2019雪国信越国境 湯煙り旅1「往路・津南でへぎそは」
信越の山沿いには大雪の予報が出ている。そんな中、朝8時過ぎに家を出た。家内を助手席に乗せ、向かい風を突いて関越自動車道をひた走る。思ったよりクルマが多いのは金曜日のせいか。
水上ICから先は雪のためチェーン規制。ナビが「そろそろ休みませんか」と言い出して間もなく谷川岳PAへと強制的に誘導される。ついでにここでトイレタイム。
関越トンネルはチェーン装着車の通行を禁止しているため、降雪時は全てのクルマがここへ誘導され、チェーンを巻いているクルマはここで外すことを強制される。つまり冬用タイヤ装着規制時にはスタッドレスタイヤ以外は、ここから先の通行は不可なわけだ。
この風雪の中、チェーンの脱却確認のため一人ポツンとたたずむ係員の前を通り過ぎ、再び本線へ。
国境の長い(関越)トンネルを抜けるとそこは雪国だった。本線上もずっと雪道。必要以上にスピードを落とすクルマがいると厄介だ。雪道での車線変更には気を使わされる。
「六日町IC」を下りて、冬季通行止めを迂回しつつ十日町へ。最初に予定していた店をパスして飯山線沿いというか信濃川沿いのR117を一気に津南方向へ。
さてさて最初の目的地「手打ち蕎麦処 とみざわ@津南」である。ざっと 250kmを走破したことになる。コシヒカリや日本酒以外でこの地域の山間部の名物と言えば「へぎそば」だろう。
一度もこの「へぎそば」を食べたことがない家内向けの昼食ね。
メニューを見て手打ち蕎麦を頼もうとすると、なんと本日分の手打ち蕎麦がまだ間に合っていないという。11:30という時間なのに? わさわざこの店を選んだというのになんということだろう。平日の昼食に若干値段の高い手打ち蕎麦を頼む人が殆どいないとか、そんなことなのだろうか。
気を取り直して手打ちでない細切りの「へぎそば」と温かいそば、舞茸の天ぷらを頼むことにした。
「舞茸天ぷら 550円」 最初に出てきたのはこれ。思ったよりなんていうと失礼だが、身が厚い舞茸で食感を含め大変美味しかった。
「せいろ(へぎそば小・もり三枚分) 2,350円」 続いて出てきたのがお待ちかねのへぎそば。中越の言葉で箱を意味するのが「へぎ」で、その箱状のせいろに入っているから「へぎそば」。ご存じのとおり布海苔をつなぎに使っているためにツルツル感が強いのが特徴。
家内とシェアして食べた、この「細切りのへぎそば」は実際ツルツル感が強くとても美味しいものだった。ひょっとしたら「手打ち」より旨いかも?(^^;
「秘密のけんみんshow」などではカラシで食べると言っていたが、一緒に出されたのは「わさび」。以前越後湯沢の「中野屋 湯沢本店」で食べた時も、敢えてリクエストしない限り「わさび」しか出てこなかったので、現実はTVとは違うということかもしれない。
「天ぷらそば 1,130円」 温かいそばも食べたいよねと、こちらも家内シェアしつつ食べたもの。同じそばを使っていると思うのだけど、温かいそばになるとツルツル感が薄れている。充分美味しかったけどね。
次回またこちら方面に来ることがあったら、早い時間でも手打ち蕎麦を出してくれる店に行こう。
◇とみざわ
025-765-2535 210km 180min
新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡丁7842-1
11:00-19:00 木曜休
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