2022秋の安曇野「そばの庵 はや田」で ソバジロー
乗鞍高原から下りてくると、まだ 11時。昼食はせっかく安曇野に来たのだから蕎麦でしょうということで話がまとまって、出かけたのはこちら。
「そばの庵 はや田」
堀金の地にあって、気取らないそば屋さんだ。私的には「常念」なき後、ここがお気に入り。家内と次女、孫っちを連れて3年半ぶり4回目の訪問。
どう気取らないかと言うと、まずは食事としてのボリュームがしっかりあること。元々そばは庶民というか農村の食べ物。ザル一枚を3~4口で食べ終わってしまうような気取った高級店には地元の人は通わないのですよ。
ご覧のとおりメニューは基本的には「十割そば」と「二八そば」、温かいそばは「かけ」や「肉そば」などしかなく、天ぷらなんぞ無いという潔さ。
今回私は、もちろんお気に入りの二八そばをイクつもり。
でも3年半のブランクのうちに、こんなメニューが登場してた。思わず「えーっ!」。 なんと!「ソバジロー」。さらに 10食限定だなんて言われたら、もう頼むしかないではありませんか。
私は当然それ。家内と次女は普通の十割蕎麦をオーダー。
待つあいだ思い出していたのは、かつて松本駅前にあった「フォルクスラーメン 国分」で提供されていた「大日本邪道そば」。ラーメンのスープにチャーシューやメンマなど定番の具材。でもその中には中華麺ではなく日本そばが入っているという「邪道」なのです。
あの食後のなんとも言えない切なさ、無念さみたいなのも思い出してしまって戦々恐々(^^;
注文が入ってからご主人が打ち茹でる。それなりに時間がかかってから出てきたのがコイツ。
「豚こつかけそば ソバジロー 770円」
いかがでしょう、このルックス。横から見るとこんな感じで、たしかに二郎風。一味をかけ廻せば結構凶悪な風貌に(^^;
大量のヤサイ(モヤシ7にキャベツ3)とキザミねぎ、ニンニク。見えないけど豚肉の小塊(チャーシューではない)がいくつか。スープは醤油色に茶濁した豚骨ダシ。
まずはスープをひと口。うん確かに二郎風になっている。日本そばのカエシを豚骨ダシで割ったものがベースのようだ。これ充分あり。
で、蕎麦はご主人が打つ十割そばなのです。どうよ!ソバジローです!文句あっか!?みたいな(^^;
ある意味怖いモノ見たさで食べたわけだけど、怖くはありません。またマズくもありません。ちゃんとソバジローとして成立しているのです。それなりに旨いし。
でも、やっぱり食後の切なさみたいなものは前出の「邪道そば」ほどではないけれど残ってしまうのでした。
・・・でも、今度来たらまた頼んでしまうかも(^^ゞ
このメニューを出し続けるご主人の男気に感謝。二郎ファンの皆さん、こちらに来る機会がありましたら、是非一度どうぞとお奨めしておきますね。
そうそう、最後に家内と次女が食べた「十割そば 1,100円」を載せておきます。これが本来の?この店のそばです。
しっかりボリュームがあって普通なら食べきれない量なのだけど、美味しいので二人とも食べきってました。
全員(孫っち除く)おなか一杯になって、ご馳走様でした・・・・。
◆そばの庵 はや田
長野県安曇野市堀金三田270-1
11:30-15:00
以降、夜の部含め予約制 水曜休
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