FBのO崎さん情報で知った店。「東京肉しゃぶ家」の姉妹店で高級銘柄豚のシャブシャブやサムギョプサルを提供する歌舞伎町の有名店「PRETTY PORK FACTORY」が9月から昼の部でとんかつ専門店「Katsuプリポー」として営業しているという。いわゆる二毛作のスタート。
美食家O崎さんが旨いと紹介するほどの店ならばと早速FBから予約して行ってみることにした。歌舞伎町のかつてよく通った小路。実に久しぶりだ。
看板は「PRETTY PORK FACTORY」だけなので、ここでいいのかちょっと迷う。階段を上がると受付があり「予約したBUSHです」と言うとお待ちとしておりましたと席へ案内された。
高級感漂う広い店内にお客さんはチラホラ。4人用テーブルに私一人。他のお客さんは殆どが二人のようだけど同じように四人席。空間にかなり余裕がある。コロナ対策もあるだろうけど、まだ試運転中ということで客数を絞る必要もあり完全予約制としているのだそうだ。
さて、オーダーは左のメニューには書いていない銘柄。千葉県産銘柄豚ダイヤモンドポークのロースかつ。予約時にお願いしておいたものだ。
テーブル上には自家製ソースや岩塩など各種調味料が整然と並べられているのも好ましい。
最初は「生ビール 682円」でプハーッ!(写真撮り忘れた) タンブラーで出てきたのでアッという間に飲み干してしまった。足りないよねと「角ハイボール 583円」
テーブル上の小壺にはキュウリの辛子漬けが入っていて、これがいい肴になってくれた(^^;
オーダーから20数分後、最初に出てきたのはこちら。鉄釜で炊かれたご飯。中に炭が入っている。とんかつ店でこんなの初めて。まるで高級旅館の晩餐みたいだ。
そしてお待ちかね。本編のご登場。
「千葉県産ダイヤモンドポークのロースかつ御膳 4,100円(税込)」
勝手に御膳と名付けたけど、どこにもそれらしい言葉が無いので「定食」というレベルじゃないなと。また最初から端っこが返されているのも珍しい。その上にはアオサ海苔、レモン。少なめのキャベツ。
ハマグリ出汁だという味噌汁に自家製ポン酢、水キムチ、少量のネリカラシ、ゴマ(私は使わない派)。
一番厚い部分を返して寄ったのがこちらの画。見事な火の入り加減ではありませんか。衣だってピッタリと肉に寄り添ってどこにも破綻などない。
そしい何よりも柔らかく旨い。リブロース(肩ロース)だと思うけど肉自体の旨味と脂身の甘みが実に素晴らしい。
例によって何も付けずに一枚。以降は岩塩とレモン。今回初めての経験が二つ。これは有りと思ったのは岩塩と山椒の組合せ。実によく合っていたのですね。そして自家製のポン酢。これがまた良く合う。この発想は無かったなぁ。
ちなみにこのダイヤモンドポークは中ヨークシャーの純粋種だそうだ。詳しくはこちらへどうぞ。パン粉は「成蔵」や「けい太」と同じ「中屋パン粉工場」のものを使っているとのこと。
店主髙さんは7月にとんかつを思い立ち、独学で進められたのだとか。そう聞くと大丈夫かと思ってしまうけど、驚くほどの完成度。もちろん豚肉を美味しく提供するためのノウハウはすでに持っていたわけだから驚くには当たらないのかもしれないが、それにしてもと感心。
またメニューにヒレがない理由はまだちゃんとした火入れまで到達していないからとのこと。
とんかつを食べ終わった頃に出てきたのが昆布出汁。残ったご飯にアオサ海苔を載せてこの出汁をかけてやると雑炊風。これがまた旨かった。締めとしては文句なし。
自家製のソース2種を試さなかったのは心残りだけど、全て美味しく頂いてご馳走様でした・・・・#
◆Katsuプリポー(PRETTY PORK FACTORY)
新宿区歌舞伎町1-10-3 G3ビル 2F
最寄駅:西武新宿駅
12:00~ 03-3209-2929 完全予約制
不定休 というか 現時点では不定期営業
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