うどん:武蔵野うどん

2021.11.17

2021秋の奥武蔵「古久や@飯能」で武蔵野うどん

 さて、下山して目指したのはヒレカッつぁんも立ち寄った「古久や(こくや)」

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 江戸末期創業のうどんの老舗。現在のご主人で6代目。店は昭和2年に建てられたものだそうだから 96年ほども経つことになる。

 11:44分というまさに昼メシ時。行列の絶えない有名店だというから大行列なら諦めようと思っていたけど、お並びは8人のみ。最後尾へと回りしばしのお待ち。

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 しばらくすると中からお姉さんが注文を取りに出て来てくれた。15分ほどで店内へ。広い座敷席の一人用卓を案内され、数分後にご提供。

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 「肉つゆうどん(大)あつもり 780円」
 茹で湯が入った湯桶が最初から付いているのが珍しい。そしてうどんの量が思ったより多い。並で充分だったみたいだ。どうやらせっかく消費したカロリーを摂取カロリーが上回ってしまうことが確定(^^ゞ

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 何故かビールを頼んでいないのが不思議。単に外での注文時に言い忘れていて、注文という行為は済んだものと思ってしまったからだろう。カロリーと糖質、プリン体的にはグッドではあるのだが(^^;

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 うどんを食べてみると、やはりと言うか当たり前と言うか、硬めの食感を持った紛うことなき武蔵野うどんだった。

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 ご飯茶わんくらいの小さめな器に入ったつけ汁。カツオとサバ節 で取ったものだそうだ。

 この肉汁には「糧(かて)」と呼ばれる野菜(水菜やネギ、シイタケ)があらかじめ入れられている。このつけ汁に柚子粉と一味を適量掛け廻してやるといい感じ。

 最後につけ汁を茹で湯で割って完食の全汁。お腹一杯になってご馳走様でした・・・。

◇古久や(こくや)
 埼玉県飯能市八幡町6-9 最寄駅:飯能
 11:00-14:10(L.O) 日曜休
 この店についてはこちらの記事が詳しい

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2021.10.24

「武蔵野うどん 真打@川越」で Wつけ汁うどん

 次女を川越へ送ったついで。その次女が美味しい武蔵野うどんの店があるよと教えてくれた。武蔵野うどんの旨い店となれば無視できませんね。

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 「武蔵野うどん 真打」
 凄い名前。よほど自信が無いと付けられないよね。期待値アップ。日曜日 12:25という時間で駐車場はほぼ満車状態。運良く店先に停めることができて間もなく店内へ。

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 メニューの一部。一般の武蔵野うどんの店に比べて「つけ汁」の種類が豊富だ。通常の肉(つけ汁)、きのこ、ゴマ、カレー、塩にもりつゆ(かけ?)とある。

 そのつけ汁を二種類選べる「W(ダブル)つけ汁うどん」というのもある他、カレー南蛮や牛モツうどんなんてのもあってメニューがやたら多い。

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 「W(ダブル)つけ汁うどん 1.250円」
 選んだのはこれ。つけ汁は手前が「肉」で奥が「塩」。麺量は 400gとあるけど茹で上がりだとしてもそれほどは無い印象。

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 極太のうどんは全粒粉入りみたい。かなり硬めに仕上げられていてなかなか旨い。ってか、かなりのレベル。真打ちを名乗るだけのことはある。

 肉の方のつけ汁は日本蕎麦の下地(つゆ)に近い感じの味。鰹と鯖が良く効いている。ややショッパめ。
 塩の方が気に入った。これもそれなりにショッパいが肉と野菜入りの塩ラーメンというか塩つけ麺みたいで、これ旨い。

 替え玉というか「うどんの追加(150円/100g)」をして貰ってご馳走様でした・・・・。

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 家内が頼んだ同じ「Wつけ汁うどん」の肉とカレー。カレー汁に少し漬けさせて貰ったけど、これもなかなか良し。

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 次女が選んだ「カレーつけ汁うどん 900円」。お気に入りのようだ。

 所沢や川越地区にも武蔵野うどんの名店は多いと聞く。侮れませんね。

◆武蔵野うどん 真打
 埼玉県川越市小仙波町2-22-1 最寄駅:本川越
 10:30-15:00 土日祝 10:00-15:00
 水曜休 2009.11.9オープン

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2020.12.06

東村山でミニミニ武蔵野うどん旅(2)「野口製麺所」

 さて「きくや」を後にして向かったのは同じ東村山市内のこちら。

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 「野口製麺所」。これまでにも何度か書いているけれど「武蔵野うどん」の聖地 東村山にあって、讃岐より讃岐らしいと評判の「讃岐うどん」を食べさせてくれた名店だ。

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 ご覧のとおり天ぷら各種におでんと、いかにも讃岐っぽい雰囲気を出している。
 でもその後 地粉を使った武蔵野うどんにも力を入れ、最近では「沖縄すば」までメニューに載っている。うどん道に精進されているのですな。もっとも沖縄すばは「うどん」のカテゴリーではないような気もするけど。

 とまぁ、この店の沖縄すばにも惹かれるものがあったけど、今日は武蔵のうどんの日。沖縄も牛スジのおでんも後日に譲ることにして、ジビエ肉の肉汁うどんをオーダー。

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 「東村山 地粉肉汁うどん(中 300g)920円」
 いかにも武蔵野うどんというルックスね。

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 うどんはほぼ武蔵野うどん標準の太さ。食感は讃岐寄りとでも言うかややヤワメかな。
 肉汁はちょっとアッサリめ。あれ?こんな感じだったっけ? 豚バラ肉の肉汁にしなかったからかも知れない。でもその代わり糧(かて)と呼ばれる野菜類や揚げなどが沢山入っていた。

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 イノシシ肉は上の画の他、きれいにロールしたバラ肉?が2枚。イノシシはブタの祖先だとはいえ脂分は少な目。そしてかなり硬い。その分だけ肉汁がアッサリ目に感じたのかもしれない。

 今度機会があったら鹿肉をいってみたい。T師匠はお土産に地粉の生麺を買ってましたね。私は家に大量の讃岐うどんがあるので今回はパス。

 さてさて、これにて東村山うどん旅のミニミニ版はお終い。以前ならもう一店は確実に逝っていたはずなのだけど、ほぼ同い年の我々は寄る年波には勝てず、二店止まり。
 帰路ではロイホでスイーツなどを頂いて新宿へ。T師匠、是非またお越しくださいまし。

野口製麺所
 http://www.udon-noguchi.com/
 東村山市野口町4-46-1
 11:00-15:30 土日夜の部 18:00-20:30 月曜休

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東村山でミニミニ武蔵野うどん旅(1)「きくや 本店」

 古くからのキャンプ仲間、呑み仲間でありラ師匠のT氏が「武蔵野うどん」を食べたいと横浜から遠征してきてくれた。それは丁寧に迎撃せねばならぬと中野で拉致して、目指すは聖地東村山。
 車中はベビメタ、ヲタネタで盛り上がり、ぴったりの一時間で最初のお店着。

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 「手打ちうどん きくや本店」 この地域で日曜日に開いている数少ない店の一つ。でもこの店なら老舗でもあり東村山の武蔵野うどんとして紹介するに相応しいと考えてのの選択。
 クルマを停めるのに若干時間を要したものの、無事に入店して着席。

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 スタッフはややお年を重ねたお姉さん(^^;ばかり4人というのは変わらず。壁に貼られたメニューをザッと眺め、オーダーを告げると殆ど間髪をおかずにご提供。

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 「肉汁天付うどん3L 750円」
 二人とも同じオーダー。3Lというネーミングと見た目でかなりのボリュームに見えるけど、竹すだれで上げ底になっているので、それほどでもない。4Lや5Lにしなかったのは、少なくとももう一軒行くつもりだからだ。
 ちなみに「天付」は掻き揚げ天付きの意味。左上にチラッと見えているのが糧(かて)と呼ばれるヤサイ。この店の場合は少量。

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 この店のうどんは一般的な武蔵野うどんの店よりやや細めなのが特徴。でもキレイにエッジが立って、しっかりしたコシがある。そうこれぞ武蔵野うどん。

 豚バラ肉が数枚入った肉汁は甘過ぎずカラ過ぎず、軽く日本そばのカエシを思わせる感じがいい。薬味のワサビ、これが思いのほか相性がいいのですね。

 掻き揚げは肉汁に浸けてしんなりしたところを食べ進みます。

 T師匠も納得のご様子。きれいに頂いてご馳走様でした。それではと次の店へ向かいましょう。

手打ちうどん きくや 本店
 東京都東村山市廻田町2-12-16 最寄駅:武蔵大和
 11:00~売切終了(平日:13:30、土休日14:00頃)
 月曜休

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2020.10.24

武蔵野うどんの聖地東村山で「きくや 本店」

 先日練馬で食べた武蔵野うどんがピンと来なかったので、土曜日の今日、聖地東村山まで遠征。

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 「手打ちうどん きくや本店」 野口町の姉妹店には何度か行ったことがあるのだけれど、ここ本店は初めて。

 近くにある店の駐車場にクルマをおいて開店時間ちょうどに着いてみると、狭い店内にはお客さんがすでに数人。スタッフはお年のいったお姉さん(^^; ばかり4人

 カウンターに座って頭上のメニューを眺めオーダー。タイミング的にちょうど茹で始めだったのだろうか。しばらくお待ちの後、ご提供。

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 「肉汁天付うどん4L (5玉?) 800円」
 4Lなんて言うと相当な量を想像してしまうし、それにご覧のとおり見た目ボリュームもかなりのものだから、ゲゲッと思われるかも知らないけど、ざるそばよろしく竹すだれで上げ底になっているので、通常の大盛りの少なめ程度。後から来た兄さんたちは5Lを頼んでいたから、そっちが大盛りか。ちなみに「天付」は掻き揚げ天付きの意味ね。糧(かて)と呼ばれるヤサイは、この店の場合、薬味かな。

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 一般的な武蔵野うどんよりやや細めのうどんはキレイにエッジが立って、しっかりしたコシがある。そう、これこれ。ちょいと細めでも、これぞ武蔵野うどん。

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 甘過ぎずカラ過ぎず。バラ肉が数枚入った、どこか日本そばのカエシを感じさせるスッキリした肉汁も、このうどんとの相性抜群。薬味に付いていたワサビとの相性がいいのも新発見。

 掻き揚げは肉汁に浸けてしんなりしたところを食べるのが私的にはグッド。

 きれいに頂いて、ご馳走様でした。また機会があったら食べに来よう。 

手打ちうどん きくや 本店
 東京都東村山市廻田町2-12-16 最寄駅:武蔵大和
 11:00~売切終了(平日:13:30、土休日14:00頃)
 月曜休

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2020.10.18

初訪問「むさしのうどん 桜@春日町」

 麺類師匠のSNSで武蔵野うどんネタを見た瞬間、私も食べたい症候群発症。一種の めしテロですな。

 とはいえ近所に武蔵野うどんを食べられる店はない。余裕があれば久しぶりの東村山で「とき」や「きくや」あたりまで足を伸ばせばいいのだけど、今日はそれほどの時間も無い。
 というわけで、急遽検索して、家内と二人たどり着いたのがこちら。

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 「むさしのうどん 桜」 個人的にはとても懐かしい練馬区春日町にあって、普通の民家を改修して店にしたという、ある意味正しい「武蔵野うどん」の店。やや年上のお姉さん二人で切り回しているようだ。

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 12時半を過ぎて着いてみると、先客は二組のみ。テーブル席に座ってメニューを眺め、武蔵野うどんと言ったらこれでしょうと肉汁つけを注文。

 ここからが長かった。先客は二組四人だというのに、やたら回転が悪いというか、ゆっくりノンビリ作業。注文があってから打っているわけでも無さそうなのに(^^;

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 「肉汁つけうどん(大盛)850円」
 うどんは長細いお皿に盛られて出てきた。武蔵野うどん界で「糧(かて)」と呼ばれる野菜類はすでに肉汁の中に入っていて、手前にあるのは普通に薬味。

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 まずはうどんをそのまま。やんわりとエッジが立っていて、食感もまぁまぁ武蔵野うどんなり。優しいうどんだ。

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 続いて肉汁に浸けてやると、なるほど武蔵野うどんなのだけど、この肉汁がかなり甘め。卓上の一味を加えても印象は変わらずで、旨いのだけど、これも優しい感じ。女性だけで製麺から下地まで作っているという。だからだろうか。

 ともあれもキレイに頂いてご馳走様でした・・・♭

◆むさしのうどん 桜
 練馬区春日町6-10-43 最寄駅:春日町
 11:00-22:00 木曜休

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2020.05.16

「野口製麺所@東村山」で 朝採り竹の子うどん

 所用で青梅まで出かけた帰り道。そういえば東村山を通るよなぁと、ちょっと寄り道。

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 なんと6年ぶり「野口製麺所」。何度か書いているけれど「武蔵野うどん」の聖地 東村山にあって、素晴らしく旨い「讃岐うどん」を食べさせてくれる名店だ。
 ちょうどお昼という時間ではあるけれど、雨でもあり時節柄でもあり、先客は無し。食べ終わる頃に後客一組。

 最初は「しょうゆうどん」か「ぶっかけ」にしようと思っていたのだけど、朝採り竹の子うどんが旬だというので、それをお願いすることにした。

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 茹で上がりを待つ間に、まずはこちらを。この店の定番でもある「おでん」と「天ぷら」ね。セルフで取って精算時にで自己申告する方式。本場讃岐っぽいでしょう。

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 「おでん @100円」。「チビ太のおでん」みたいなヤツと「牛スジ」。ダシがよく染みていて旨い。
 「天ぷら」の方は「カボチャとナス。これらを肴にビールといきたいところだけど我慢ガマン。

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 「朝採り竹の子うどん(中 300g) 920円」
 思ったよりずっと竹の子の量が多くてビックリ。この竹の子、軽く下味が付いているらしくやたら旨い。そしてサクサクとホクホクの中間のような歯触りが素晴らしい。

 そうして、いりこの出汁がまた旨い。関東風にわずかに塩が強めなのかも知れないが、私的にはドンピシャ。

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 うどんだけが、今日はややヤワメ? ツルツル感はいいのたけど讃岐特有のコシが弱めに感じた。

 ともあれ、どれも美味しく頂いてご馳走様でした。お土産に讃岐と地粉の生麺をそれぞれ買って帰ることにいたしましょう・・・。

野口製麺所
 http://www.udon-noguchi.com/
 東村山市野口町4-46-1
 11:00-15:30 土日夜の部 18:00-20:30 月曜休

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2016.05.07

「国分寺 甚五郎」で武蔵野うどんと蕎麦の合い盛り

 以前から行ってみようと思っていた店。でもすっかり忘れていたら某SNSでこの店の記事を発見。というわけで、安曇野からの呆けた頭を抱えたまま国分寺まで。

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 「国分寺 甚五郎」。その名の通とおりJR国分寺駅から徒歩5分の距離にあるので、電車でも問題なく行けるのだけど、帰りに寄りたい店もあったので、クルマでGO!

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 開店時間のわずか前に着いて見ると、先客はなし。表のイスに腰掛けて待つうちに、後客二人。
 店の外観もそうだけど、店内も同じく昭和レトロ調に統一というか、雑多な品々が飾られ雰囲気を醸し出している。BGMはビートルズ。30年代ではないが昭和には違いない。一曲目は何故か"Help!"。次々にかかる曲全てを口ずさめてしまうのが、おっさんたる所以か(^^;

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 メニューを眺めるまでもなくというか、外で待つうちに心は決まっていて、頼んだのはこちら。

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 「田舎うどんと蕎麦の合い盛り(600g) 790円」
 うどんとそばを同時に味わえるので一番人気だというこれね。つけ汁を温かい肉汁や鴨汁等から選べるのだけど、蕎麦があるので冷たい汁で最もオーソドックスであろう田舎汁を選択。

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 合わせて 600g(普通盛りの場合)あるそうだけど、茹で上がりでかな? 感覚的には 450gから 500gの印象だ。もっとも朝飯抜きの腹ペコ状態で行ったから、そう感じたのかもしれないか(^^ゞ

 つけ汁には、武蔵野うどんの世界では「糧(かて)」と呼ばれる野菜が大量に入っており、このつけ汁だけでも小食な女性はイッパイかもしれない。

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 うどんは幅広の平打ちだけど、もう完全に武蔵野うどん。実際に地粉を使って手打ち手切りにこだわっているそうだ。私の知っている一般的な武蔵野うどんよりもツルツル感が強いのが特徴か。もちろん、これはこれで文句ない。

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 蕎麦の方は、これは地粉というわけではなさそうだが、蕎麦殻も混じったいわゆる田舎そば。わずかにザラザラ感があって、ツルツルのうどんとの対比がいい。

 どちらかというと、うどんの方に注力している印象だけど、どちらも満足度の高い、そしてコストパフォーマンスの高い逸品だった。

 国分寺にご用とご縁があって、未食の(腹ペコな)方には是非どうぞとお奨めしておきます。あ、小盛りや半分盛りもできるそうです。

◆国分寺 甚五郎 (じんごろう)
 http://www.jingo6.com/
 国分寺市本町3-12-2 最寄駅:国分寺
 11:00-24:00 (LO.23:30)
 日祝 11:00-22:00 (LO.21:30) 無休

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2015.01.25

「むさしの エン座@石神井公園」で うどん二種

 先週は二郎でなきゃダメ状態だった。今週はというと、気分はうどん。旨いのが食べたい。それもきっちり歯応えのあるヤツを。東村山まで足を伸ばすかとも思ったけど、それほどの時間はない。

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 というわけで向かったのは「石神井公園ふるさと文化館」内にある「むさしの エン座」
 かつてここでも何回か紹介した武蔵野うどんの名店が、こんな施設の中に移転していたのだった。練馬の文化の一つである「地粉のうどん」へのこだわりから始まっている店だから、それも意味があるよねと。
 以前から行こうと思いつつも、なかなか縁が無くて、最後に前の店を訪問してから、もう7年にもなる。

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 立派な施設の中に入ってみると、こんな感じの店構え。11時半頃だというのに、もう満席だ。相変わらず人気店のようだ。但し、場所柄なのか客層が以前とずいぶん違う気がする。かなりご年配の皆さんと家族連ればかりで若い人が少ないというかいない。

 そして今日の使用小麦粉は「すずらん 7割」にお馴染み「地粉 農林61号全粒粉 3割」だそうだ。

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 入口前で名前を書いて待つうちに、メニューを見ながら品定め。中に通される直前、スタッフのお姉さんに「(注文が)お決まりでしたら、先に聞いておきますが」と言われ、せっかくだからと「糧うどん」と「釜あげ」をオーダー。
 じきに通されて着席。するとテーブル上のメニューには店先のには書いてなかった私のお気に入り「ぶっかけ」があるではないですか。失敗したぁと思ったけど後の祭り。まぁ仕方あるまい。

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 他にテーブル上には、醬油や一味、塩(ひんぎゃの塩)、特製薬味などが置かれている。
 しばらくして出てきたのはサービスだという「うどんのカリントウ(右)」。これをポリポリやりながら待つことしばしで、ようやくご登場。

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 「糧(かて)うどん 800円」
 かつてと同じルックス。いいねぇと、まずは何もつけずにうどんを一本、小麦の芳香が広がってよしよしと思いきや、かつてに比べてややヤワイ感じ。当時は農林61号だけだったと思うので、ブレンドの差なんだろうか。

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 肉汁は結構ライト系というかクリアなタイプ。あれ?こんな感じだったっけ? 7年も前の記憶だから結構美化されてるのかな(^^;

 ともかくも、アッというまに食べ終わって、お代わりならぬ二種目。

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 「釜あげ うどん 700円」
 こちらもじきに出てきて、見るからに熱々だ。ダシ汁が入ったおちょうしは、首の上の部分しか熱くて持てないくらい。そうそうこれこれ、と早速うどんを釜から持ち上げて、器に入れようとすると、あれ?ブツブツ切れる。全粒粉を使用しているせい? シロートには判らんですが。

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 この店のうどんは一本一本が長いのが特徴。だけど持ち上げる途中で切れたりはしないはず、・・・だったけど。そう言えば、エッジの立ち方もかつてほどではないような。・・・コシも?
 それでも熱々のダシ汁をぶっかけてやると、ふむふむ旨い。

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 でも、ちょっともの足りないような気がしたので、テーブル上の「特製薬味」を足してやると、好みだろうけどダシ汁が劇的によくなった(^o^)v

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 よしよし、これならうどんがちょいとヤワめなのも許せるよねと。

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 続いて別に用意してくれた器にとって生醤油で食べてみると、あ、こっちの方がダシ汁をぶっかけるより好きかなと。

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 最後に「ひんぎゃの塩」だけで食べてみると・・・混ぜるのに失敗して万遍なく塩が行き渡らず、ショッパイところと分かれてしまった。これ私のせい(^^; ともあれ釜あげは私的には生醤油にするのが吉みたいだ。

 というわけで、実に久しぶりの「エン座」はなんだか???なのでした。元の食感や旨さを多少なりと知るだけに、なんか妙な気分。たぶんブレなんだろう。また機会があったらリベンジに寄ってみようと思います。

◆むさしの エン座
 練馬区石神井町5-12-16 最寄駅:石神井公園
 「石神井公園ふるさと文化館」内
 11:00~15:30 月曜・第1火曜休

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2014.08.31

「野口製麺所@東村山」で 地粉の肉汁うどん

 家内と昼飯はどうしようという話しになった。ラーメンは昨日重いヤツ(^^;を食べたばかりなので、私的にはちと避けたい。うどんにしようと家内。それなら、ちと距離はあるけれど東村山だよね。と思い立ったら堪らない。早速クルマでGO!

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 というわけで久しぶりの「野口製麺所」である。昼食には少し遅い時間、14時少し前に着いてみると、先客は3組ほど。
 何度もここで書いているけれど、武蔵野うどんの聖地・東村山にあって、素晴らしく旨い讃岐うどんを食べさせてくれる店として有名だ。私と家内にとっては昨年 9/1の訪問以来だからちょうど1年ぶりになる。

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 残暑が厳しかった去年とは打って変わって、今日は涼しくて凌ぎやすい。クルマを裏の駐車場へ駐めて、こんな時は外がいいよねと外のテーブルへ。「ぶっかけ」または「玉子しょうゆうどん」にしようかと迷ったのだけど、武蔵野うどん風の肉汁うどんが最近人気だというので、それをお願いすることにした。

 うどんが茹で上がるにはしばらく間があるはず。だからというわけではないが、セルフで店内から取ってきたのがこちら。

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 「おでん」 串ものが @120円で それ以外は @80円。なかでもユニークなのがこれ。なんだか「チビ太のおでん」みたいで微笑ましい。お味の方もよくダシが染みていて旨い。

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 「野菜の掻き揚げ 100円?(値段忘れた)」  そうして沢山種類のある天ぷらの中から選んだのがこれ。本来ならこれらをアテにまずビール。そうして土佐の銘酒「美丈夫」へと逝きたいところなのだけど、クルマで来てしまったから、そうもいかないのが残念。・・・そうこうしているうちに本命登場。

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 「東村山産 地粉肉汁うどん(大盛り) 900円」   なるほど地粉なのだろうなという、やや灰色がかった色をしている。まずはうどんだけを口に入れてみると、武蔵野うどんらしい食感と地粉の旨みが伝わってくる。ただし、うどんの硬さ加減は武蔵野うどんのそれほどではなく、加水率高めなのか、やや讃岐寄りとでもいうか、これが野口製麺所が作る武蔵野うどんなのだろう。

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 肉汁には大きな豚バラ肉が入っていて、この味がよく溶け出している。そして、うどんをこの肉汁に浸して食べると、うんこれは旨い。肉汁と地粉のうどんが合うのはもちろん、うどんの旨みを邪魔しない肉汁に仕上がっている。

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 「玉子しょうゆうどん」  旨いウマイと食べ終わろうとすると、ご主人から「デザート代わりにどうぞ。サービスです。」と頂いたのがこちら。

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 たぶん香川産の粉を使った讃岐うどんだ。やっぱりこのツルツル感とコシのすばらしさはご主人ならでは。そしてダシ醤油に朝取れの地鶏卵がものすごく旨い。やっぱり野口製麺所は讃岐うどんがいいよねと改めて思った次第。

 家内が食べきれないというので、玉子しょうゆうどんの半分ほどを助けてあげて、お腹いっぱいの幸せ一杯。
 「おいしかった。ご馳走様でしたぁ」とご主人に挨拶をして店を出た。次回こそ酒が飲める状態で来たいものだ。

◆野口製麺所
 http://www.udon-noguchi.com/  東村山市野口町4-46-1
 11:00-15:30 土日夜の部 18:00-20:30 月曜休

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