この店が鹿児島の「六白黒豚」を扱うようになったのは4月下旬のこと。それまでこの店のデフォルトは「漢方三元豚」で、通常のメニューの他に「漢方豚の各部位の食べ比べコース」が有名だった。でも、その後この黒豚君が安定して入荷するようになって、6/20からこの二種の食べ比べがコースに加わった。そうFBでアナウンスされたその日に即予約(^o^)v
というわけで友人F夫妻と連れだっての「とんかつ ひなた」である。
席に着くと既にコースメニューが目の前に用意されている。読みやすいように上部の説明書きの部分を除いてトリミングしてしまったが、「上品で女性的なイメージの漢方三元豚と九州男児を彷彿とさせる六白黒豚の対をなすような銘柄と部位毎の味わいの違いをお楽しみください」という趣向になっている。
撮り忘れてしまったけど、まずは「サッポロ黒」でスタート
最初に目の前のカウンターに載せて見せてくれたのは、調理前の豚肉たち。
左が「六白黒豚」で、右が「漢方三元豚」。そして手前から奥へ、それぞれのヒレ、ロース、リブロースと並べられている。見事ですね。これだけで素性の良さと鮮度の良さが伝わってきますな。
三人でイッパイやりつつ、あれこれ話すうちにコースがスタート。コースのお値段は 4,700円。
「漢方三元豚のロース」 このようにどの部位もそれぞれの肉の中央寄り一番良い部分を一切れずつ提供してくれる。
いつものというか食べ慣れた漢方豚。脂身の甘さが秀逸。
「六白黒豚のロース」 食べ比べてこそ良く判る、黒豚の旨みの強さ。脂も強めだ。でも旨い。味が濃いという表現がびったりなのですね。
「漢方三元豚のヒレ」 考えてみると、この店でヒレを食べるのは初めてだった(^^; いつもロース系を食べてしまうので。
ヒレ肉の場合は出てきた瞬間に表面に浮いている肉汁をチュッ。すぐに消えてしまうので出来た瞬間が勝負。でね、甘いのですよ、これが。上の画は、チュッと吸った後なので、肉汁は殆ど浮いてません。
もちろんヒレらしい柔らかさと肉そのものの旨みもジュワッ。同時に出されたトリュフ塩で頂いた。旨いっ!
「六白黒豚のヒレ」は肉汁に夢チュウになりすぎて撮り忘れてしまった(^^ゞロースと同様濃い味が特徴ね。これまた旨い。
「漢方三元豚のリブロース」 リブロースだけあって脂身の割合が多い。でもこの脂のスッキリした?甘さが素晴らしい。これもまたトリュフ塩で頂いた。
「六白黒豚のリブロース」 ご覧のとおり、こちらの方が脂が多いのが一目で分かる。濃い味、でもなんというか旨い。どうせリブロースを食べるのなら、この強い味の黒豚の方が正解かもと思ってしまった。
ここまでで食べ比べの部は終わり。2種3部位のいいところばかりを6切れ食べたことになる。160g程度はあったろうか。
そうそう、キャベツは別皿で出され、お代わり自由ね。みずみずしさを失わないようにドッと盛ったりしないのが、この店流。
「ひれかつサンド」
漢方三元豚のヒレを丁寧に開き上げたものをサンドイッチにしてくれた。実はソースかつ丼の選択肢もあったのだけど、三人一致でサンドイッチ。正解柔らかいパンとシャキッとしたキャベツ、カリッとした衣に柔らかく旨いヒレ肉。いやはやなんとも。
「漢方三元豚のいちぼ」
先日食べたイチボの旨さが忘れられず追加で頼んだもの。幸いF夫妻も美味しいと食べてくれた。良かった。
最後にデザートというかお新香代わりみたいなオレンジ二種。そして、いつもの旨い豚汁。
どれも美味しく頂いて、ご馳走さまでした。お会計はビール二本と追加のイチボを合わせて 6,300円也。
大奮発となってしまったけど、この食べ比べは素晴らしい。ちなみにこの二種の食べ比べをしたお客さんは我々が初めてだそうだ。
お店は東西線高田馬場駅の早稲田寄りの出口を出てわずか二分。ご興味のある方には一度是非どうぞとお奨めしておきますね・・・・#
◆とんかつ ひなた
http://www.tonkatsu-hinata.jp/
新宿区高田馬場2-13-9 最寄駅:高田馬場
11:00-13:30 17:00-20:30
日曜休 2017.1.12オープン
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