2024立夏(過ぎ)の南房総「竹岡式ラーメン 梅乃家」
およそ 3か月ぶりのアクアライン越え。出発時には曇り空だったのが南下するに従って雨が強くなりアクアライン手前では大雨。でも「海ほたる」では小雨に変わり、あとはずっと小雨混じりの曇り空。
「竹岡ラーメン 梅乃家」
ご存じ竹岡式ラーメン発祥の店。写真が残っている限り数えてみたら 2002年夏以来 26回目、7か月ぶりの訪問です(^^ゞ (上の画像は退店後撮ったもの)
9時半をわずかに過ぎて着いてみると先客は地元と思われるお父さん方3人。店先のイスに腰かけてスマホなどを眺めながらお待ち。
10時の開店時間の少し前になると、いつもどおりおばちゃんが注文を取りに出て来てくれます。チャーシューメンと やくみ、ライス半分をオーダー。定刻をわずかに遅れて開店。この時点で行列は 8人ほど。GW後の平日とあって空いているみたい。
メニュー表です。昨年10月からはさすがに値上げしてない。一時期減らしていたチャーシューの枚数も一部だけ戻ったみたい。(チャーシュメン 8枚→ 6枚だったのが 7枚に) ヤクミ(きざみタマネギ)は高どまりのまんま。
22年前と比べてほぼ全てが倍のお値段になってます。
「チャーシューメン 1,050円+やくみ 100円」
着席から20分弱で、ご提供。スープがこぼれてしまうのもいつもどおり。このルックスこそ「This is the 梅乃家」なんです。コショーと一味唐辛子は自分でかけたもの。
醤油色に真っ黒なスープにチャーシューが7枚。中央に山盛りの「やくみ(キザミ玉ねぎ)」「メンマ」。奥に海苔。
まずはスープをひと口。そうこの味なんですよ。チャーシューを煮込んだ汁を茹で湯で割っただけという濃くて強い味が特徴。これが中毒性を持っているのですよ。堪りません。
他にも竹岡式を名乗る店は数あれど、やっぱりこの店でなくてはなりません。
醤油色に染まって上がってくる細縮れ麺は千葉の都一製のなんと乾麺なんです。このスープにこの麺の組み合わせ。そうこれでなくてはならないんです。
スープに使った醤油で煮込んだ豚バラ肉もキッチリショッパ旨くて文句なし。一枚だけ端っこでやたら硬いのがあったけど(^^;
「ライス 200円 (半分でも値段は同じ)」をチャ丼化
ラーメンからチャーシュー3枚とメンマ、ヤクミ、海苔を移して「チャ丼(チャーシュー丼)化」したもの。いつもどおり麺を食べ終わってからコイツに取りかかります。これも梅乃家の楽しみの一つなんです。
ちなみにこの店にはちゃんとした「チャーシュー丼 300円」があるのだけど、ご飯の量が多いのとブツ切りチャーシュー(やたらショッパイ)が多かったりするので、ライスを頼んで自分でチャ丼化するのが吉。
何はともあれ久しぶりの梅乃家。全て美味しく頂いて完食の八割汁。ご馳走様でした。
このラーメンはやたらショッパ旨いという点で「がんこの悪魔」に通じるものがありますね。悪魔注入完了!!
★この店のこだわり(作り方)
チャーシュー:豚バラ肉をブロックごと醤油(のみかは不明)で煮込んだもの。
スープ:チャーシューの煮汁を麺(乾麺)を茹でた そのお湯で割っただけという非常にシンプルなもの。
チャーシューは普通の大鍋を使い(丸鍋もあり)ガスの火で煮る。
麺は洗面器みたいな丸い大鍋を使って七輪の炭火で茹でる。茹で鍋のお湯を頻繁に変えるので回転はあまりよくない。
麺は千葉市「都一」の乾麺。醤油は富津市佐貫の「宮醤油店」のもの。
チャーシューはガスの火で煮て、麺は炭火の七輪で茹でる。何故そうするのかは判らないけど、ずっとこのスタイルなのです。
◆竹岡らーめん 梅乃家(うめのや)
https://twitter.com/umenoya1954
千葉県富津市竹岡401
10:00-18:00頃 (当面 17:00まで)
火・水休+月一回ほどの不定休
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