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2020.01.07

新年初「成蔵@南阿佐ヶ谷」で 雪室熟成豚

 仕事始め二日目、火曜日の今日は先日の「太志」に続いての「とんかつ 成蔵」。昨年暮れに予約しておいたもので、移転後通算11回目の訪問になる。

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 予約時間は17:00。小雨が降り続く中、その20分ほど前に着くとすでに先客が2人。早めに着いたのは同じ外待ちでも軒下、雨に濡れない場所に座りたかったから。軒下は最大6人かな。

 予約時刻が近づくと壁際に「本日の定食」が記されたホワイトボードが掲示された。やっぱり「愛農」も「岩中」も入荷はないみたいだ。
 それではとコスパに優れていて私的お気に入りの「雪室熟成豚」をメインで行くべくオーダーを伝え、待つことしばし。

 17:15過ぎに入店。カウンターの奥を案内されて着席。今日は真面目にビールはなしで。

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 「雪室熟成豚 特ロースかつ(180g)+ヒレ1枚定食 4,560円」
 ロースかつの右上にあるのがヒレかつね。そしてトレイの右側手前にあるのが併せて頼んだ「とりももかつ 70g 680円」。とんかつだけでなく、とりももかつも衣が白く粗目のパン粉であるのは変わらない。

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 この店の特徴である衣の白さが美しい。ロースよりヒレの方がより白いのが判る。ヒレの方が揚げ時間が短いということだろうか?
 その衣は箸で触れるとハラハラと落ちるのだけど、衣自体が破綻してしまうようなことはない。感心してしまうくらいだ。

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 「特ロースかつ」の一番厚い部分を返してみるとこんな感じ。今日のはいつもよりロゼの色が薄く全体に白っぽい。
 サクサクフワフワの衣と一緒に肉を頬張る一瞬の幸福感。でも今日の肉はそのロゼの濃淡が示すように、わずかに火が入り過ぎているように感じる。

 と言ってもその差はごくわずか。この店のご主人が揚げる完璧と思われる火の入り方に比べれば、というだけのことだ。硬いわけでもなく肉の旨味が消えてしまうわけでもない。そうして脂身の甘みは変わらない。

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 続いて同じ「雪室熟成豚のヒレかつ」。あまり美しい断面でないのが難点ではありますが、歯が刺さると同時にあふれる肉汁。その柔らかさを含め文句なし。

 そうそう、とんかつに塩を軽く振った上に、テーブル上の「まさじろうさんのマルオウ純正胡麻油」をほんの数滴垂らしてやると、なるほどこれもありだ。
 ちなみにこのゴマ油は豚汁に適量足しても旨かった。キャベツに廻しかけても合うのだそう。

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 「とりももかつ 70g」の断面。鶏肉なのでピンク色というわけではない。でもその柔らかさが秀逸。これまで食べたどんなトリモモより柔らかく感じる。
 ややカラメのソースとカラシの組合せで食べるのが私的お気に入り。

 とんかつの方は殆どをピンク岩塩とカラシの組み合わせで食べた。やっぱりこれが一番。

 豚汁もご飯も旨い。ピクルスが普通のお新香であれば、もっと嬉しいのだけどね。

 ウマイ旨いと食べ進み、完食。ご馳走さまでしたと店を出た・・・・。
 でもさすがにこの三種類を食べきるとお腹一杯なのは良しとして、胸ヤケとまでいかないまでも脂の強さがしばらく残った(^^;

とんかつ 成蔵(なりくら)
 https://twitter.com/narikura_1010/
 杉並区成田東4-33-9 最寄駅:南阿佐ヶ谷
 11:00-14:00 17:30-20:00 [完全予約制]
 水・日休 2010/8 高田馬場で創業 2019/7/8移転
 予約サイト https://www.omakase-japan.jp/stores/55285

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