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2020.12.01

「とんかつ けい太@西荻窪」で 富士宮 萬幻豚の特上ロース

 すっかりお気に入り。コロナ禍もあるけれど、この店に通い始めてから明らかに「成蔵」に行く回数が減った。この店もそれなりに「高級店」の範疇に入るけど、コスパはずっと優れている。と思う。というわけで時差通勤後に西荻窪。今回で6度目の訪問になる。

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 「とんかつ けい太」 狙いは毎月月末から月初のわずか一週間ほどだけ提供されるこの店の希少銘柄豚シリーズ。今月は静岡県富士宮市の「萬幻豚」と SNSで案内があったので即予約。

 富士宮と言えば私的には割りと慣れた街。「富士宮焼きそば」好きの私としては「富士ケ嶺・おいしいキャンプ場」に行くと殆どの場合、富士宮まで足を伸ばしていたものだ。でもこの「萬幻豚」は知らなかった。となれば食べてみないわけにはいかないよね。

 予約時間 17時の数分前に着くと一等賞。今日はスタッフの可愛いお嬢さんがいないのがちょっと残念。お兄さんによる検温と手指消毒を経てカウンター一番奥に着席。

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 こちらが本日のメニュー。ご主人に上ロースと特上ロース(リブロース)のどちらがいいだろうかと聞くと脂身が苦手でなければリブロースをということなのでオーダーはそれ。

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 最初はもちろんビールでしょうと「サッポロ黒 715円」。定食のキャベツを先出しして貰った(キャベツのお代わりは一回だけ無料)。このみずみずしいキャベツに卓上の「黒トリュフのドレッシング」を掛けてやると、これがまた旨い。ビールが進む。

 この奥の席に着くとご主人の丁寧な作業の殆どが見られるのですね。キャベツとビールでいっぱいやりつつ眺めているうちにご提供。注文してから 23数分後のことね。それほどじっくり時間をかけて揚げてくれるのですよ。

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「静岡 萬幻豚の特上ロースの特上ロースかつ 3,850円」 価格は全て税込。
 ご飯は山形産の「つや姫」。しっかりと豚肉が入った豚汁。右上にあるのは牡蛎フライ用のウスターソースとタルタルソース。そしてお新香。お皿に添えられているのはスダチとカラシ、ワサビ。

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 とんかつの左上に載っているのは大粒の「牡蛎フライ」。開店一周年記念のサービスだそうだ。

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 例によって一番厚い部分があらかじめ返されている。いかがでしょう、この断面。いかにもリブロースらしい脂身の入り方。そして肉部分にはきれいなロゼ。見ただけで柔らかさが伝わってくるではありませんか。完璧な火の入り具合なのが判ります。

 敢えて糖度が高く粗めのパン粉を使ったという衣はきれいなメイラード反応を見せてキツネ色。いかにもサクッと揚がっている印象。もちろんどこにも破綻などない。

 まずは何も付けずにひと口。この柔らかさは特筆ものでしょう。肉の旨みと同時に脂身の甘みが押し寄せる。これは旨いわ。塩だけ、塩とカラシ、更にワサビやスダチも使って食べてみたけど、どれも旨い。
 端っこの方はソースで。リブロースのような脂強めにはソースとカラシも良く合う。

 とんかつの揚がり具合に合わせて後から投入された大粒の牡蛎フライはウスターソースとタルタルソースで。これまた文句なしなのです。

 ご飯が旨い。大盛りにしなかったのを後悔したほど。ショウガが効いた豚汁も、ショッパ過ぎず酸っぱ過ぎずのお新香も私好み。

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 デザート「柚子のシャーベット」。このさっぱり感は有り難い。全てを美味しく頂いてご馳走様でした・・・・#

 一番価格が低い南洲自然豚のロース膳でも税抜 2,000円だから高級店でもある。それでも開店後一年で有名店の仲間入り。
 そして次回ミシュラン(ビブグルマン)には載ってくるはず(と思っている)店。未食の方には今のうちに是非にとお奨めしておきますね。

とんかつ けい太
 https://www.facebook.com/tonkatsukeita/?tn-str=k*F
 杉並区西荻南3-10-6 中村ビル B1F 最寄駅:西荻窪駅
 11:00-14:00 17:00-21:30
 木曜休、月曜ランチ休

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