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2023.07.01

「とんかつ けい太@西荻窪」特上ロースと特上フィレ

 ちょうど一か月ぶり。まさに月イチ恒例となっている西荻窪詣では、もちろんこの店のため。とんかつ自体も諸般の事情(^^;から、ほぼここだけ状態。

 「とんかつ けい太」。今回で37回目の訪問になりますね(^^ゞ 今日は珍しく二人。友人 Eloと改札前で待ち合わせて、すぐそこの店へ。

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 こちらがメニュー。開店当初は南州自然豚や月末だけ希少銘柄豚を出していたりしたのだけど、ここ半年くらいのランチタイムはご主人の実家である鹿児島の「青木畜産」で母と兄が育てたという「六白黒豚」の一本勝負です。
 あくまでも実家で育てた六白黒豚の良さを広めたいという開店時の理念を大切にしているのだと思われます。(六白黒豚とは何ぞやという人はこちらをどうぞ。)

 さて予約時間の11時直前に着いて店に入ると初めてテーブル席に案内された。カウンターの方がけい太さんのオペレーションを見られるのでいいのだけど、ここはここで落ち着いて話が出来るので良し。

 二人共通のオーダーはビールと先出しのキャベツにカラシ多め。メインのとんかつは私が「特上ロース(運がいい時だけ食べられます)」で Eloが「特上フィレ」。二人で一部シェアして食べようという作戦(^^ゞ

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 「サッポロ黒 700円」(価格は全て税込)と先出しの「キャベツ」
 まずは二人で乾杯。このキャベツはビールのお供ですね(お代わりは一回無料)。卓上の「黒トリュフのドレッシング」をトバッと廻し掛けだ図です。 この黒トリュフはたぶん"花鳥"。これまで散々二郎やそのインスパイヤを食べてきた私にとって花鳥は友達(^^ゞ

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 鹿児島県産「六白黒豚の特上ロースかつ(200g)膳 3,080円」
 あれこれ話しているうちにご提供。味噌汁はしじみ汁と豚汁を選べるので私は「豚汁」を、Eloはしじみ汁を選択。ご飯は久しぶりに北海道産「夢ぴりか」。さらに「カラシ多め」もお願いしたもの。

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 鹿児島県産「六白黒豚の特上フィレかつ(200g)膳 3,410円」
 Eloが頼んだもの。こいつの一つとリプロースの二切れを交換してみた。

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 最初に食べたのがこの特上フィレ(シャトンブリアンですね)。見事なロゼでしょう。感動的ですらありますね。
 ウッスラと浮いた肉汁に吸い付いてから歯を立てます(^^; まずは何も付けず、そして軽く塩を振っただけで。久しぶりに食べたけど六白黒豚の濃い旨味が凝縮している感じ。もう見事としかいいようがない。

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 そうして自分の特上(リブ)ロースへ。もう毎月のことなのだけど、ご覧の通りこちらも見事な仕上がりです。肉自体の旨味と脂身の甘みが渾然一体となって・・・要するに旨いっ!
 三元豚が当たり前の最近のとんかつだけど、黒バークシャー100%の六白黒豚の威力が凄いのです。さすがはご実家で丹精したというだけのことがある。そしてけい太さんの完璧な火の入れ具合。

 例によって殆どをピンク岩塩とカラシの組み合わせで。途中で一部を醤油とワサビの組み合わせで。どちらも旨いよね。

 ふっくらして美味しいご飯も、豚肉だけでなく具沢山の豚汁も文句なし。

 全てきれいに美味しく頂いてご馳走様でした・・・・・♭
 友人Eloも充分満足というか痛く感動してくれたみたいで良かった。

◇改めて書いておくと、軽く下味を付けてから実に丁寧な衣づけ。その後銅製の大きな丸鍋では低温でじっくり揚げ、続いて高温のフライヤーで二度揚げ。さらにバットに上げてからは油切りと同時にジツクリ余熱を通すというやりかた。衣付けから提供まで全てのオペレーションが実に丁寧なのです。

 サクサクで黄金色の衣は中屋パン粉工場謹製のものでやや粗め。昨年NHKの「探検ファクトリー」でも取り上げられてましたね。

 「けい太」はオープンからわずか2年ほどでミシュランの「ビブグルマン」、続いて「東京とんかつ会議」の殿堂入りにも名を連ねた店。
 さらに西荻窪の改札を出てわずか30秒という立地。完全予約制だけど未食の方には是非一度どうぞとお奨めしておきますね。

とんかつ けい太
 https://www.facebook.com/tonkatsukeita/?tn-str=k*F
 杉並区西荻南3-10-6 中村ビル B1F 最寄駅:西荻窪駅
 11:00-14:00 17:00-21:30 要予約
 月木休 2019/11 Open

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