「神田ポンチ軒」 特ロース豚かつ定食
神田小川町の駅から2分ほどの場所にある行列店「神田ポンチ軒」。小石川の有名洋食店「フリッツ」で修業後 2012年5月、この地にオープンしたのだそうだ。
この店もまた「東京とんかつ会議」の殿堂入りであり、「ミシュランのビブグルマン」にも2015年から 5年連続で掲載されているという店。もちろん「食べログのとんかつ百名店」にも入っている。
平日夜の部は 17:30開店。行列が出来ているかもと早めに着いてみたが、先客無しの後客もしばらくして一人だけ。昼と違って早い時間なら行列の心配は要らないみたいだ。
定刻より数分早く開店。店内はカウンター 6席とテーブル席 5卓という構成。厨房内にご主人のほかスタッフ1人。フロア担当はお兄さん1人。
メニューを見ずともオーダーは決まっている。お兄さんにお願いしたビール「スーパードライ 650円」がすぐに出てきてプハーっ! いつもながら至福の瞬間。(メニューはお店のHPでご確認ください)
卓上の調味料は左上から液体の柚子胡椒にソース二種、塩、七味唐辛子。これとは別に後からキャベツ用のドレッシングが出てきた。
「特ロース豚かつ定食 2,440円」
ご飯とみそ汁。みそ汁はちゃんと豚肉も入った豚汁になっている。そしてお新香。「特」と名の付くメニューは沖縄県産の豚肉を使用しているそうだ。
これまでの店に比べれば、わずかに濃いめのキツネ色をした衣。その衣はきっちり肉に貼りついていて、もちろんどこにも破綻はない。濃いめの色なのでガリッという食感だと嫌だなと思ったけど杞憂だった。
肉の方はほぼ全体にうすくピンク色が刺している。均一に火が入っているということだろう。
まずは何もつけずに肉だけの部分を一口頬張ると、ジワリと肉汁。うん、旨い。衣のサクッとした食感と、肉の柔らか過ぎない歯応えも好ましい。
続いて脂身を含む部分を口に入れると赤味の旨みに脂身の甘味が加わって、いや素晴らしい。
六切れにカットされた肉の殆どを塩だけで食べた。残りの二切れのうち一切れは太陽ソースという名のソースで。これがなかなか旨かった。ウスター風にサラサラなのだけど甘味があって、とんかつに良く合っている。もう一切れは液体の柚子胡椒で。これは私的には今市市。
特に銘柄は謳っていない塩だけど、やっぱり一番とんかつの旨みが引き立つのは塩のようだ。
豚汁も炊き立てと思われるご飯も美味しい。しいて言えばお新香だけが、やや浅い感じ。
ともあれ、とんかつ会議やミシュランの評価に違わぬ美味しい「とんかつ」なのでした。
洋食店出身だけに、洋風牛スジの煮込みや各種フライ、かつカレーなどもあって、どれも美味しそう。この店もまた再訪必至の1店に仲間入りです・・・・。
◆神田ポンチ軒
https://www.ponchiken.jp/ 千代田区神田小川町2-8 最寄駅:小川町
11:15-13:30 17:30-20:30
日曜休 2012.5.18オープン
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