻んでラードにしたものだそうだ。だとすると、もの凄く手間がかかっている。そしてこのラードが微妙なコクを与えるのだとか。

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 「カツレツ 2,700円+ご飯セット 540円」
 計 3,240円也。私的とんかつ世界の中で最高値になる(^^; ご飯セットと書いたのは、ご飯と赤だし、お新香のこと。
 ロースかつでもヒレかつでもない明治からの伝統、カツレツというメニュー名もこの店ならではだろう。

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 ご覧ください、この衣の色。割りと粗目のパン粉が薄いキツネ色に揚がっていて、どこにも破たんが無い。縦横の十字にカットされているのもこの店の特徴の一つ。ひと口で食べられるサイズということらしい。

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 そうして肉の方は中心部だけでなく全体が薄いピンク色。これ大変に難しい職人技なのだそうだ。例によって何もつけずにひと口。
 粗目のパン粉なのに、抵抗らしい抵抗もなくサクッ。そうして柔らかな肉からは、上質な肉汁がじわり。うわぁ、旨い。豚肉の旨みとはこういうのを言うのかと改めて思わせられる味、食感。

 そして先日の「井泉」同様、きれいに脂身を除去しているというのに、この甘み。

 特に銘柄豚を使っているようなことは謳っていないものの、かなり優良な豚肉であろうことは伝わってくる。
 惜しむらくは、脂身ストの私としてはだけど、それでもやっぱりこの肉に付いていたはずの脂身も味わってみたかったなと。

 最初のふた切れ以外は、全部塩とカラシで頂いた。この塩、普通のアジシオ風に見えるけど、かなり目の細かい塩だった。何か特別なものなのかもしれない。
 卓上にあるこの店特製だというウスターソースはパッと見 醤油と見まがうほどサラッとした辛めのもので私的には日光の手前。

 あとカツレツの右上にチラリと見える丸い小さなヤツは、ジャガイモのフライ。この食感もまた素晴らしく、嬉しいミニサプライズになっていた。

 夜の部開始直後ということもあり、ご飯は炊きたてなのだろう。ナメコの赤だしも美味しいし、お新香の塩気酸味(塩梅というヤツ)も好ましい。

 そうそうキャベツ。量は少ないけど直前にカットされたものなので、みずみずしいことこの上ない。

 全てをきれいに食べ終わって、お会計。ご馳走様でしたと店を出た。

 店内の清潔感、雰囲気を含め、多くの食通を唸らせるだけのことはあるお店だと思った。でもこの値段だ。そうそう来られるとこではないので、しっかり記憶に留めておこうと思う。

◇ぽん多 本家 http://osietesite.com/gourmet/tokyo/wasyoku/tonkatu/pontahonke
 台東区上野3-23-3 最寄駅:御徒町
 11:00-13:45 16:30-19:45 日祝の夜の部 16:00-19:45
 月曜休(祝日の場合火曜)明治38年(1905年)創業

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2019.01.09

「井泉 本店@御徒町」で 特ロースかつ

 この店も「東京とんかつ会議」で知った店であり、「食べログのとんかつ百名店」としても掲載されている店。さらにこの店が「かつサンド」発祥の店らしい。

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 御徒町駅から数分の距離にある「井泉(いせん)本店」
 昭和五年(1930年)創業というから老舗中の老舗。あの青山の「まい泉」を初めとして、この店で修業して独立 または「銀座 井泉」のように暖簾分けした店は数多く、とんかつ界の一大勢力?になっているのだとか。

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 こちらが店外に掲げられたメニュー。定食と名のついているもの以外は、ご飯みそ汁は別メニューになっている。高級系のとんかつ店に多いメニュー構成みたいだ。

 ちょっと早めに仕事から離れて 16時半。先客は2人だけ。カウンターに着席。店舗の外観も昭和なら内装も昭和。でも清潔だ。
 見える範囲にはカウンター10席と4人掛けテーブルが2卓。ほかに1階と2階に座敷席があるそうだ。

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 まずは「ビール 600円」を頼んでプハー。この開放感が堪りませんね。

 カウンター内側のフライヤーが見える位置。他のお客さんの持ち帰り用とんかつ5枚と同時に私のと思われるロースかつが投入される。盛大な撥ね音、そして大量に浮いたパン粉をすくい網で取り除く。
 ある程度時間がかかるつもりで、ゆっくりビールを飲んでいたら、かなり早めに揚がってきてしまった。なんだか ここ何店かの揚げ方と違うような・・・。

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 「特ロースかつ 1,700円+食事セット 600円」
 こんがりとキツネ色に揚がった衣の着きがよい とんかつと、ご飯・みそ汁にお新香。計 2,300円ね。
 左上、ご飯の盛り方よそい方が雑っぽい。しゃもじですくった形がペタンとそのまま残ってるように見えるのがちと残念。

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 とんかつはざっと 150gほどだろうか。この店の場合は 5枚に切り分けているので、厚さと広めの切り幅とで かなりの食感になりそうだ。

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 ロース肉だというのに脂身が全くない。この店では下処理として、スジだけでなく脂身もきれいに削ぎ落とした肉を使うのだそうだ。

 最初は何もつけずに ひと口ふた口。衣は若干硬めの印象ながらサクッとして、箸でも切れるという肉は柔らかく美味しい・・・のだけど、塩を振ってやってもソースを少量掛けてみても、豚肉特有の甘みみたいなものが少ない印象。

 決定的に違うのは脂身がないことでロースかつ特有の甘みに欠けること。うーん、それならヒレにすればよかったかと。

 昭和初期創業の老舗中の老舗だからか、とんかつも昭和風なのかもしれない。今度はこの店が発祥だという名物「かつサンド」を食べてみたい。

◇井泉 本店
 http://www.isen-honten.jp
 文京区湯島3-40-3 最寄駅:御徒町
 11:30-20:40 日祝 11:30-20:20 昭和5年(1930年)創業

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2019.01.07

「すぎ田@蔵前」で とんかつ(ロース)の昼食

 何度か参考にしている「東京とんかつ会議」の殿堂入り店であるほか、「食べログのとんかつ百名店」であり、さらにミシュランのビブグルマンにも5年連続で掲載されている店。

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 大江戸線の蔵前駅から近く国際通り沿いにある行列店「すぎ田」である。少し出遅れて開店時間の10分ほど前に着いてみると、すでに10人の行列。

 幸い風もなく、さほど寒くもない。定刻に開店。奥に長く清潔な店内。11席ある白木のカウンターの一番端っこに着席。ちらりと見える厨房の大きな真鍮製?の鍋が二つ、ピカピカに輝いている。

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 私の位置からは値段の書かれたメニューが見えないので、壁のお品書きをパチリ。でもネットの画像で食べたいメニューは決まっている。順番に注文を取りに来たお母さんに「ロースかつと、ご飯に豚汁」と告げてお待ち。この店には「とんかつ定食」というメニューはなく、それぞれバラバラに注文するのだ。

 鍋で揚げている様子は判らないが、丁寧に衣付けをしている様子が、かろうじて覗えた。二つの鍋は低温用と高温用になっており、まず低温でじっくり火を通し、最後に高温でパリッと仕上げるためのものだそうだ。

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 最初に出てきたのは普通のサイズの「ご飯 300円」と「豚汁 200円」。そして「お新香」。

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 「とんかつ(ロース) 2,100円」
 合計 2,600円ね。かなり待つかなと思ったのだけど、それほどでもなかった。

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 きれいなキツネ色に揚げられたロースかつは、その厚みの割りに細い幅に切り分けられている。これまでの厚切りの名店たちとはまた違った方向性だ。たぶん食べやすさを考えたサイズなのだろう。
 豚肉は特に銘柄豚使用を謳っているとかではなく単に国産の「特選」という表現を使っている。

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 衣がかなり薄めであるのに、どこにも破たんが無い。そうして薄くピンク色を残した中心部。いかにもちょうどよく火を通しましたという感じ。

 まずは何もつけずに食べて見ると、衣の柔らかくサクッとした食感と豚肉をすっと噛み切れる肉の柔らかさ、旨みが伝わって来る。
 割りと脂身の少ないロース肉。でも脂身を含む部分を食べて見ると、その甘みがよく判る。さらに卓上の海の塩を適量振ってやると、この甘みが更に引き立つ。

 このとんかつもソースが要らないとんかつだ。

 お代わり自由のご飯と味噌汁。ご飯は美味しくみずみずしく、豚汁にはダイコンとゴボウとニンジンの切り身。豚肉は入っていない。豚肉出汁の味噌汁ということだろうか。

 やや酸味の強いお新香も口の中をさっぱりとさせてくれる。ご飯も味噌汁もお代わりはせず、ご馳走様でしたと店を出た。

 ここまでほんの数軒だけど名店と言われる店の「高級とんかつ」を食べてきて、なんとなく見えてきたものがある。

 神保町の「いもや」や「豚珍館」などで育った私。その見えてきたものが もっとはっきりするまでは 心の内に留めておこう。

 相変わらず私的ナンバーワンは、世田谷は池ノ上の「太志」のままだ。

◇すぎ田
 台東区寿3-8-3 最寄駅:蔵前
 11:30-14:00 17:00-20:15(売切れ終了)
 水・木休 1977年創業

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2019.01.05

「とんかつ 太志@池ノ上」で 特ロースかつ定食

 年末に初めて食べて感動した店を再訪。何度か紹介している「東京とんかつ会議」 で取り上げられたことから知った店だ。

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 世田谷区代沢の淡島通り沿いにある「とんかつ 太志」
 開店時間を20分ほど過ぎて着いて見ると、店内は満席ながら行列は無し。数歩退いて上の画像を撮っていると、後から来たお兄さんにスッと先に並ばれてしまった。あれま(^^;
 たった13席の店内 かつ 調理にそれなりに時間がかかる店。この一人の差が結構大きくて、かなりのお待ちの後店内へ。

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 さてメニューを見るまでもなくオーダーは決まっている。前回、ランチの「とんかつ定食 1,000円」で感動した私としては「特ロース」だったらどうなんだろうと、ちょっと奮発。

 フライヤーやカウンターの向こう側がよく見える位置に座われたので、ご主人のオペレーションを拝見。お隣りの人が同じタイミングで頼んだ「とんかつ定食」の豚との違いが見て取れた。肉の色がやや赤身を帯びていて、大きめのかなり厚め。

 低温の油で時間をかけて揚げているのは前回と同じ。目の前のフライヤーからはパチパチという揚げの音は殆どしない。不思議と揚げの後半になってわずかにパチパチ音。

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 「特ロースかつ定食(200g) 2,160円」
 徳島産吉野川ポークを使ったロースかつだそうだ。前回の「とんかつ」があまりにも私好み過ぎて、比べると果たしてどうなんだろう。そう思ってたけど、期待は裏切られず。
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 ご覧のとおり一番分厚い肉の部分はピンク色ならぬやや赤い色。不思議なことに脂身と見まがうような白い部分もある。

 まずは例によって何もつけずに一口。「う、旨い」。柔らかくサクッと歯が通る感じが素晴らしい。衣の軽い食感も好ましい。そして豚肉の旨みが広がるのだ。

 肉の赤い部分と白い部分との差をもっと分けて食べるべきだったろうか。でも朝飯抜きのおっさんには そんな余裕はない。とにかく旨いのだ。軽く下味をつけてあるからかも知れないが このままでも充分に旨い。

 そうして脂身を含んだ部分を頬張ると「あっ、もっと旨いっ!」 前回の「とんかつ定食」の時にも感じたことだけど、この脂身の甘み旨みが秀逸なのだ。
 私にしては珍しくソースを使わずに、レモンを少々と卓上の岩塩、添えられたキザミわさびだけで食べ終えてしまった。

 前回書いたようにコシヒカリのご飯も信州の老舗醸造元に特注しているという味噌汁もいい。お新香も口の中をすっきりさせるのにピッタリだ。

 敢えて、強いて言えばだけど、今日のは衣の付きがやや(ほんの少し)あまい。一部切れてしまっているのが惜しいかなと。
 なんて、まだまだ甚だ浅薄な経験・知識ではあるものの、今のところ私的には このまだ大して有名でもない店の「とんかつ」こそがナンバーワンだと感じている。

 前回書いたように今後も何度か再訪必死。次回は限定入荷の豚を使ったとんかつを食べてみたいと思っている。

 とんかつ好きで未食の方には、是非に是非にとお奨めしておきますね。

◆とんかつ 太志
 http://www001.upp.so-net.ne.jp/aqua/
 世田谷区代沢4-34-12 最寄駅:井の頭線池ノ上
 11:00-14:00 17:30-22:00(売切終了) 火曜休

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2019.01.04

「かつ吉@水道橋」で ロースかつ定食

 創業昭和38年(1962年)だというから、水道橋のこの地ですでに56年。老舗中の老舗「かつ吉」である。

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 先日行った「丸五@秋葉原」の師匠筋にあたるほか、いくつもの有名店を輩出していて「とんかつ界」では、あの有名な「井泉」に次ぐ一代勢力なのだそうだ(by「東京とんかつ会議」)。

 今回の訪問もまた「東京とんかつ会議」の影響を受けたのと「丸五」の師匠筋を食べてみたかったからだ。

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 正月4日の16時少し前という中途半端な時間。着いてみると先客は3組だけ。後客なし。民芸調の広い店内はスカスカだ。
 でも何故か入り口で待たされると思ったら、上の画のようにお新香やカトラリ(^^;をセットする時間が必要だったみたいだ。メニューを眺め、予定どおりビールとロースかつ定食を注文。

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 私が案内されたのはこんな格調高い?円卓。民芸調というか、いかにも歴史を感じさせる とてつもなく分厚いテーブル。

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天板にはフロアのスタッフを呼ぶための呼び鈴と「岩中(いわちゅう)豚」の看板が置かれている。今日の銘柄豚も岩中豚なのだろうか。だとすると浅草橋の「洋食 大吉」以来の岩中ということになる。

 お新香をつまみにビールを呑みつつ待つ内に、最初に大盛りキャベツがメインのサラダ。卓上のドレッシングを少量かけて、これに手をつけ始めた頃にご提供。

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 「ロースかつ定食(150g) 2,300円」
 同時に出されたのはナメコと豆腐の「赤だし(八丁味噌らしい)」と「白いご飯」。(ご飯は紫蘇入りか白飯を選べる)

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 キャベツもそうだけど、それぞれの器が大きいので判りにくいが、それなりの大きさ厚さのとんかつ。

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 ご覧のとおり真ん中がほんのりピンク色の豚肉と、薄い色の衣が乱れることなくしっかりと貼り付いている。
 まずは素のまま、脂身のない方から一口。衣の食感がいい。そしてなんというか柔らかくも歯切れのいい肉。

 脂身の方を頬張ると、やっぱり とんかつはロースだよね、と思わせられる旨みがジワリ。

 続いて卓上に置かれた「わじまの海塩」で食べてみる。うんこれもいい。でも私的にはやっぱりソースが好き。かつてみたいにソース漬け(^^;にはしなくなったものの、こればかりは好みの問題(^^ゞ

 美味しく頂いてご馳走様。なるほど「丸五」と似ていると感じた「とんかつ」なのでした。

 でも、未だに私的ナンバーワンは「太志」の「とんかつ定食(ランチ)」なのです。

 ところでこの「かつ吉」。食べログでは「とんかつ百名店」にも選ばれているほどの店なのだけど、やたらと接客系の評判が悪い。今回はスカスカに空いていたので、それほどヒドいことは無かったものの、見える範囲で5人いたフロア担当の誰一人としてテーブルウオッチをしているスタッフはいなかった。備え付けの呼び鈴で呼ばれることが前提なのだろう。

 私も呼び鈴を使ったけど、返事はあってもすぐに誰かが来るわけでもなく、結局近くを通ったスタッフを呼び止めてオーダーを通したのだった。
 この価格帯の店としては、たしかにシンドイものがある。とんかつ専門店にしては大箱(90席?)のせいだろうか。弟子だという「丸五」の接客がもの凄く良かっただけに、なんだか釈然としない・・・。

◆かつ吉 水道橋店
  http://katsukichi.co.jp/suidobashi/
 文京区本郷1-4-1 最寄駅:水道橋
 11:30-14:30 17:00:21:30
 土日祝 11:30-21:00
 無休(12/31-1/2休)1962/11オープン

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2018.12.27

「丸五@秋葉原」で 特ロースかつ

 ここのところ「とんかつ」づいている。というか先日の「太志@池ノ上」で覚醒したようだ。もちろん BS-TBSの「東京とんかつ会議」の影響が大きいことも事実。

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 「丸五(まるご)」
 年の瀬も押しつまった今日、ちょっと早めに職場を出て向かったのは秋葉原にある有名店のこちら。ミシュランのビブグルマンにも選出されている行列が絶えない店。総武線の車窓からもその行列の一部が見える。

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 ミシュランはおいといて私が行ってみようと思ったきっかけは「東京とんかつ会議」の殿堂入り店に選ばれていることが大きい。
 念のため開店時間の40分前、16:20に店の前に着くと先客が一人。じきに行列が増え始め開店時には20人超となっていた。

 定刻に開店。カウンターに案内されて着席。2階の様子は判らないが、狭い店内にカウンターが6席と二人掛けテーブルが2卓。この1階だけで、なんと男性スタッフが6人。うちフロア専任は1人。狭い厨房というかカウンターの向こう側に5人と言う体制。二階からは女性スタッフの注文を伝える声が聞こえる。

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 メニューを改めて眺めてはみたものの注文は初めから決まっている。フロア担当のスタッフに「特ロースかつとセットをお願いします。それと生ビール(中)も」。
 コートを脱ぐとすぐにそのフロア担当のスタッフが「お預かりします」。なるほどミシュランね。

 カウンターにはソースと岩塩、カラシにラッキョウ、梅干しが並ぶ。

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 「生ビール(中) 550円」
 提供にある程度時間がかかるであろうことは予想していたので、このビールを飲みながら待つ作戦。私の位置からは鍋またはフライヤーは見えないけど衣を着ける作業が見て取れる。実に慎重 且つ 丁寧な作業であることがよく判る。

 鍋にたぶん私のものと思われる衣をまとった豚肉を滑り込ませてから、結構な時間がかかり、ゆっくり飲んでいた生ビールがなくなる頃にご提供。一番手のお隣さんが頼んだ「特ヒレかつ」は更に少し遅れての提供。

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 「特ロースかつ 1,850円+セット450円」
 セットとは、ご飯・赤だし・お新香のこと。計 2,300円ね。特ロースと特ヒレには定食というメニューが無く、ご飯やみそ汁は単品で頼むか、このセットで頼むかの選択になる。
 ご覧のとおりキャベツだけでなくレタスとトマト、レモン。赤だしの具は豆腐となめこ、ダイコンの薄切りなど。そしてお新香。

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 この肉の厚さが時間のかかる要因の一つでもあるだろう。ざっと 140~150gはあるだろうか。右から二番目の断面。本当にうっすらとピンク色が入っている。

 まずはこいつを脂身のない方から何もつけずにひと口。
 なるほど評論家や美食家の諸氏が口をそろえて褒めるだけのことはある。噛み切るという感じではなく、かといって柔らか過ぎず、歯が衣のサクッとした感覚を味わったあと肉をサッとせん断?する感じだろうか。そして口の中に広がる上質な豚肉の旨み。

 さらに ふた口目で脂身のある方を食べると肉の旨みと油の甘みが一体になって押し寄せる。下味はついているようだけど、わずかに塩かソースをつけるのがよさそうだ。両方試したけど、私の場合はソースを控えめに。

 ご飯はちょうど夜の部が始まったところ。炊き立てのフワッ。魚介のダシが効いた赤だしも私好み。お新香は良い脇役だ。

 美味しい「とんかつ」定食だった。食べ終わる頃合いを見計らって、今度はほうじ茶?が出てくる。そしてお会計を済ませると、さっとコートを着せかけてくれた。またまた さすがミシュラン(^^;

 ここまで書いておいてなんだけど、私的には先日の「太志」の とんかつ定食 1,000円の方が旨く感じた。一定以上の水準になると、どう感じるかは好みの問題だろう。

 わずかな経験ではあるけれど、今のところ先日の「太志@池ノ上」が私のベストのようだ。

 ちなみに、この店のご主人は「かつ吉@水道橋」の出身だそう。今度はそっちにも行ってみなくてはなるまい。

 そうそう、食べ終わって店を出る(17:30頃)と、行列はさらに伸びてザッと40人ほど。すごいね。一番最初の画像はこの時撮ったものです。

◆丸五 (まるご)
 千代田区外神田1-8-14 最寄駅:秋葉原
 11:30-14:00 17:00-20:00
 月曜休・第1,2,3火曜休
 2018.12.31-2019.1.5 は休業

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2018.12.24

「とんかつ 太志@池ノ上」で とんかつ定食(ランチ)

 BS-TBSの「東京とんかつ会議」 11月放送分で取り上げられた店。

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 「とんかつ 太志」 池ノ上(井の頭線)と書いたが、小田急線三軒茶屋と池ノ上のほぼ中間で住所は代沢。淡島通り沿いにあって、どちらの駅からも結構歩きでがある。

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 開店少し前の店先。ここもまだメジャーではないのか行列はなし。初訪問の身としては壁にメニューが貼られているのが有り難い。
 定刻に開店。狭めの店内はカウンター 5席に 4人がけテーブル席が 2卓。厨房に30代後半?のご主人と、フロアには その母親相当の年代と思われる女性が一人。店内のメニューをもう一度眺めて、お値打ち品だというランチメニュー「とんかつ定食」をオーダー。

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 「ランチ とんかつ定食(ロース) 1,000円」
 揚げにかなり時間をかけている。フライヤーに衣をまとわせた豚肉を滑り込ませた当初から、パチパチという揚げの音は小さい。比較的低温でじっくりということなのだろう。かなり間があってご提供。
 見ただけで、とんかつの厚さと衣の色に期待値が上がる。さらにその衣がしっかり中の肉に寄り添っているのが判る。

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 右から二番目の一番厚く大きいやつをクルリと廻すと、ほんのわずかにピンク色。火の入り加減が良いのだろう。
 まずは何もつけずに こいつをひと口。あ、これ旨い!

 衣の柔らかくもサクッとした口当たりも、肉を噛み切る際のただ柔らかいだけではない食感も素晴らしい。噛むほどに豚肉の旨みが伝わって来る。

 そうして何より脂身の甘さ、旨さが秀逸。というか際立っている。このとんかつ 素晴らしい。そう思った。

 TV番組の中で「東京で 1,000円以下で食べられる とんかつ定食としてはナンバーワンではないか」というコメントがあったが、正にそのとおりだと思った。
 高くて旨いのは当たり前。この値段でこのとんかつ? コストパフォーマンスがどうのこうのというレベルを超えているように思う。

 途中でテーブル上においてある岩塩を少し振りかけてみる。ほんの少量で充分。普段はソースをドバッ派の私も、このとんかつには山盛りのキャベツに廻し掛けたソースを ちょっとつけるだけ。

 美味しく炊き上げた福島または安曇野産だというコシヒカリも、信州味噌の老舗醸造元に特注しているという味噌汁もいい。

 再訪必死。どころか またすぐにでも食べに来たい店だ。できれば限定入荷の北海道産「どろぶた」があるうちに、多少無理してでもと思った。

 ランチ以外のメニューもご紹介。左が通常メニューで、右側(の右)が限定入荷のもの。知らなかったけど、どちらもランチタイムでも頼むことは可能だそうだ。 

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 とんかつ好きな方には多少遠くても、是非に是非にとお奨めしておきます。

◆とんかつ 太志
 http://www001.upp.so-net.ne.jp/aqua/
 世田谷区代沢4-34-12 最寄駅:井の頭線池ノ上
 11:00-14:00 17:30-22:00(売切終了) 火曜休

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2018.12.23

「たつみ亭@荻窪」で とんかつ定食

 BS-TBSでも有名な「東京とんかつ会議」で殿堂入りしている名店だそう。荻窪という割りと近くにありながら最近まで知らなかった。
 とんかつと言えば「いもや」や「豚珍館」のような味とボリューム、値段が揃っているところにしか興味がなかった私。でもこの番組の影響で興味を持ち始めた。

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 「とんかつ たつみ亭」 荻窪駅北口から線路沿いに西へ 3分ほど。白山神社の参道入り口にある。
 見るからに普通の町の洋食系のお店だけど、有名店だそうだから行列ができているのかなと開店時間の少し前に店に着いてみると全く行列は無し。取り敢えず並んだ私を地元の人たちが怪訝な顔で見て通り過ぎていく。あれ?なんかオカシイ?(^^;

 店先に「国内産ハイピュアのみを使用」とある。SPF豚のブランド名らしい。
 定刻に開店。店内はかなりのお年寄りと見えるご主人と、そのご子息らしいおじさんの二人体制。厨房はご主人のみという体制のようだ。

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 左がランチメニューで右が通常のメニュー。ランチタイムでも通常のメニューを注文できるそうだ。念のため聞いてみると、それぞれの「とんかつ定食」は別物だという。であればと選んだのは通常メニューの方。

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 なんとなく時間がかかりそうな気がしたので、ビールを注文。実際それなりの時間がかかり、ビールも残りわずかとなったところでご提供。

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 「とんかつ定食 1,480円」
 大盛りのキャベツに ご飯と味噌汁(豚汁)、お新香という正統派とんかつ定食のお供たち。ソースは別皿で出される。この店には岩塩などというシャレたものはない。むしろその方がソースドバッと派の私的にはいい(^^;

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 とんかつはご覧のとおりの厚さボリュームがあって、そのせいか大きめのサイコロ状にカットされている。これは食べやすい。
 そしてコロモはピッタリと肉に寄り添って、縦横にカットされていても剥がれてしまうようなことはない。

 評論家氏よろしくソースはキャベツの方に廻しかけておいて、まずは真ん中から何もつけずに食べて見る。コロモのサクッとした食感がいい。でもあれ?肉の方が・・・。明らかに硬いし、肉汁も豚肉の旨みも日光の手前(判りますね)。これ殿堂入り?

 食べ進み真ん中の左隣り。結局ここが一番厚い部位だったのだけど、これが「あ旨い!」 ここの厚さに合わせた火の入れ加減だったのだろうか。

 新潟産らしいご飯がやたら美味しいし、味噌汁、お新香の漬かり具合も良い。
 キャベツにかけたソースを適宜使いながら完食。東京とんかつ会議殿堂入りが垣間見えた とんかつ定食なのです。ご馳走さまでした。

◆とんかつ たつみ亭
 杉並区上荻1-10-4 最寄駅:荻窪
 11:30-14:30 17:00-21:00 水曜休

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2018.12.19

「とんかつ 神楽坂 さくら 本店」で 桜山豚のとんかつ

 昼食を食べ損ねた午後。そして もうじき日が暮れそうな時間になっての神楽坂。

 空きっ腹を抱えていたせいか、気分は肉料理。こんな時間に営業している店はあるだろうかと坂を上っていくと、ありました。立派な店構えの とんかつ専門店。

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 「とんかつ 神楽坂 さくら本店」
 店先のメニューをチラ見すると「林SPF豚」に並んで「桜山豚(オウシャントン)」という見慣れぬブランド名が載っている。ちょっとお高いかなと思いつつも、とにかく入りましょう食べましょう。

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 入口近くの「指定農牧 桜山豚」の看板を横目に着席。案内してくれたフロア担当のお姉さんきれいだな、なんて思いながら改めてメニューを見てお願いしたのは、やっぱり桜山豚でしょう。

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 テーブル上の各種調味料(ピンク色の岩塩・カラシ・ソースは辛口と甘口)と、右はご飯のお供たち(高菜・柚子ダイコン・そぼろ)。

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 「桜山豚のロースかつ定食(140g) 1,680円」
 なるほど、ちょっとお高い価格設定のことだけあって、納得感のあるルックスとボリューム。キャベツが別皿で大盛になっているのがいい。ご飯とみそ汁はお代わり自由だそうだ。

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 厚さ 2cmに切られた桜山豚(オウシャントン)。あまり聞かないブランド名だけど、どうやら那須高原系のものらしい。たぶんこの厚さが食感とルックスが両立するところなのだろう。

 最初にピンクの岩塩だけを少量振って ひと口。とたんに「あ、旨い!」。
 コロモのサクッとした食感も肉の柔らかさ、豚の旨みもグッド。思わずいいね(^^; ちゃんと値段相応の味になっている。

 空きっ腹のせいというのもあるかもしれないが、これはご飯が進む。アッという間にお代わり。
 そうして「おろしポン酢(別料金 100円)」やソースの辛口・甘口などを試しながら、ウマイ旨いと食べ進んで完食。

 キャベツはテーブル上の「ゆずドレッシング」が実によく合っていたし、新潟産「こしいぶき」だと言うご飯も、そしてみそ汁も美味しいしで大満足。

 さてこのお店。いかにも名店・老舗風ではあるものの、資本系のにおいがするなと思ったら「牛角」や「土間土間」などを手掛ける大手外食チェーン系の店だった。

 ここのとんかつを食べたせいで、ちょっと外食産業のチェーン店を見直してしまった。この神楽坂本店のほか横浜馬車道、深川、馬事公苑などにも店があるらしい。

 帰り際、伝票をもってレジに行くと 1,780円だと思っていた会計は税込みでほぼ 2,000円だった。気が付かなかったのは私だし、大した差ではないけれど、なんか悲しい(^^;
 全ての飲食店(だけじゃないけど)の皆様、メニュー価格は総額表示でお願いいたしますm(_ _)m

◆とんかつ 神楽坂 さくら 本店
 https://www.tonkatsu-sakura.jp/
 新宿区神楽坂5-1-1 最寄駅:牛込神楽坂<飯田橋
 11:00-23:00 (LO.22:30) 無休

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