「とん太@高田馬場」の 特ロースかつ定食
高田馬場で人気のトンカツ専門店として常に三本の指に入る「とん太@高田馬場」。
夜の部開店の25分ほど前に行くとすでに2人が並んでいる。続いて並ぶと じきに行列が出来始めた。場所が高田馬場と大久保に近いからだろうか。前後をハングルのグループに挟まれて、ここはどこ?(^^;
この店もまた「東京とんかつ会議」の殿堂入りであり、2015年から2017年版まではミシュランのビブグルマンにも掲載されていたという店だ。
昭和51年(1976年)創業というから 43年目。厨房内のご主人はかなりご高齢に見える。30才で開業したとしても 73才になる。そのせいか営業日は火水金曜日と土曜日の夜の部だけという週休 3.5日制になっている。結構ハードルが高いのだ。
定刻をわずかに遅れて開店。カウンター10席、小上りに4人掛けテーブル2卓という店内は、開店と同時に満席となった。あぶれた客が外に数人。
メニューを眺めフロア担当の奥さん?に「ビール」と「特ロースかつ定食」をオーダー。右の札にはお奨めの食べ方が書いてある。ふむふむ。
カウンターの調味料は、当店特製だというソースに醤油、海塩が二種、黒胡椒に七味唐辛子。あとからドレッシングとケチャップが出てきた。
「ビール(一番搾り) 770円」と「白ゴマ」の入ったすり鉢。この店も低温からじっくり揚げると聞いていたので、ノンビリとゴマをすりながらビールを飲んでいると意外にも(エッというほど)早く、オーダーから10分ほどでのご提供となった。
「特ロースかつ定食 2,160円」 味噌汁は豚汁・しじみ・わかめの3種類から選ぶことができるのでシジミを選択。そしてふんわりご飯とお新香。
粗目のパン粉が付いた衣の色は白に近いキツネ色。8切れにカットされているが、もちろんどこにも破たんがない。
一番大きな切り身の部分をクルリと廻すと、全体に薄くピンク色が挿し、いわゆる高級有名店に共通の色味。
推奨されていたとおり、まずは何もつけずに一切れを頬張る。うん旨い。けど特別ではない? 続いて中国産の海塩で。うん、この方がいい。さらに黒胡椒、すりゴマと試してみると、最初の塩にわずかに黒胡椒を混ぜてという組み合わせが一番私好みだった。
噂に違わぬというか、さすがのとんかつ。炊き立てと思われるご飯もお新香も美味しい。これで税込 2,160円なのだから、お値打ちの文句なしだよねと。
でも食べ進むうちに一点だけ。なぜ「ビブグルマン」からモレるようになったのか判るような気がする部分があった。私の感じ方 あるいは ブレの一種なのかもしれないので、具体的なコメントは避けておこう。
何か釈然としないものを胸のうちに残しながらお会計を済ませ店を出ると、行列は 6人ほど。思ったより回転は良さそうだから、夜の部はさほど待たないのかもしれない・・・#。
◆とん太
豊島区高田3-17-8 最寄駅:高田馬場
11:30-13:30 18:00-21:00
土 18:00-21:00 月,木,日祝休
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