「とんかつ 太志@池ノ上」で 特ロースかつ定食
年末に初めて食べて感動した店を再訪。何度か紹介している「東京とんかつ会議」 で取り上げられたことから知った店だ。
世田谷区代沢の淡島通り沿いにある「とんかつ 太志」。
開店時間を20分ほど過ぎて着いて見ると、店内は満席ながら行列は無し。数歩退いて上の画像を撮っていると、後から来たお兄さんにスッと先に並ばれてしまった。あれま(^^;
たった13席の店内 かつ 調理にそれなりに時間がかかる店。この一人の差が結構大きくて、かなりのお待ちの後店内へ。
さてメニューを見るまでもなくオーダーは決まっている。前回、ランチの「とんかつ定食 1,000円」で感動した私としては「特ロース」だったらどうなんだろうと、ちょっと奮発。
フライヤーやカウンターの向こう側がよく見える位置に座われたので、ご主人のオペレーションを拝見。お隣りの人が同じタイミングで頼んだ「とんかつ定食」の豚との違いが見て取れた。肉の色がやや赤身を帯びていて、大きめのかなり厚め。
低温の油で時間をかけて揚げているのは前回と同じ。目の前のフライヤーからはパチパチという揚げの音は殆どしない。不思議と揚げの後半になってわずかにパチパチ音。
「特ロースかつ定食(200g) 2,160円」 徳島産吉野川ポークを使ったロースかつだそうだ。前回の「とんかつ」があまりにも私好み過ぎて、比べると果たしてどうなんだろう。そう思ってたけど、期待は裏切られず。
ご覧のとおり一番分厚い肉の部分はピンク色ならぬやや赤い色。不思議なことに脂身と見まがうような白い部分もある。
まずは例によって何もつけずに一口。「う、旨い」。柔らかくサクッと歯が通る感じが素晴らしい。衣の軽い食感も好ましい。そして豚肉の旨みが広がるのだ。
肉の赤い部分と白い部分との差をもっと分けて食べるべきだったろうか。でも朝飯抜きのおっさんには そんな余裕はない。とにかく旨いのだ。軽く下味をつけてあるからかも知れないが このままでも充分に旨い。
そうして脂身を含んだ部分を頬張ると「あっ、もっと旨いっ!」 前回の「とんかつ定食」の時にも感じたことだけど、この脂身の甘み旨みが秀逸なのだ。
私にしては珍しくソースを使わずに、レモンを少々と卓上の岩塩、添えられたキザミわさびだけで食べ終えてしまった。
前回書いたようにコシヒカリのご飯も信州の老舗醸造元に特注しているという味噌汁もいい。お新香も口の中をすっきりさせるのにピッタリだ。
敢えて、強いて言えばだけど、今日のは衣の付きがやや(ほんの少し)あまい。一部切れてしまっているのが惜しいかなと。
なんて、まだまだ甚だ浅薄な経験・知識ではあるものの、今のところ私的には このまだ大して有名でもない店の「とんかつ」こそがナンバーワンだと感じている。
前回書いたように今後も何度か再訪必死。次回は限定入荷の豚を使ったとんかつを食べてみたいと思っている。
とんかつ好きで未食の方には、是非に是非にとお奨めしておきますね。
◆とんかつ 太志
http://www001.upp.so-net.ne.jp/aqua/
世田谷区代沢4-34-12 最寄駅:井の頭線池ノ上
11:00-14:00 17:30-22:00(売切終了) 火曜休
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