立飛で「一式双発高等練習機 キ54」を見てきた
先日「立飛(旧立川飛行機)」で今日からタイトルの機体の展示が始まるというニュースを知った。
なんでも昭和18(1943)年に十和田湖に不時着水し、冷たい湖底に69年間沈んでいた機体だそうだ。幸い海水のような強い腐食は進まず、ボロボロで穴だらけではあったものの、なんとか原形を留めた状態で発見され 2012年に引き揚げられたという。
その後「青森県立三沢航空科学館」に展示されていたものが、昨年末 製造元の「立川飛行機(立飛ホールディングス)」に返還されたのだそう。
戦後、日本の軍用機はほぼ全部が廃棄処分とされたので、同機種としては現存する唯一の機体なのだとか。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
早速行ってきたので撮った写真を何枚か載せておきますね。上が展示室というか倉庫。入場は無料。
最初に引揚げ時のビデオなどを見た後、展示室へ。初日 且つ開始時間の10時をわずかに過ぎただけなのに結構な人。平日だよ(^^;
正面右から。右側には外された操縦席。
続いて主翼(右翼)。
右翼と胴体。日の丸がちゃんとに残っていますね。
右翼のエンジン。
逆側、左翼のエンジン。空冷式星形9気筒。
ほかに尾翼や取り外された各部品や計器類、操縦席の計器パネルなども展示されています。
一通り見て廻ると出口でこんなノベルティーを貰った。有り難く頂いて立飛を後にすることにした。
最後に機体と運命をともにしたという三人の英霊に合掌。
◇TACHIHI (立飛) ニュースリリース
https://www.tachihi.co.jp/2021/11/19/issikisouhatsu/
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