2019雪国信越国境 湯煙り旅3「松之山温泉・ひなの宿ちとせ」
先ほど書いたように、あまり美しくない雪の峠道を走って着いたのは「松之山温泉」。日本三大薬湯の一つなのだそうだ。
全体を俯瞰して撮ることはできなかったので公式HPから拝借した温泉地のイメージね。雪の温泉場っていい。
そして本日の宿はこちら「松之山温泉 ひなの宿 ちとせ」。
なんでもこの温泉地でナンバーワンの旅館だそうだ。チェックインが 14:00だというのもいい。我々のようなシルバー世代の温泉好きには一時間でも早く宿に入って、部屋でノンビリと温泉を交互に満喫できるのが何より有り難いのですよ。
泊まったのは「夢の間」という部屋。こちらは 12.5畳のメイン和室。はい、お父さんはお母さんのために奮発しましたよ(^^ゞ
本来なら広縁にあたる部分が 6畳ほどもあって、そこに掘り炬燵とテレビ。マッサージチェアまで用意されている。
さらに専用の ひのき風呂が洗面所の隣りにあって、窓からの景色を見ながら入浴ができる。もっともこの風呂は温泉ではないというので使いはしなかった。
チェックイン後 旅装を解くのももどかしく、まずは「月見の湯(露天風呂)」へ。空いているうちに入ってしまえというわけ。(風呂の画は撮れないので全て宿のHPから拝借したイメージ)
この地域では屋根無しの露天風呂というのは少なく、冬季はその豪雪のために閉鎖せざるを得なくなるので外湯は屋根を設けているケースが多いそう。
実はこの「月見の湯」の画像こそが私をしてこの宿を選ばせた理由。もの凄く雰囲気があると思いません? もう一発で惚れてしまいましたね。但し夜の部は女性専用になってしまうのが玉にきず。
続いて貸し切りの家族風呂。45分という制限時間はお父さん的には充分だけど家内的には髪まで洗うには不充分だそう。後で大浴場へ行けばいいぢゃんと。
そうそう日本三大薬湯の一つだという温泉。ちょっとショッパくて金属に似た味がした。そしてその塩分のせいかとてもよく温まって湯冷めもしにくいお湯でした。
この「三大なんとか」ってかなり胡散臭いと前にも書いたけど、三大かどうかは別にして薬湯を名乗るだけのことはあると思わされた。
さて別室へ移動して夕食。こんな個室での晩餐となった。
こちらがそのメニュー。
最初に用意されていたのがこちら。焼酎のミニボトルと家内用のアンズサワーをオーダー。
鍋物以外は常温で食べるものばかり。
温かい料理はタイミングを見計らって都度出された。撮り忘れたけど、それらは湯治豚と題された地元産の銘柄豚を源泉からの低温で茹でたもの。そして新潟和牛のサイコロステーキ。これがまた旨かった。
食べ終わって一休みした後、私は内風呂(大浴場)へ。ここにも半露天風呂があって、湯温がやや低く長風呂にはちょうど良い。
家内は、この時間は女性専用となっている露天風呂へ。夜は雰囲気があってとても良かったそうだ。温泉好きの家内はこの後さらに内風呂へ。
風呂から上がった私は炬燵に入り、テレビなど眺めつつヌクヌクの中で残った焼酎をお湯割りでやっている内に爆睡。気がついたら朝なのでした。
朝起きてまずは温泉。そしてこちらが朝食。沢山の小鉢があって家内は満足そう。
この「みらい納豆」がよく糸を引いてネバネバ。となりの温泉玉子と一緒にご飯に載せて「TKG with納豆」ね。
さて、もうひとっ風呂浴びてからチェックアウトすることにいたしましょう。
雪深い山間の温泉旅館。東京からの温泉なら、他にも名湯と呼ばれるところがいくつもあるよねと、なかなかここまではいかないという場所。
部屋も食事も接客も良かったけど、何より非常に雰囲気の良い外風呂を持った旅館なのでした。できれば冬場にどうぞとお奨めしておきますね。
◇松之山温泉 ひなの宿 ちとせ
https://chitose.tv/
新潟県十日町市松之山湯本49-1 標高 385m
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