名店と言われる店の「とんかつ」たちを食べてみて
昨年末から これまでのわずか 2ヶ月ほどの間に「東京とんかつ会議」を参考に食べた「とんかつの有名店」は全部で 12店。うち 9店が殿堂入りとなっており、「ミシュランのビブグルマン」掲載は 7店。
最初は殿堂入りの「たつみ亭@荻窪」の「とんかつ定食」。
「とんかつ 太志@池ノ上」で「ランチ とんかつ定食(ロース) 1,000円」
「丸五@秋葉原」 殿堂入り・ミシュラン で「特ロースかつセット2,300円」
「かつ吉@水道橋」で「ロースかつ定食(150g) 2,300円」
「すぎ田@蔵前」 殿堂入り・ミシュランで「とんかつ(ロース)セット 2,600円」
「井泉@御徒町」で「特ロースかつセット 2,300円」
「ぽん多 本家@御徒町」 殿堂入り・ミシュランで「カツレツセット 3,240円」
「とんかつ ひなた@高田馬場」 殿堂入り・ミシュランで 「特選ロースかつ定食(190g) 2,800円」
「神楽坂 あげづき」 殿堂入りで 「南の島豚特上ロースかつ定食 2,980円」
「ポンチ軒@神田小川町」 殿堂入り・ミシュランで 「特ロース豚かつ定食 2,440円」
「とんかつ燕楽@池上」 殿堂入り・ミシュランで 「ロースかつ定食 2,300円」
「とん太@高田馬場」 殿堂入りで 「特ロースかつ定食 2,160円」
振り返ると、共通しているのは使っている肉の良さが一番、そうしてそれを活かすも殺すも肉への火の入り具合だということ。さらに衣のつき方、油切れの良さ。あと私が判るのはご飯とみそ汁の美味しさくらいかな。
ミシュランに選ばれるには、これらのほかに店の清潔感や雰囲気、接客の良さが加わらないとダメみたいだ。
立て続けにこれら有名店を食べて見て、値段が高いのには高いなりの理由があるという、まぁ当たり前のことに思い当たった。
それまでの私の狭い「とんかつ世界」の中で一番だったのは今は無き「いもや@神保町」と「豚珍館@新宿西口」の2店。どちらも 1,000円以下でボリュームがあって美味しい「とんかつ定食」が食べられる店だったからだ。
でもほんの一部ではあろうが、前述の12店を食べてみて、美味しい「とんかつ」とはどんなものかという定義が私の中でおよそ形作られてきたように思う。また舌が肥えたというより感覚が変わってきたことに気付かされる。
元々 2,000円あるいは 3,000円を超えるような「とんかつ定食」と 1,000円未満で食べられる店を比べる方が間違っている。
いわゆる専門家による評価の高い店をわずかではあるけれど食べてみた今の時点で立ち止まる必要があるように思う。一旦 1,000円未満の味に自分の舌をリセットすることにした。
それはまた私の財布的にも必要な措置だと思われるから(^^;
というわけで、こちらは私が愛してやまない「いもや系」で都内最後の1店となってしまった「いもや@馬喰町」の「とんかつ定食 800円」。ようやく行くことができた。これはこれで充分旨い。
近々「豚珍館」にも行ってみるつもり。
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