「とんかつ けい太@西荻窪」で 南州自然豚の特上ロース
昨年11月にオープンしたこの店。じきに人気店になるだろうと思っていたけど、実際そのとおりだったようだ。ただ現在はコロナ禍の影響から予約制にして客数をコントロールしているという。
「とんかつ けい太」 西荻窪駅南口を出てすぐ目の前。但し地下なので入り口が判りにくい。
ともあれ運良く予約が取れて昨年12月以来 7ヶ月ぶりの訪問。夜の部のオープン時間に少し遅れて着いてみると先客がすでに二組 5人。前回と同じカウンター席に座って、まずは「生ビール 650円」をオーダー(写真撮り忘れた)。
前回書いたように鹿児島の養豚農家出身の若きご主人が、実家の母と兄が育てた黒豚を食べて貰いたいという思いから、料理人として10年以上の修行を経て、この店をオープンさせたそうだ。
ご主人以外にスタッフは二人。マスクをしているのが惜しいフロア担当の可愛いお姉さんと、厨房の助手役の若いお兄さん。
さてこの店の豚は「南州自然豚」と、その実家で育てたという「六白黒豚」の二種類。前回は「六白黒豚」を食べたので、今回は「南州自然豚」をオーダー。味噌汁は豚汁かシジミを選べるので豚汁を選択。
卓上の調味料は左から梅干し、ピンク岩塩、醤油、ソース。そしてドレッシングが黒トリュフと青じその二種。
厨房内は殆どご主人一人でのオペレーション。肉のスジを断ち、衣付け、銅製の揚げ鍋での低温揚げからフライヤーへの二度揚げ、油切りと余熱による火入れ。そして包丁入れ。全ての工程が非常に丁寧。だから時間もかかる(^^;
さらに頃合いを見計らって味噌汁を小鍋で温めるのもご主人の仕事。ご飯とキャベツの盛り付けが助手役のお兄さん担当かな。
「鹿児島 南州自然豚の特上ロースかつ御膳 2,600円」
岩手産「銀河のしずく」を使ったご飯に、豚汁。セットの中にお新香がないのはビールの肴にと先に出されていたから。
中央の厚い部分が「ひなた」風にあらかじめ返されて出てくる。厚切りの 200gだそうだが見事な火の入り具合。粗めのパン粉が薄いキツネ色の衣に仕上がって、もちろんどこにも破綻などない。
左から二番目三番目の肉も返してみると、こちらもきれいなロゼが入っている。まずは何も付けずにひと口。うん、旨い。歯が衣と肉を断ち切る時のサクッとして柔らかい感触もいい。感覚的には肉の部分にしても脂身にしても、比較的あっさりしているように思う。
なんでもこの豚は「豚本来のナチュラルな旨味と臭みやクセを感じない風味とジューシーで柔らかい食感が特徴」なのだそうだけど、私のバカ舌では微妙な差は判らない(^^;
黒トリュフのドレッシングをかけたキャベツをお代わりしつつ、例によって殆どをピンク岩塩とカラシで食べた。ハジっこの肉だけソースを掛けてみたけれど、このあっさり系の肉にはよく合っていた。
そうそう、特筆すべきは豚汁の旨さ。豚肉がゴロゴロと沢山入っていて、その旨みと沢山の根菜野菜の旨みがよく溶け出している。塩加減ももろに私好み。炊きたてなのだろう「銀河のしずく」のご飯も旨い。
最後にデザートとして出された「柚子のシャーベット」をいただいて、ご馳走様でした。ヒマを見つけてまた来なくては・・・・♭
◆とんかつ けい太
https://www.facebook.com/tonkatsukeita/?tn-str=k*F
杉並区西荻南3-10-6 中村ビル B1F 最寄駅:西荻窪駅
11:00-14:00 17:00-21:30
木曜休、月曜ランチ休
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