旅・ミニ旅 11北海道

2024.06.19

2024初夏の利尻礼文「最北端 宗谷岬」

 利尻礼文3泊4日の旅最終日。その旅程の後半です。昼食後は再び車窓の人となって目指せ最北端「宗谷岬」です。お天気にも恵まれました。

 ちなみにブラタモリでは北方四島の存在を勘案して「通常交通機関で行ける離島を除いた最北の地」と言ってました。

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 しばらくは左手に利尻富士を眺めながらバスは進み、立ち寄った場所がこちら。

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 「宗谷丘陵」 このモコモコとした地形は周氷河地形と呼ばれ、北の大地で土が凍っては融けて流れ、融けて流れては凍るを繰り返してできたものなのだとか。ここもまたブラタモリで取り上げられていましたね。

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 んなことより、ここからうっすらとだけど「樺太」が見えるのです・・・判るかな(^^;

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 「宗谷岬」 そうして今回の旅の最終目的地です。

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 ほんのかすかに見えている樺太までは 43kmだそう。一眼レフとズームレンズを持ってこなかったことを悔やみました。

 まぁ何はともあれ、ようやく最北端の地にたどり着きました。一度は来てみたかった。ホントは大洗から苫小牧へ上陸。そして自走して、なんですけどね。

 でも来られてよかった、晴れてよかった。旅の締めとしては文句なしです。

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 最北端(最北の地)を堪能した後は再びバスに揺られ、ものの20分ほどで稚内空港へ。

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 15:10発の ANA574に乗って羽田空港まで2時間のフライト・・・が遅れて 18時のリムジンには間に合わず。夕食はここで野菜タンメンでした(^^;

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 リムジンで中野駅前→自宅へと戻ったのが20時少し過ぎ。いやはや結構疲れました。

 というわけで北の離島「利尻・礼文旅行記?」もこれでおしまい。最後までお付き合い頂いた皆様にはありがとうございました。

 帰着から一週間も経ってしまいましたが、明日からいつもの飲み食いブログに戻りますのでよろしくどうぞ。

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クラブツーリズム
 「フェリーは全区間1等イス指定席利用!高山植物の楽園 利尻島・礼文島 4日間」

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2024初夏の利尻礼文「稚内公園と副港市場」

 利尻礼文3泊4日の最終日。10時過ぎにホテル前で待ち構えていたバスに乗って、稚内市内で初日に行けなかった場所へ。

 「稚内公園」 稚内中心部から見て西側の丘陵地にある街並みを一望できる広大な公園です。市民の憩いの場所なのだそうだけど、過去の悲しい出来事などの記念(祈念)碑なども。

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 「氷雪の門」 その代表的なものがこれ。

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 「九人の乙女の像」 沖縄の「ひめゆりの塔」に似たあまりにも悲しい歴史を秘めたモニュメント。詳しくはこちらのネット記事などを参照願いたい。

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 昭和天皇・香淳皇后による哀悼の歌碑もありました。

 この地にこのような碑が、そして歴史があることを寡聞にして、いや違うな浅薄にして知らなかった。

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 ほかに南極観測船の太郎・次郎で有名になった「樺太犬の碑」なども。

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 若干暗い気持ちになったのもつかの間、売店のソフトクリームと目と鼻の先を歩いているエゾシカの一家に癒されて再びバスへ。

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 「副港市場」
 稚内港と近辺の各所で水揚げされた魚介類をたくさん扱っている。野菜類も一部ありましたね。市民の台所であるとともにお土産品店でもある。

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 真ほっけを買って帰りたかったなぁ。でも冷凍で送るとなると・・・。

 さてここは食事処も併設しておりまして早めのランチタイムです。
 初日に稚内空港でツアーガイドに出迎えて貰って以来、初めての自由な昼食です。地元と思われる皆さんも何人か食事をしています。

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 「魚常海鮮丼 1,500円」
 これびっくり。この値段でこの内容。ほかは3K超の海鮮丼系ばかりなのですよ。こいつを選んで正解です。これだけ妙に安いのはジモティー向けの一品なのかもしれない。

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 「塩野菜チャーメン 900円?」
 家内が頼んだもの。中華麺を茹でたものがあんかけになっていて、野菜だけでなく海老やイカなど魚介も。美味しい!を連発してました。

 このあと樺太記念館を一周りするとバスの出発時間に。この旅の最後の目的地「宗谷岬」へと向かいます。

稚内副港市場
 https://fukkoichiba.hokkaido.jp/

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2024初夏の利尻礼文「サフィールホテル稚内」と近隣散策

 礼文島香深港からフェリー「ボレアース宗谷」に乗って2時間弱。16:15に稚内港に到着すると待ち構えていたバスで投宿予定のホテルまで。わずか5分の移動です。

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 「サフィールホテル稚内」
 1994年というバブル末期開業の「稚内全日空ホテル」が前身というホテルでバブルの終焉とともに紆余曲折があった後、現在の「サフィールホテル(グループ)」にリブランドして営業しているものだとか。ともあれ稚内随一のホテルだそう。

 とりあえず宿泊した部屋と食事など紹介しておきますね。

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 3階の海側の部屋でちょいと広めのツインルーム。

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 稚内港と左手(西側)には「北防波堤ドーム」が見えます。家内と明日朝にでも寄ってみようねと。

 チェックインしたのが16時半過ぎ。いつもなら真っ先に「風呂ぢゃ」となるのだけど、大浴場がないなので、家内と近所を散策してみることにした。

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 「JR稚内駅」です。ここ珍しく「道の駅」も併設しています。最北端(だった)の線路と車止めが見えますね。

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 寄って見るとこんな感じ。先ほどまで多くの皆さんが記念撮影をしてましたが空いた隙にパチリ。

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 市内に3店舗ある「セイコマート」やフェリーターミナルなどブラブラ見て歩くうちにエゾシカ(でいいのだろうか)と遭遇。もう町中のあちこちを普通に歩いています。ブラタモリよろしく呼びかけてみたけどシカトされた(^o☆)\カシッ!

 稚内。本土最北端の市だけあって18時近くになってもまだまだ明るい。

 ホテルに戻ると間もなく夕食の時間です。「四季彩ダイニング あんのん」での和食か「カフェレストラン マリーヌ」でのビュッフェかを選べるので和食の方を選択。バイキング形式の夕食は飽きたかなと。

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 こちらが晩餐の品々。美しいルっクスですね。ビュッフエと違って落ち着いて食べられるのがいい。

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 「毛ガニ(の半身)」と「タコしゃぶ」がメイン。

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 もちろん「サッポロクラシック(生) 875円」でスタートして・・・旭川の酒「国士無双 950円」を冷で。やっぱり和食形式の方がいい。

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 ご飯をお代わりしてお腹一杯。部屋へ戻ってセコマで調達しておいた「本格芋焼酎 喜多里」で一杯二杯・・・爆睡。

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 翌朝のビュッフエ形式での朝食。真ん中の上は具材無し状態のスープカレー。割りとおとなしめに済ませました。充分です(^^;

 ちなみに部屋と食事の組み合わせを当ホテルのHPで見ると、オフシーズンで 29k、オンシーズンだと 44k程度のプランみたい。

 さて最終日の朝。出立までにはまだわずかに時間があるので、昨日と反対側を歩いてみることに。

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 ホテルの部屋からも見えていた「北防波堤ドーム」です。ブラタモリの稚内でも取り上げられていましたね。

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 半ドーム型の防波堤はその名の通り強風と波浪からかつてこの地にあった最北の駅「稚内桟橋駅」までの鉄道や通路を守るために作られたものだとのこと。

 高さ13.6m、総延長427m。現在では観光名所であるほかジョギングコースの一部にもなっているとか。ちなみにこの駅は当時日本領土であった樺太との物資や人員の輸送のために作られたものだそう。終戦後に廃駅。

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 現在ではそれらの輸送船の代わって海上保安庁の巡視船「JAPAN COAST GUARD りしり」が係留されてました。船首艦橋前には 30mm?の機関砲1門、船尾には2隻の高速艇とヘリポートが備えられていましたよ。

 さてホテルへ戻ると乗車予定のバスがまた待ってくれています。稚内観光と宗谷岬編へと続きます。

「サフィールホテル稚内」
 https://www.surfeel-wakkanai.com/

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2024.06.18

2024初夏の利尻礼文「礼文島めぐり その3」

 利尻・礼文の旅 三日目の後半です。礼文島の固有種「レブンアツモリソウ群生地」を後にして再びバス移動。

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 途中の車窓からは「利尻富士」がクッキリ。裾野部分の最下層だけが雲に隠れてしまっているけれど「この季節にこれだけはっきり利尻富士が見えるのはそうそうないこと。皆さんラッキー!」とガイドさん力説(^^;

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 さてほんの30分ほど走って着いたのは香深漁港。今度は防波堤越しに「利尻富士」が出迎えてくれました。
 11時を過ぎたばかりではあるけれど、ここで昼食タイムです。

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 「香深漁協直営 海鮮処かふか」
 一階はお土産品売り場かと思ったら、そうではなく「JF香深マリンストア」と言って島で唯一?のスーパーです。普通に島の人たちが買い物に来てました。生鮮品のほか釣り道具なんかも売ってましたよ。

 さてその昼食は今回の旅程中に出てくる食事の中でも、ある意味一番楽しみにしていたもの。2ケ月近く前のツアー申込時に「海鮮丼」か「ウニ丼」かを選ばされていたのですよ。

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 「ウニ丼定食」
 添乗員さんに続いて2階に上がり決められていた席に着くと、間もなく配膳されたのがこれ。もちろん私も家内も「ウニ丼」の一択です。お値段はツアー代金の中に入っているので不明。店のメニューと見比べると 4kから 5k程度かな。あ、生ビール(サッポロクラシック)は別料金ね。

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 いかかでしょう、ウニがびっしり。ミョウバンを使っているのかどうかまでは判らないけど新鮮なのは確かみたい。すぐそこの海でウニ漁をしている漁師さんたちを見ているしね。実際、充分美味しくて期待どおりでした。

 すぐそばで食べていた人の海鮮丼も結構豪華だったので惹かれるものはありましたが、利尻礼文に来たら絶対「ウニ丼」だよねと(^^;
 ちなみにウニ丼派3組の海鮮丼派4組でした。

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 満足して外へでると、やや薄曇り。でもでも利尻富士の雄姿はしっかり。漁船越しにパチリ。

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 移動しているうちにまた晴れてきました。「地蔵岩」です。高さ 50mの屹立した二つの岩が手を合わしているように見えるからそう呼ばれているのだとか。
 またこのすぐ脇の「メノウ海岸」は、その名のとおりメノウの原石が取れる浜だそう。実際1cmにも満たない石ですが、いくつか拾いましたよ。でもどこへ仕舞ったか不明(^^;

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 もちろんこの地でもそこここにお花たち。「ハマナス(左)」とたぶん「チシマフウロ」です。

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 続いて立ち寄ったのは「桃台猫台」。ご覧のとおり昨日「桃岩展望台」から見た「桃岩」を斜め下から見上げる形に。あと猫岩も見えたのだけどピンとこなかったのでパス(^^;

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 「北のカナリアパーク」
 礼文島のほぼ南端にある映画「北のカナリアたち」の舞台となった場所。赤い屋根はロケ用に作った小学校です。吉永小百合主演、2012年公開。知りませんでしたが(^^;
 ハリボテなどではなく実際に廃校になった小学校の廃材を使って建てられているのだそうで、当時の小学校をほぼ?再現しています。詳しくはこちらをどうぞ。

 好天の下、ここからも「利尻富士」が見えてますね。中層部分にだけ雲がかかってしまってますが、かなりクッキリと。
 またもやガイドさんは「皆さんは本当に運がいい」と(^^; うん、実際そうなのでしょう。

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 知覚過敏による奥歯の痛みに耐えながらアイスクリームなどと一緒にパチリ。観光地での好天は何物にも勝ります。

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 というわけで礼文島での全旅程を終え、香深港のフェリーターミナルから本土「稚内」へと戻ります。およそ2時間の船旅です。礼文島と利尻富士にさようなら。

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2024初夏の利尻礼文「礼文島めぐり その2」

 礼文島北端の船泊村にあるお宿を後にして、最初に向かったのは「海驢島(とどしま)展望台」。お宿からはすぐの場所でした。

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 でもスタート時は晴れていたのに展望台に近づくにつれ薄曇りに・・・着いてみるとさらに状況は悪化。

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 霧というか雲が出て来てしまって、その存在はなんとか判るものの「海驢島」は霞んでしか見えない状態。

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 うーん、惜しい!などと言いながら次のポイントへ向かうと、途中にはやはり沢山の高山植物たち。

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 こちらはたぶん「エゾノシシウド」。島ではよく見かけるセリ科の花だそう。

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 「レブンシオガマ」と右は「エゾカンゾウ」その後ろに隠れているのは「チシマフウロ」かな。

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 「スコトン岬」
 島のというか日本の(確定している領土の)最北端ですね。やっぱり天気は薄曇り。風は強いしで最北端はいつもこんなものらしい。

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 最北端の正に突端まで下りてみましょう。

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 初夏だというのに日本海だよね、もう演歌の世界だよね。ここはそんな印象です。

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 ちなみにこちらは日本最北端の公衆トイレです(^^;

 さて再びバスへ。ちなみにこのツアー中、使われているバスはずっと同じ「宗谷バス」の大型車。島が変わるとバスだけでなく運転手もガイドも変わるのです。日によっても変わるか。いずれにしても 7組14名だけのツアーなので車内はスカスカ。快適なバス旅です・・・というほどの距離でもないのですが。

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 次の目的地「澄海岬 (スカイ岬)」です。

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 島の西側に突き出た場所にあって、かつての海の底にあったものが隆起してできたものだそう。

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 柱状節理が生々しい。ひょっとしてこの円形の入江はカルデラででもあったのだろうか・・・違いそうだな(^^;
 ともあれ確かに美しいスカイブルーの海でした。もっと天気が良ければねえ。

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 お次は今日の目玉?礼文島固有種の「レブンアツモリソウ (礼文敦盛草)」の群生地

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 ただし今年は開花が早く既に殆どが枯れてしまっていて、本来は一昨日の日曜日で群生地入口は閉鎖しているはずだった。そうだけど、ほんのわずかでも残っているということで数日延期しているのだそう。

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 実際行ってみると群生地には花はなく日当たりの悪い5ヶ所ほどにざっと10輪ほどの花が残っていた。

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 礼文島のこの地にしか根付かない咲かない「レブンアツモリソウ」。貴重な知見を得たのでした。なぁんて、じきに忘れてしまうと思いますが・・・だからこれを書いているわけで(^^ゞ

 さて再び車窓の人となり残りの礼文島観光へ。でも長くなったので一旦切って「礼文島編 その3」へと続けます。

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2024初夏の利尻礼文「礼文島のお宿 コリンシアン」

 「桃岩展望台」でのミニミニトレッキングのあとは再びバスで本日のお宿まで。

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 「礼文島 プチホテル コリンシアン」 (上の画像は翌朝撮ったもの)
 その名の通り23室しかないプチホテルで、島内でも一二を争うホテルですとガイドさん。なんでもオーナーの趣味「ギリシャコリント建築でアメリカ南部の大邸宅を思わせる外観」なんだそう。

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 でも我々が泊まったのは普通のペンション風の別館とギャラリー館。どの館も一つたりも同じ部屋が無いのが特徴なんだとか。

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 泊まった部屋がこれ。二階の角部屋ですが見晴らしはあまりよくない。というかバルコニーが欲しいところだった。広さはデラックスツインくらいかな。なるほどお金がかかっていそうではありますね。家内は気に入ったよう。

 ソファーベッド使用で大人4人まで泊まれるようになっている。風呂場(温泉)が独立した別棟になっているので雨だとちょっと面倒そう。もちろん部屋にもユニットバスはある。

 まずは温泉へ。さほど広くもないけど、ちょうど良い温度。先客無しでノンビリモードで。でさて温泉で温まった後はしばらく部屋でノンビリ。そして夕食。本館のダイニングへと向かいます。

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 こちらが晩餐の一部というか前菜。甘い食前酒はあるけれど、ここはやっぱりピールでないといけないよねと、乾杯。

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 メニューも載せておきます。なんというフォントというか書体。達筆なんだろうけど読みにくいっす(^^;

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 ビールはアッと言うまに飲み干して、続いて頼んだのは「國稀」という北海道の酒。冷酒で頂きました。辛口でこれ旨い。

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 そして「百合根の茶碗蒸し」。しばらくして「鰊(ニシン)の煮付け」。どれも美味しく頂きました。

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 デザートのチーズケーキとコーヒー。

 そうして翌朝。やはり早い時間 8時過ぎの出立のため朝食も早め。

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 朝はこんな感じです。食事は美味しいけど全体にょっとお高めのペンションのそれみたいだったかなと。

 さて。再びホテル前で待っていてくれたバスへ。昨日行けなかった礼文島の名勝観光へと続きます。

礼文島 プチホテル コリンシアン
 https://www.corinthian.co.jp/index.html

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2024.06.17

2024初夏の利尻礼文「礼文島へ その1」

 利尻島で早めの昼食を済ませた後は鴛泊(おしどまり)港から礼文島へと渡ります。

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 港に着くとちょうど我々が乗船予定のフェリー「ボレアース宗谷」が着岸するところ。同時に薄曇りだった天候がにわかに回復。晴れてきたではありませんか。ラッキー!

 わずか45分の航海だけど、ゆったりした一等イス指定席で楽チン。風が強くちょっと揺れましたが。

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 で、出航して間もなく島全体が見渡せるようになると、念願だった※「利尻富士」の雄姿が(^^;

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 頂上付近にだけ白い雲がかかってしまっているけれど、ガイドさんや添乗員によると、この時期これだけ晴れて山が見えるのは珍しいことなんですと。
(※利尻富士:利尻山。日本百名山の最初に出て来る最北端に位置する山で標高 1,721m。「その登山は中級者向きと紹介されていることが多いけど実際は上級者向きである」と利尻島のガイドさん)

 結局、礼文島の香深(かふか)港に着いても頂上というか山の全貌を拝むことはできなかったのだけど、ちょっと得した気分。
 渡道前から週間天気を気にしていて、期間中の殆どは雨または曇りみたいだと半分諦めていただけに余計嬉しいのです。

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 さて着岸後は待ち構えていたバスで移動。最初の目的地は礼文島の名勝「桃岩展望台」への軽トレッキング。

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 駐車場から展望台までの標高差は 95m、往復 2.4kmという正に軽いコースなのだけど、この登りが結構な急登でジジババ御一行様には思ったよりシンドイ様子。細めの丸太を組んだ段差が大きい階段では息が上がっているジジババ様も。あ、私はかろうじで息が上がるところまでは行きませんでした。でもあと50mもこれが続いたら危なかったかも(^^ゞ

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 このコース。「花の礼文島」らしく高山植物の宝庫です。またもや専門のガイドさんがついてレシーバーで説明を受けながらのトレッキングです。
 このガイドさんによると、何よりもほぼピークと言っていい時期、そして好天に当たりましたよとのこと。

 ・・・でもね、狭いコース。隊列が長く伸びてしまって、中盤から後ろの人はどの花のことを言っているのかよく判らず(^^;
 まぁそれでも判った花々の「ほんの一部だけ」を載せておきましょう。

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 「チシマフウロ」「レブンシオガマ」

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 「センダイハギ」の群生と「ネムロシオガマ」

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 たぶん「ハクサンチドリ」とたぶん「レブンキンバイソウ」。ほかにも沢山見られたけど紙面の都合上・・・(^^;

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 そうして、こちらが「桃岩展望台 (225m)」から見る名勝「桃岩 (260m)」・・・なんだけど展望台に着いた途端ガスってしまって・・・うーむ(^^;

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 下りは急登だったコースを戻るのはジジババには危険だからと避けてくれて大回り。なだらかなクルマも通れる下り道でノンビリ風景を眺めながら下山しました。

 あと強風が印象的でした。一年中吹いているそうで風力発電の風車があちこちにありました。50kg未満の軽い人は飛ばされることもあるとガイドさん。大丈夫、私、ほぼ倍ありますから(^^ゞ
 さて、今日の旅程はここまで。車窓の人となり、本日のお宿へと向かいます。

礼文島
 https://www.rebun-island.jp/

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2024初夏の利尻礼文「利尻島めぐり」

 今朝は早い時間にスタートして午前中は利尻島を観光。午後には礼文島に渡りハイキングという行程。心配された雨はなく薄曇り程度ですかね。

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 最初は「姫沼(ひめぬま)園地」散策からスタートです。利尻島の専門ガイドさんが付いて、全員貸与されたレシーバーで説明を聞きつつの散策でした。

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 この「姫沼」。なんでも大正時代に湧水をせき止めて作った人造湖だそうで、かつてヒメマスを放流養殖していたのが、その名の由来だとのこと。

 今回のツアー参加者の特徴を書いておくと、ツアー自体が夫婦限定となっていて参加者は 7組14人のみ。だから大型バスもスカスカ。そうして、たぶん我々夫婦が最年少(^^;という皆さんです。

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 この沼の周囲は約1km。原生林の中に整備された木道をガイドさんに続いてゆっくり進みます。


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 ガイドさんによる最初の注意事項がこれ。三又みたいに葉っぱがセットになっているのが特徴だという「ツタウルシ」の葉。木道脇の至るところに自生してましたよ。決して触れたり踏み込んだりはしないように。一日二日してひどい目に遭いますよと。

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 この散策中に出会った沢山の植物たち(利尻礼文の固有種も)のいくつか印象的だったものを載せておきますね。左はたぶん「ミヤマオダマキ」、右は・・・忘れた(^^ゞ ガイドさんはちゃんと説明してくれたのだけど花の名は覚えられまへん(^^; あとで貰ったパンフレットも見直したけど載って無かったりで判らないのばかり。

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 左は「オオアマドコロ」、右の赤いのはなんと「ナナカマド」。勘違いして早く紅葉してしまったらしい。ほかにもいくつもの花々を観てきたけど・・・ま、このへんで(^^;

 この姫沼散策は 30分ほど。ふたたびバスに戻って次の目的地はこちら。あ、利尻島には熊もヘビもいません。

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 「仙法志御崎(せんぽうしみさき)公園」
 利尻島の最南端にある岬で利尻富士を眺められる絶好のポイントだそうでしたが残念ながら雲の中。

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 ここでは初めて「エゾカンゾウ」の群生を見ることができました。ニッコウキスゲの仲間だそうです。

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 他に「ハマナス」「アヤメの仲間」も。

 目の前の浜が昆布干し場で正に利尻昆布の加工直売を行っている工場兼お土産屋さんがありました。

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 「オタトマリ沼」 続いて立ち寄ったのがここ。
 利尻島最大の湖沼だそうで、湖畔と言うか水辺の地面がやけに黒々としてるなと思ったら、釧路湿原などと同じく泥炭の層なのだとか。なるほど北の土地ならではです。

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 ここでは水辺にポツンと咲く「キショウブ」を見ることができました。

 そろそろお腹が空いた。そう思った頃、利尻島の最後に立ち寄ったのは、この食事処。

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 「味彩 川一」
 普通に地元の外たちも食事に来る店。ラーメン屋ドンブリ物などなんでもありの店みたいだ。

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 こちらが昼食です。もちろん生ビール(別料金)をオーダーしてプハー。中央は「ほっけ」。かなり小ぶりの半身だけど、それなりに旨い。右の刺し盛りも少量だけど鮮度は良いみたい。とりわけホタテの貝柱が甘く旨かった。
 ただ見た目は全体にショボイ(^^;

 食べ終わると、午前中の行程は全て終わり。昨日着岸した鴛泊(おしどまり)港のフェリーターミナルへと向かいます。

 時々晴れ間が見えるようになりました。午後の行程に期待しましょう。

クラブツーリズム
 「フェリーは全区間1等イス指定席利用!高山植物の楽園 利尻島・礼文島 4日間」

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2024初夏の利尻礼文「利尻島のお宿・アイランドイン利尻」

 さて前の記事はクラブツーリズムの「フェリーは全区間1等イス指定席利用!高山植物の楽園 利尻島・礼文島 4日間」というツアーで羽田から稚内へ。小雨またはどんよりとした曇り空の下、ノシャップ岬等の観光を済ませ利尻島へ初上陸を果たしたたところまで書いた。

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 乗船時間は 1時間40分ほど。利尻島に着岸後はお迎えのバスに乗って「沓形」という所にある本日のお宿まで。

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 「アイランドイン利尻 (リシリ)」
 大きくはないけど利尻島ではそれなりのステータスのホテルだそうだ。(上の画像と風呂場の画像はホテルのHPから借用したもの)

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 チェックインの手続きも添乗員さんがやってくれるのでスイスイと部屋へ。いわゆるツインルームですね。けっこう広々としていて、いい感じ。

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 宿に着いたのが19時ですから、まずはダイニングへ。ビュッフェ形式の夕食の一部です。毎度のことながら貧乏人根性というか食い意地が張っているといか、取りすぎの食べ過ぎ(^^ゞ スープカレーとかもあったのだけど、そこまではたどり着けなかった(^^ゞ

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 部屋へ戻ると何はともあれ風呂場へ。読みどおり先客無しの貸し切り状態。一応温泉です。半露天風呂も満喫して上がると後客二人。

 撮った写真を整理してブログを書いたら、さっさと寝ることにいたしましょう。

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 翌日の朝食の一部。やっぱりビュッフェ形式ね。鹿肉カレーなんてのに後から気づいてしまったので、ついイッてしまい朝から腹パン(^^;

 心配していた天気。曇ってはいるものの幸い雨ではない。利尻富士の山頂近くは雲に隠れてしまっていて、ガイドさんによると、この時期は殆どこんなものだそう。

 さて今日の旅程は盛りだくさん。早めの時間にスタートして利尻島観光。そして午後には礼文島へ渡ってのミニハイキングと結構ハードです。

 というわけで、利尻島観光の高山植物(固有種)巡りの散策と礼文島のミニハイキング編へと続きます。

アイランド イン リシリ
 https://www.rishirihotel.com/

クラブツーリズム
 「フェリーは全区間1等イス指定席利用!高山植物の楽園 利尻島・礼文島 4日間」

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2024.06.16

2024初夏の利尻礼文「稚内から利尻島へ」

 昨日の記事に続いてクラブツーリズムで行った「フェリーは全区間1等イス指定席利用!高山植物の楽園 利尻島・礼文島 4日間」 初日の続きです。

クラブツーリズム

 さて稚内空港に着いた後は、16:40発のフェリー待ちでの軽い観光。

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 最初はここ「北門神社」。宮司が常駐する神社としては日本最北端なのだそう。稚内は最北端だらけみたいだ。社殿までは80段の石段。

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 「ノシャップ岬 (野寒布岬)」
 続いて向かったのはこちら。岬がアゴのように突き出たところ、というアイヌ語「ノッサム」が語源になっていて、晴れた日には利尻富士が眼前に見えるそうだけど、ご覧のとおり灰色の雲が重く垂れ込めていて・・・見えるのは自衛隊の駐屯地くらい。

 移動中の道路脇ではエゾシカをあちこちで見かけることができます。町の人にとっては当たり前の光景だそう。熊はこの周辺にはあまり出てこないとガイドさん。

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 「ノシャップ寒流水族館」
 まだ利尻島への出港時間までは余裕があったので、ちょっと寄ってみることにした。

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 ペンギンとゴマフアザラシのショーを見せてくれましたよ。

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 小さな小さな水族館。でも 500円の入場料でこの可愛いショーが見られるのなら文句なしだ。

 フェリー出航の時間が近くなったので稚内フェリーターミナルへ移動。

 「アマポーラ宗谷」に乗り込みました。1時間40分の船旅だけど一等客室のゆったりとした席が用意されている。通常料金だと 5.620円だそう。全部添乗員さんが(ツアー会社が)手配してくれているので楽チンです。

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 さて最初は雨だったのが島に近づくにつれ弱くなり、ついには上がってくれた。でも見えるのは利尻富士の裾野だけ。まあそうだろうね。

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 というわけで、利尻島に初上陸です。雨がやんでいるのだけが救いです。上は着岸した「アマポーラ宗谷」の雄姿。

 ツアーのいいところ。乗るべきバスが港で待ち受けてくれてます。では本日のお宿へと向かいましょう。まずは夕食。それから温泉です。

クラブツーリズム
 「フェリーは全区間1等イス指定席利用!高山植物の楽園 利尻島・礼文島 4日間」

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