旅・ミニ旅 12東北

2020.02.04

2020南会津遠征5「湯野上温泉 湯季の郷 紫泉」

 さて投宿させて貰った宿をご紹介。こちら方面に詳しい友人に「南会津に行くなら宿はここ」と奨めて貰ったところだ。

200202shisen01r

 「湯野上温泉 湯季の郷 紫泉(しせん)」
 客室は6室しかない、いわゆる民宿なのだけど、その造作とサービスはそれなりの旅館レベル。でもお値段は一泊二食付きで 9,000円程度。いいでしょ。

200202shisen02 200202shisen03

 我々が泊まった部屋は風呂場に一番近い狭めの広縁がついた十二畳間。温水シャワートイレと洗面所が入り口の踏込脇に別に付いている。もちろんクロゼットもここだ。
 部屋は(というか全館)床暖房。エアコンも付いているのだけど全くその必要が無いほど快適だった。エアコンはたぶん夏用ね。

200202shisen11

 源泉掛け流しだという風呂場。こちらは内風呂。オフシーズン且つ宿泊日が日曜とあって他に客無しなので、珍しく風呂場をパチリ。

200202shisen12 200202shisen13

 こちらは露天風呂。内風呂を出て 10mほど。おお寒い寒いでザブンというのがちょうど良さそうだ。

 本当はあたり一面の雪景色の中での雪見風呂を期待していたのだけど、今年は暖冬の影響で雪不足。この画像は最終日の朝のもので、かろうじてハラハラと雪が舞っていた。

200202shisen22

 初日の夕食「スタンダードプラン 10品」。他に客がいないせいか個室での晩餐。ビールを一本だけお願いして家内と乾杯。

200202shisen23 200202shisen24

 最後に出てきたのは岩魚の唐揚げ。ちょっと珍しい。特別なものは無いけれど、必要にして充分なお料理でした。

200203shisen_a01 200204sisen_a

 月曜と火曜の朝食。魚が鮭からサバに変わり、温泉玉子が納豆に変わったくらいかな。これも特別ではないけれど温かく心づくしを感じられるものでした。

200203shisen_p01

 月曜の夕食「座亡プラン 12品」+ビール。この日は他に2組4人のお客さん(日本人)がいたので広間での晩餐。

200203shisen_p02 200203shisen_p03

 初日との違い(二品増)はデザートが付いたことと魚が二品なった(カレイの煮付けと岩魚の塩焼き)こと。どれも美味しく頂いた。

 この時間帯になるとお父さんの体調も戻りつつあったので、食欲も比例(^o^)v

 二泊したわけだけど、私が体調を崩したために殆どをこの宿で過ごした。全館床暖房に全館WiFiもあり、ロビーには静かにJAZZが流れていたりと、たしかに民宿を超えた民宿でした。お会いしたスタッフは奥さんとご主人の二人だけだったけど、おもてなしも心地良かった。

 またもし南会津へ行く機会があったら、再訪必至の宿なのでした。ご興味を持たれた方は是非公式HPをご覧下さいまし。

 さてさて、これにて今回の南会津遠征はおしまい。宿を後にして素直に帰ることに。私が体調を崩したせいで目的の半分も果たせなかった。家内には申し訳ないことだった。

 ここまでお付き合い頂いた皆さんには、ありがとうございます。またいつか再挑戦したいと思います。

湯野上温泉 湯季の郷 紫泉(しせん)
 https://www.aizu-sisen.com/
 福島県南会津郡下郷町湯野上832
 0241-68-2508​ 最寄駅:湯野上温泉

| |

2020.02.03

2020南会津遠征4「大内宿」

 南会津遠征の目玉として捉えていたのがここ「大内宿」。泊まった宿からはわずか15分ほどの距離なのだけど、近くの内科へ寄ったために10時半過ぎの到着となった。

200203_ouchi01

 江戸時代より会津と日光を結ぶ「会津西街道(下野街道)」にある「半農半宿」の宿場町だったそうだ。明治期に開通した現会津鉄道によって宿場町としての機能は失われてしまったのだと。でもその代わり、取り残されたがゆえに茅葺屋根の民家が街道沿いにズラリと並ぶ、かつてのままの町並が残ったのだそうだ。国の重要伝統的建造物群保存地区ね。

Ouchijuku_com

 本来はCMの「いくぜ東北。」に出てくるような、こんな光景を求めて来たのだけど、雪不足の影響で今年は北側の屋根に雪がわずかに残るのみ。

 それでも信州に縁ある者として「奈良井宿」や「妻籠宿」、更に奥飛騨「白川郷」や、越中富山は五箇山の「相倉合掌集落」「菅沼合掌集落」を泊まり歩いてきた者としては絶対にはずせないと(^^ゞ

 そう思って来てみたのだけど、体調を崩していた私は、最初の(この記事一番上の)画像を撮るために少し高い処へ登っただけでゼーゼーと肩で息をする始末(^^;

200203_ouchi03 200203_yproz801

 わずか 400mほどの町並もひと通り見て歩いたし、ちょうどお昼時。食事処の「よろづや」さんに避難して、名物の高遠蕎麦を食べることにした。

200203_yproz802

 メニューを眺めてみると名物の「ねぎそば(高遠そば)1,100円」と「ざるそば 950円」がある。そばの量は同じで、それぞれ大盛りは 250円増し。そして「ねぎ(単品)」は50円???
 んぢゃ「ざるそば+ねぎ単品」の方が得だよねぇ。

200203_yproz803

 「ざるそば 大盛り+ねぎ単品 1,200円」
 こちらが、その画像。どうだ見たかというくらい長ねぎがそのまんま載っている。「ねぎそば」だとワサビやキザミねぎが付かないそうだから、ねぎは別に頼んだ方がやっぱりお得。

200203_yproz804

 そうして、こんな風にねぎを箸代わりにしてして 且つ ねぎも同時に食べるのだけど、無茶苦茶食べにくい。そして何よりねぎが辛(カラ)い。
 なので三口ほど食べたところでネギは諦めて、普通に薬味をつゆに入れ、箸で食べることにした。あは、この方がずっと旨いや。なんなら大量に残ったねぎを刻んで足したいくらい(^^ゞ

 家内は普通に「ざるそば」を頂いて、ご馳走様でした。

 そうそう、なぜ南会津のこの地で信州上伊那の「高遠そば」かと言うと、高遠藩の藩主が会津に移封されたことに端を発することらしい。詳しくはWIKIなどをご覧下さいまし。

 ともあれ念願の「大内宿」。全く雪はなかったけれど、月曜日で人は少なかったしで、来られただけでも良しといたしましょう。

大内宿
 http://ouchi-juku.com/
 福島県南会津郡下郷町大字大内

| |

2020.02.02

2020南会津遠征3「会津鉄道 湯野上温泉駅」

 先に「さんざんな出だし」でも書いたように「インフルエンザではない」とのご託宣を頂いてはいたものの、明らかに本調子ではないので、予定していた「白河城」や「南湖公園」などを廻るのはやめて、直接本日の宿泊地へと向かうことにした。

 真っ直ぐ進むつもりが途中で罰金を取られて一回休み、その前は熱を出して医者に行き観光予定を二回休み。「人生ゲームかっ!?」と突っ込みたくなる自分(^^;


200202yunokami01

 さてこちらが本日の投宿予定地の最寄駅「湯野上温泉駅(会津鉄道)」である。萱葺き屋根のこの駅は、テレビや映画のロケ地としても有名だそうだ。

200202yunokami03

 囲炉裏のある駅舎の待合室。その囲炉裏のそばに座って一休みすることにした。

200202yunokami04

 まもなく売店で注文した「甘酒」が切符売り場からご提供(^^; 注文も切符売り場から出来そうだ。
 それにしてもこの甘酒、お漬物とのセットで 150円はお値打ちですね。身体も心も温まります。

200202yunokami05

 飲み終わる頃に会津田島行きの列車(と言っても1輛編成)が来ると、それまで近くにたむろしていた大陸系と思われる皆さんが集まってきた。甘酒を飲むために外していたマスクを即着用。

 実際体調もさらに悪化していたので、チェックイン時間にはまだ早いけど宿へと向かいます。

| |

2020南会津遠征1「さんざんな出だし」

 日曜日。朝から不調だった。長女がインフルエンザAと判定されたのが金曜日のこと。昨夜から調子が悪かったのだけど、今朝出発前の検温で 37.4度。単なる遠出なら諦めるところだけど、家内も楽しみにしているし、何より宿のキャンセル料が 100%かかってしまう。

170202naskgn

 というわけで南会津に向けて出発。途中「那須高原SA」で小休止。ここまではなんとかなったけど、さらに不調。最初の目的地「白河」で日曜当番医を検索し、予定を変更して最初に見つかった内科医へと向かうことにした。

 これがマズかった。長女がインフルエンザAに罹患しており濃厚接触であったこと。ロビー待ちの間の検温では 37.9度であったこと、今年は予防接種を受けていないこと、などを問診でお医者先生に伝えた。でもこの時点のインフルエンザ検査では陰性だったせいで、この先生、打診も触診もしなければ聴診器も使わず、一過性の風邪だと言い切った。

Inful4

 長女が罹患していることからも予防的にゾフルーザなどの抗インフルエンザ薬を処方して貰えないかと言ってみたのだけど、間違いなく一過性の風邪だからすぐ熱も下がる、と結局解熱剤さえ貰えず「PL」という顆粒の総合感冒薬(眠くなるだけというヤツ)と咳止めが処方されだだけ。薬込みで4,000円。あのね、それなら最初からマツキヨにでも行くわい(^^;

 まぁ予防的に薬を出すことはしないという医者も間違ってはいないでしょう。悪用(転売)する輩もいることでしょうし。必要以上に薬を処方しないというのも姿勢としてありでしょう。やたら薬を欲しがる方も悪い。でもね、今現在 37.9度あってシンドイんだよ。PLだけじゃダメでしょう。というのは患者側の言い分?

 まぁインフルエンザではないということなので、ひと安心。だからこのあと元の予定に戻って白河ラーメンを頂くことができた

 その後、フラつくまでは行かないものの、判断力は鈍っていたのだろう。南会津へと向かう直線路。見通しが良く他に人も走っているクルマもいないという道で後ろから追尾していた白バイに気づかず、スピード違反で捕まってしまった。21kmオーバーの 2点減点で 15,000円の反則金(;_;) 普通なら絶対気づくって。まぁこれは私が悪い(^^;

 峠を越え、宿に着いたところで途中で買った体温計で計ってみると 39.5度。そりゃ判断力もニブるわ。峠道も普段と違って操作が遅れがちだったしね。
 チェックインしてからは、宿の人との接触は全て家内に任せ、ひたすら寝ておりました。温泉宿だというのに風呂にも入れず。

 旅行カバンに入れて持ち歩いている、わずかに残ったロキソニンを飲むと一時的に 37度近くまで下がったのだけど、その後は38度前後を行ったり来たり。

Zof

 ちなみに翌朝一番で南会津の医院に行くと 38.3度。検査前の問診ですでに「そりゃインフルだわ」と先生。念のためにと検査の結果、見事「インフルエンザAのご判定」を頂き(^^; 「ゾフルーザ(4錠)」を処方されその場で服用。(実際にはタミフルを処方しようとしていたので「ゾフルーザにして下さい」と、こちらからお願いしたもの。)

Calo500

 また解熱剤カロナールも処方して貰えて、薬込みの 4,900円也。

 お陰様で翌日には熱も下がり悪寒等も消えたものの、お金は余分にかかるわ、予定していた旅程の殆どをキャンセルせざるを得ないわで、泣きっ面に蜂というか、踏んだり蹴ったりの南会津遠征のスタートだったのでした。

 ちなみに私は昨年11月、予防接種の日に熱を出して受けられなかったのですよ。でも私より長女と濃厚接触の時間が長かったはず、また私とも狭い車内でずっと一緒だった家内が、同じく予防接種も受けていないのに全く普通なのはとても不思議。

| |

2018.02.04

2018北東北遠征・湯煙り旅「終章・秋保大滝から東京へ」

 宿をチェックアウトして向かったのは宿のある「磊々峡」から 14kmほど上流にある「秋保大滝」

 

180203akiuotk01

 

 モノトーンなので雰囲気がイマイチ。せめて青空ならとも思うけど、なかなかそうはいかない。

 

 落差が 55mのこの滝は、国指定名勝であり日本の滝100選にも選ばれているそうだ。さらに先ほどの仙台国際観光協会のHPによると<b>「日本三大名瀑」</b>の一つだともいう。

 

 三大祭りとか三大朝市とか「三大」の付くものはいくつかあるけれど、どれも三つ目が結構胡散臭い。

 

 滝の場合だと「華厳の滝」と「那智の滝」は間違いないとして、関東だけでも有名どころでは「吹割の滝」や「袋田の滝」。北へ行けば北海道は層雲峡の「銀河の滝」「流星の滝」と3番目は他にいくつもあろうというものだ。

 

 また三大祭ってどことどこ? 京都の祇園祭りと神田祭りは入ると思うけど、博多や青森ねぶた祭りは入るの?とか。
 三大朝市にしてもしかり。輪島に安房勝浦は入るとして3番目は高山? では函館は?とか三崎は?とか(^^;

 

 定義なんてないだろうから、各地域がそれぞれ勝手に「三大」を名乗っているような気がする。

 

180203akiuotk03

 

 閑話休題。「秋保大滝」  まずは手前の「秋保大滝不動尊」に手を合わせておいてと。

 

 滝までの道のりはほんのわずかなのだけど、下り階段の雪が凍って、さらにその上を人が歩くものだからツルッツル。私が履いているゴツい雪道用の靴でさえ二度ほど転びかけた。幸い手すりに掴まりつつ降りていたので助かった。この年で突然転ぶと危ないのだ。

 

 ご覧のとおり結構な水量で大迫力。たしかに一見の価値はあろうかと。晴れていればなおよし。
 紅葉の季節が最も良いみたいだ。あまり東北地方には縁の無い我が家。またこの地に来ることがあれば秋にと思った。

 

 さてさて、これにて4泊4日の「北東北遠征・湯煙り旅」もおしまい。ここから自宅までは 375km 4時間強。アイサイト任せの安全運転で参りましょう。

 

 今(2/7)になって改めてニュースを見ていると、本当に寒波と大寒波の合間での遠征だったみたいだ。幸運だったけど、もう少しタフな雪道でも良かったような(^^ゞ

 

 ここまでお付き合い頂いた皆様には、ありがとうごさいました。

 

◆メモ
 総走行距離  1,673km
 (うち正しく美しい雪道 約70km,汚い雪道 約50km)
 宿泊費 合計 103,300円(他に追加酒類 約 5,000円)
 高速代 合計 28,020円
 ガス代 合計 24,078円 157.4L (平均燃費10.6/L)
 昼食費 計 約 11,000円

 

・持って行ったけど使わなかったもの(^^;
 一眼レフカメラ、三脚、一脚、長靴、予備ガソリン 10L
 シュラフ、携帯トイレ、雪道脱出用具スグラ・折り畳みスコップ

| | | コメント (2) | トラックバック (0)

2018北東北遠征・湯煙り旅「秋保温泉郷 秋保グランドホテル」

 盛岡で冷麺を食べて、今回の湯煙り旅 最後の投宿地「仙台 秋保(あきう)温泉郷」へ。

180203akiugh02

 「秋保温泉 秋保グランドホテル」  盛岡からは 200km弱。2時間半ほどかかって到着。今回もまた経路に全く雪がなく拍子抜け。

180203akiugh01

 仙台の奥座敷と言われるだけあって、仙台市の中心部からはわずか18kmほど。宿の駐車場には仙台や宮城、岩手、福島など地元や東北のナンバーが多い。

 数ある秋保温泉の宿の中からここを選んだのは、食事が夕食朝食ともにビュッフェ形式だったこと。
 青森の酸ヶ湯温泉旅館秋田の乳頭温泉 鶴の湯と、それぞれ郷土色豊かな料理で、それはそれで美味しかったし良かったのだけど、3泊目ともなれば好きなものを好きなだけ食べられるところにしたいと考えたわけだ。

 もう一つは上げ膳据え膳も、布団を上げ下げしてくれるのもいいけれど、今回は広いベッドで、途中で何にも煩わされることがない方がいいよねと。

 てなことはおいといて、チェックインを済ませると、年の頃はうちの娘と同じくらいかというスタッフのお嬢さんが部屋へ案内してくれた。

180203akiugh03

 こちらが我々が泊まった「天宝12帖和洋室」。最上階にあって名所「磊々峡(らいらいきょう)」を眼下に眺めることができる。

180203akiugh04

 12畳はベッドの部分を除いての広さで、ダブルベッド2基の部分を入れると20畳ほどもある。二人で使うには広すぎるくらいだ。

 しいて言えば広い部屋に対してテレビが小さかったか。30インチ弱かな? ちょっと離れると、眼鏡のおじさん おばさんには良く見えないのだ(^^;

180203akiu_furo01 180203akiu_furo02

 こちらが大浴場と露天風呂。大浴場は本館と別館にそれぞれあって、どちらも広く満足。

 露天風呂の方は実際は半露天風呂とでもいうか、半分に落雪除けの庇が掛かっていて、斜め上に空が見えるだけ。開放感が薄いのが難点。だからか今年リニューアル予定らしい。(上の画は当ホテルのHPから拝借したもの)

180203akiu_furo03 180203akiu_furo04

 夕食はこんな感じのビュッフェスタイル。(これらも当ホテルのHPから拝借したもの)

180203akiugh05

 これ以外にもあれこれ取って、またまた取り過ぎ? 仙台と言えば牛タン。きっちり柔らかくて美味しかった。もちろんその他のものも。

180203akiugh06

 こちらは、翌日の朝食で取ったもの。朝から食べ過ぎぢゃ。

 10時ギリギリまでノンビリしてチェックアウト。

 グランドホテルという日本的なんでもあり的な旅館のスタイル。大浴場に露天風呂は当然として、実際に利用はしなかったけどカラオケBOXにバー、ゲームセンターにピンポン台(x2)となんでもござれ(^^; 気取らないけどそれなりの質感も保っているところがいい。

 ここでは家内が 3湯、私が 2湯。この三泊四日で温泉好きの家内は 5+4+3の 計12湯。私が 3+3+2の計8湯。よく浸かりました。

 さて、名勝だという秋保大滝でも見物して帰ることにいたしましょう。

秋保温泉 秋保グランドホテル
 http://www.akiugrand.com/  天宝12帖和洋室~禁煙~(バス・トイレ付)
 36,000円 (18,000円×2)

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.02.03

2018北東北遠征・湯煙り旅「乳頭温泉から盛岡冷麺」

 出立直前の「乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯」

180203tsurunoyu51

 朝食の時点では、全く降っていなかったはずが、チェックアウトを済ませて外へ出ると、あれま結構な雪降り。

180203tsurunoyu52 180203tsurunoyu54

 

 山の天気は変わりやすい。積もり始めてるし。フワフワの雪なのでクルマから雪を払うのも簡単・・・だけど、最初に払ったフロントウインドーにはもう積もってる(^^;

180203tsurunoyu53

 雪降りの「鶴の湯」を振り返って、お世話になりました。また来られますように。

 今日の目的地は南下して仙台。その前に再び奥羽山脈を越えて(抜けて)盛岡まで戻らなくてはならない。

180203tazawako

 せっかくだからと「田沢湖」に立ち寄ってパチリ。オフシーズンだからか全く人気が無くて寂しいねと家内。最初は田沢湖を一周して有名な「たつこ像」を見るつもりだったのだけど、天気も良くないし、あまりにも閑散としているのでパス(^^;

180203pyon2sya01

 というわけで盛岡は「ぴょんぴょん舎 稲荷町本店」である。

 盛岡と言えば、私の浅い知識によると「わんこそば」か「冷麺」。家内にどっちがいい?と聞くと、牛タンが食べられそうだからと「冷麺」だって(^^;

180203pyon2sya02

 盛岡で冷麺と言えばここ「ぴょんぴょん舎」というくらい有名な店だそうだ。改めて調べてみたら、あらま銀座にも店があったのね(^^;
 さすが人気店。ちょうどお昼時とあってかなり混んでいる。でも回転は早く10分と待たず着席。

180203pyon2sya03

 こちらがランチメニュー。この右の牛タン付のやつがお得だよねと冷麺と温麺をそれぞれオーダーすることにした。

180203pyon2sya05

「盛岡冷麺+ミニ石焼きピビンパ+牛タン塩 1,280円」

180203pyon2sya07

 「冷麺」は辛さを選べたので中辛。まずは、そのボリューム感に驚き。東京の焼き肉店で食べる冷麺の倍はあるだろうという麺の量。辛さもちょうど良くてこれはいい。

180203pyon2sya06

 「ピビンパ」。ビビンバ(bibinba)だと思っていたら正しくは Pibinpaだったの?
 ミニと付いているけど、こちらもそれなりのボリューム。

180203pyon2sya04

 さらに「牛タン塩」。かなり噛み応えのあるタイプ(^^;だったけど、値段的にはこれもまた充分にあり。

180203pyon2sya08

 家内が頼んだ同じセットで麺だけが違う「雪濃温麺」
 牛骨で取ったと思われる白湯スープが旨い。もしまた機会があったら、今度は絶対これ。そう思わせられる温麺だった。

 さてさて仙台までは およそ3時間の道程。頑張って参りましょう。

ぴょんぴょん舎 稲荷町本店
 http://www.pyonpyonsya.co.jp/
 岩手県盛岡市稲荷町12-5
 11:00-23:00 無休

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2018北東北遠征・湯煙り旅「鶴の湯・夜の本陣と食事編」

 すっかり夜のとばりが下りた「乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯」

180202tsuruyu21

 せっかくだからと浴衣と丹前だけで氷点下の外へ。こちらが萱葺き屋根の「本陣」ね。

180202tsuruyu22

 それぞれの玄関前にローソクで灯りが点されていて、とっても雰囲気がありますね。

 でもとにかく寒い。すぐに手がかじかんでしまって、コンデジの手持ちにはシンドい。

180202tsuruyu23

 それでも何とか撮れてしまうのが今時のコンデジの凄さか。でも大きな画面で見てはいけません(^^;

180202tsuruyu31

 そうして夕食。続き部屋の「囲炉裏の間」での晩餐となった。

180202tsuruyu32

 囲炉裏には「岩魚の串焼き」と、この宿の名物だという「山の芋汁鍋」。

180202tsuruyu33

 メインの御膳はこちら。いやはやどれも量が多い。そして旨い。

180202tsuruyu34

 こちらはお父さん的メインの「もっきり(地酒 刈穂)」と「岩魚の骨酒」
 もちろん別に注文しておいたもので、もっきりとは元は盛り切りの意味。下の大きな受け器に大量にこぼしてくれる。給仕をしてくれたお兄さんの心意気を感じますな。

180202tsuruyu35

 岩魚の骨酒は、まさに甘露甘露。

180202tsuruyu36 180202tsuruyu37

 串から外した岩魚の塩焼き。今日はこのくらいで勘弁してやるわ(^^;
 いやはや酒も料理も文句ない文句ないで、至福のひとときだったのでした。お腹もいっぱいだ。

 あとは寝るだけ。あるいはもう一湯するかなくらい。TVも無いので若いカップル以外はやることがない(^^;

 結局家内はもう一湯。私は撮った写真の整理と記事作り。途中で面倒臭くなって爆睡していたのでした(^^ゞ

180202tsuruyu41

 こちらは翌朝の食事。全員広間で取ることになっているようだ。ここでも「新本陣 五番」は特別扱い?で一つしか無い囲炉裏の前に席が決められている。こういうの慣れていないので、ちと面映ゆい。
 あ、後ろに見える三人は壁に立て掛けられた写真ですからね。

180202tsuruyu42

 こちらが朝の御膳のオールスターキャスト(^^; 特別なものは無いけれど、地のものが殆ど。どれも美味しく頂きました。

 さて早い時間帯に、もう一風呂浴びることにしましょうか。

◆乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯
 http://www.tsurunoyu.com/  秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.02.02

2018北東北遠征・湯煙り旅「秋田 乳頭温泉郷 鶴の湯」

 さて本日の目的地は、秋田県は奥羽山脈の懐深く・・・要するに山の中「乳頭温泉郷」である。
 十和田湖畔からだと岩手県をはるか盛岡まで南下してから西へと転じ、奥羽山脈越えと大回りしなくてはならない。

Route2tsurunoyu_2

(今回のルート図 by MapFan Web)

 通常の夏場のルートだと、距離は 120km程度だというのに、冬季はそのルートが通行止めで使えないため 70kmほども余分に走らなくてはならない。時間だけでなく高速代も大きなロスだ。
 でも仕方ない。この投宿順を地図ソフトでシュミレーションし、無理はないはずと考えて予約したのは、まだ9月のことだったのだ(^^;

180202tsuruyu01

 ともあれ秘湯中の秘湯「乳頭温泉郷 鶴の湯」である。

180202tsuruyu02 180202tsuruyu03

 「日本秘湯を守る会」の会員施設ね。ずいぶん前からこの宿の存在は知っていたのだけど、念願叶って、ようやくの投宿となった。

 この宿、浮き世離れしていて、どの部屋にもTVが無い。それがいいところ。秘湯と雰囲気、時間の流れを楽しむ場所なのだろう。SoftBankは電波が来ていないらしい。NTTと auはOK。去年から?WiFiが使えるようになっている。これはありがたい。

180202tsuruyu04 180202tsuruyu05

 雪景色と古い湯宿。似合いますねぇ。この宿について詳しくはこちらをどうぞ。

180202tsuruyu06

 我々が泊まった部屋。「新本陣」五番の八畳間。広縁にウォシュレット、洗面台付。

180202tsuruyu07

 さらに囲炉裏の間が付属する部屋だった。実は最初(半年前)に予約したときは「湯治棟」の2または3号棟(六畳一間でトイレ無し)しか取れなかったのだけど、三日前に予約の再確認をした際、念のためにとキャンセルが出ていないかを聞いたところ、運良くこの部屋が空いたそうで変更できてしまったのだ。お値段は高くなるけど、お父さん小さくガッツポーズでしたね(^o^)v

 結果的にこの部屋が一番良い(高い)部屋だったみたいだ。人気があるのは茅葺き屋根の「本陣」だそうだけど、広さや設備はこちらが一番整っているのだそう。

Tsurunoyu_hp  (露天風呂の画は乳頭温泉郷のHPより拝借したもの)

 早速、雪見風呂。家内は女性用の露天風呂へ。私は一番広い混浴の露天風呂。女性はいないだろうと思ってたら仏語を話すパツキンのお姉さんが旦那らしき人と一緒に入っていた。(あ、あくまでも髪の色のことですよ)
 勇気あるなぁ。ちょっと驚き。もちろんジロジロ見たりはしてませんよ。乳白色のお湯に隠れて見えないし。ってチラ見はしたか(^^;

 湯温はやや低め。冬の時期は仕方のないことだろう。でもノンビリ浸かるにはちょうど良い。含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)だそうだ。

180202tsuruyu08 180202tsuruyu09

 続いて新本陣の貸し切り風呂。先ほどの混浴露天風呂にはカランやシャンプーがないのですね。

 ゆっくりと温まった後は、部屋でノンビリして夕食の御膳を待つことにいたしましょう。

180202tsuruyu11

 そうそう、ここへの行程の殆どに雪はなく「鶴の湯」手前の 7-8kmほどが絶好のコンディションの雪道だった。画像を載せておきますね。

180202tsuruyu12

 雪の壁が左右にそそり立ち、マイクロバスが通るのがやっとと言う狭いところもあったけど、楽しいドライブだった。

Tsurunoyu_map  by Google Map

◆乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯
 http://www.tsurunoyu.com/  秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
 16,350円 * 2人 +暖房費 1,080円 +入湯税 300円 = 34,080円

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2018北東北遠征・湯煙り旅「十和田湖へ・そしてバラ焼き」

 酸ヶ湯温泉を後にして、向かったのは十和田湖。酸ヶ湯から十和田湖までの最短ルートは冬季になると通行止めになってしまう。だから八甲田山を時計回りにグルッと迂回するしか方法がない。

180202towada0

 でも、結果的にこの迂回ルートが楽しかった。天気は良いし、圧雪された雪道が続き、対向車も殆ど無ければ先行車も後続車も無いという絶好の状態。

180202towada02 180202towada03

 酸ヶ湯から蔦温泉までのおよそ35kmは、ずっとこんな感じの道で、スノードライブを楽しむことが出来た。

180202towada05

 ところが蔦温泉を越えると、道はこんな感じのズブズブ系が混じり始め、さらには半分ウエットで半分はシャーベット状みたいなヤツが続く。返ってコントロールが難しいのですよね。

 それでも奥入瀬渓流沿いに十和田湖まで遡上して小休止 兼 昼飯。

180202towadako01

 湖畔の食堂やお土産物屋さんが立ち並ぶ地域まで来ると、こんな雪だるまたちが迎えてくれた。

180202towadako02

 せっかくだから、湖岸沿いに少し歩くことにした。

180202towadako03

 「おとめ像」  あの高村光太郎の傑作なのだそうだ。そして十和田湖のシンボルなのだとか。アート方面に造詣の浅い というか 造詣が無い私は、ただただ「ふーん」とうなるばかり(^^;

180202towadako04

 戻って来ると、いくつかの食堂がオープンしていた。で当然、目指すはこの旗印の店。先日「秘密のケンミンSHOW」でやっていた「十和田名物 バラ焼き」を食べてみたかったのですよ。

180202towadako05

 なんでも 2014年の B-1グランプリで優勝したメニューなのだそうだ。店に入るなり「これをください」とオーダー。

180202towadako06

 「十和田 バラ焼き定食」  しばらくして出てきたのがこれ。あれま、TVで見た鉄板でジュージュー言いながら出てくるヤツと違う。野菜サラダなんかと相盛りにされていて結構お上品。TVに出てたお店というわけではないから、それも当然か。

180202towadako07

 若干戸惑いつつも食べ始めると・・・牛バラ肉の歯応えが凄い(^^; 味付けは良い。

 基本はタマネギと牛バラ肉なのだそうだけど、ここのはモヤシも入っていて、これはこれで良し。
 たしかにご飯に良く合うよねと完食。

 お土産屋さんで「バラ焼きのタレ」を買っておいたので、今度は家内が作ってくれるそうだ。

 さて腹ごしらえも済んだ。本日の行程の最後である投宿地へと向かうことにいたしましょう。

Route2towada

(本日の十和田湖までのルート by MapFan Web)

お食事処 神田川
 青森県十和田市奥瀬休屋16
 営業時間 不明 無休らしい

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

000 過去ログ うどん:吉田のうどん うどん:武蔵野うどん うどん:讃岐・九州系ほか おいしいキャンプ場 そば イベント・祭り エッセイまたは ひとりごと カメラ・レンズ キャンプ・アウトドア クルマ関係 グッズ グッズ:家電 AV パソコン・インターネット パチリ:00いろいろ パチリ:10花・植物 パチリ:20紅葉 パチリ:30風景 パチリ:90中野楽写 ラーメン:01千代田区 ラーメン:02中央区・港区 ラーメン:04新宿区 ラーメン:05文京区 ラーメン:09品川・大田 ラーメン:10目黒・渋谷 ラーメン:12世田谷・杉並 ラーメン:14中野区 ラーメン:16豊島・練馬・板橋 ラーメン:24その他の23区 ラーメン:50信州 ラーメン:88その他の地域 ラーメン:91袋麺・カップ麺等 ラーメン:がんこ系 ラーメン:がんこ総本家 ラーメン:二郎インスパ元等 ラーメン:二郎(直系) 中野真南風エイサー 呑みと肴 家メシ 富士宮やきそば 旅・はとバス・バス旅 旅・ミニ旅 11北海道 旅・ミニ旅 12東北 旅・ミニ旅 13関東 房総 旅・ミニ旅 14中部 甲信越 旅・ミニ旅 15東海道 旅・ミニ旅 16その他の地域 温泉・日帰り温泉・銭湯 美味しい店:とんかつ 美味しい店:中華系 美味しい店:和食・海鮮 美味しい店:洋食系 美味しい店:肉料理系 読書・映画・観劇など 食べ物・料理・テイクアウト