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2024.09.12

2024残暑の南房総・竹岡式ラーメン「梅乃家」

 およそ 4か月ぶりのアクアライン越え。例によって木更津金田ICからはずっと下道で目指すは富津竹岡。もちろん狙うはこの店。

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 「竹岡ラーメン 梅乃家」
 ご存じ竹岡式ラーメン発祥の店。写真が残っている限り数えてみたら 2002年夏以来 27回目の訪問です(^^ゞ (上の画像は退店後撮ったもの。12人ほどの行列)

 9:40頃に着いてみると先客は地元と思われるお父さん一人。店先のイスに腰かけてスマホなどを眺めながらお待ち。ってか本当にまだ暑いよねぇ。

 開店時間10時の10分ほど前になると、いつもどおりおばちゃんがお待ちの人たちの注文を取りに出て来てくれます。「チャーシューメンと やくみ(キザミ玉ねぎ)、ライス少な目」をオーダーして待っていると、ほぼ定刻に開店。この時点で行列は 10人ほど。平日とあって今日は空いているみたい。

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 メニュー表です。一時期減らしていたチャーシューの枚数も一部だけ戻ったみたい。(チャーシュメン 8枚→ 6枚→ 7枚) ヤクミ(きざみタマネギ)は高どまり 100円のまんま。
 でもまぁ昨年10月からはさすがに値上げしてない・・・と思いきや、

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 上の貼り紙をご覧あれ。店のX(Twitter)でも告知されていたけど 10/4(水)からラーメン類を各 50円ずつ値上げするそう。

 初めてこの店に来た 22年前は 450円だったラーメンがついに 1,000円に到達してしまう。ヤクミを当たり前のように追加すると 1,100円・・・悲しひ。

 てなことを考えつつスマホのニュースなど見ていると、開店からおよそ30分後。ようやくご提供。

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 「チャーシューメン 1,050円+やくみ 100円」
 着席から30分ほどでスープがこぼれながらご提供。いつもどおりです。いかがでしょう、このルックス。コショーと一味唐辛子をかけると、ちょっと邪悪な印象に?

 真っ黒な醤油色のスープにチャーシューが7枚。中央に山盛りの「やくみ(キザミ玉ねぎ)」「メンマ」、「海苔」。

 まずはスープをひと口。チャーシューを煮込んだ煮汁を茹で湯で割っただけというスープ。そうこの味なんですよ。何故か中毒性もあって、この味を求めてアクアラインを越えるのです。

 

 ショッパいには違いがないのだけど、見た目の黒さほどショッパ辛くはなく、不思議な甘みが共存しているのです。これ「タマサ宮醤油店」の本醸造醤油と豚バラ肉だけでなせるワザなんだろうか。確かめてみたいものだ。

 他にも竹岡式を名乗る店は数あれど、やっぱりこの店の味でなきゃダメ。そんなカラダになってしまってます(^^;

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 麺を持ち上げた写真は失敗したので無し。保険に取っておいたヤツを代わりに(^^ゞ これ千葉市の「都一(みやこいち)」という製麺所が作っている乾麺なんですよ。

 チャーシューの煮汁がタレのスープにこの元乾麺の組み合わせ。そうこれでなくてはならないんです。
 もちろんチャーシュー自体も美味しく仕上がっていて文句なし。

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 「ライス 200円 (少な目でも値段は同じ)」をチャ丼化
  ラーメンからチャーシュー3枚とメンマ、ヤクミ、海苔を移して「チャ丼(チャーシュー丼)化」したもの。
 麺を食べ終わってからコイツに取りかかります。腹パンになるんだけど、これも梅乃家での楽しみ方の一つなんです。

 ちなみにこの店にはちゃんとした「チャーシュー丼 500円」があるのだけど、ご飯の量が多いのとブツ切りチャーシュー(結構ショッパイ)が多かったりするので、ライスを頼んで自分でチャ丼化する方が安上がりでいいかも。

 もちろん全て美味しく頂いて完食の八割汁。ご馳走様でした。久しぶりに梅乃家的悪魔注入完了!!

この店のこだわり(作り方
 チャーシュー:豚バラ肉をブロックごと醤油(のみかは不明)で煮込んだもの。
 スープ:チャーシューの煮汁を麺(乾麺)を茹でた そのお湯で割っただけという非常にシンプルなもの。
 チャーシューは普通の大鍋を使い(丸鍋もあり)ガスの火で煮る。
 麺は洗面器みたいな丸い大鍋を使って七輪の炭火で茹でる。茹で鍋のお湯を頻繁に変えるので回転はあまりよくない。
 麺は千葉市「都一」の乾麺。醤油は富津市佐貫の「宮醤油店」のもの。

 チャーシューはガスの火で煮て(七輪も使ってた)、麺は炭火の七輪で茹でる。何故そうするのかは判らないけど、ずっとこのスタイルなのです。

竹岡らーめん 梅乃家(うめのや)
 https://twitter.com/umenoya1954
 千葉県富津市竹岡401
 10:00-18:00頃 (当面 17:00まで)
 火・水休+月一回ほどの不定休

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