「丸五@秋葉原」で 特ロースかつ
ここのところ「とんかつ」づいている。というか先日の「太志@池ノ上」で覚醒したようだ。もちろん BS-TBSの「東京とんかつ会議」の影響が大きいことも事実。
「丸五(まるご)」 年の瀬も押しつまった今日、ちょっと早めに職場を出て向かったのは秋葉原にある有名店のこちら。ミシュランのビブグルマンにも選出されている行列が絶えない店。総武線の車窓からもその行列の一部が見える。
ミシュランはおいといて私が行ってみようと思ったきっかけは「東京とんかつ会議」の殿堂入り店に選ばれていることが大きい。
念のため開店時間の40分前、16:20に店の前に着くと先客が一人。じきに行列が増え始め開店時には20人超となっていた。
定刻に開店。カウンターに案内されて着席。2階の様子は判らないが、狭い店内にカウンターが6席と二人掛けテーブルが2卓。この1階だけで、なんと男性スタッフが6人。うちフロア専任は1人。狭い厨房というかカウンターの向こう側に5人と言う体制。二階からは女性スタッフの注文を伝える声が聞こえる。
メニューを改めて眺めてはみたものの注文は初めから決まっている。フロア担当のスタッフに「特ロースかつとセットをお願いします。それと生ビール(中)も」。
コートを脱ぐとすぐにそのフロア担当のスタッフが「お預かりします」。なるほどミシュランね。
カウンターにはソースと岩塩、カラシにラッキョウ、梅干しが並ぶ。
「生ビール(中) 550円」 提供にある程度時間がかかるであろうことは予想していたので、このビールを飲みながら待つ作戦。私の位置からは鍋またはフライヤーは見えないけど衣を着ける作業が見て取れる。実に慎重 且つ 丁寧な作業であることがよく判る。
鍋にたぶん私のものと思われる衣をまとった豚肉を滑り込ませてから、結構な時間がかかり、ゆっくり飲んでいた生ビールがなくなる頃にご提供。一番手のお隣さんが頼んだ「特ヒレかつ」は更に少し遅れての提供。
「特ロースかつ 1,850円+セット450円」
セットとは、ご飯・赤だし・お新香のこと。計 2,300円ね。特ロースと特ヒレには定食というメニューが無く、ご飯やみそ汁は単品で頼むか、このセットで頼むかの選択になる。
ご覧のとおりキャベツだけでなくレタスとトマト、レモン。赤だしの具は豆腐となめこ、ダイコンの薄切りなど。そしてお新香。
この肉の厚さが時間のかかる要因の一つでもあるだろう。ざっと 140~150gはあるだろうか。右から二番目の断面。本当にうっすらとピンク色が入っている。
まずはこいつを脂身のない方から何もつけずにひと口。
なるほど評論家や美食家の諸氏が口をそろえて褒めるだけのことはある。噛み切るという感じではなく、かといって柔らか過ぎず、歯が衣のサクッとした感覚を味わったあと肉をサッとせん断?する感じだろうか。そして口の中に広がる上質な豚肉の旨み。
さらに ふた口目で脂身のある方を食べると肉の旨みと油の甘みが一体になって押し寄せる。下味はついているようだけど、わずかに塩かソースをつけるのがよさそうだ。両方試したけど、私の場合はソースを控えめに。
ご飯はちょうど夜の部が始まったところ。炊き立てのフワッ。魚介のダシが効いた赤だしも私好み。お新香は良い脇役だ。
美味しい「とんかつ」定食だった。食べ終わる頃合いを見計らって、今度はほうじ茶?が出てくる。そしてお会計を済ませると、さっとコートを着せかけてくれた。またまた さすがミシュラン(^^;
ここまで書いておいてなんだけど、私的には先日の「太志」の とんかつ定食 1,000円の方が旨く感じた。一定以上の水準になると、どう感じるかは好みの問題だろう。
わずかな経験ではあるけれど、今のところ先日の「太志@池ノ上」が私のベストのようだ。
ちなみに、この店のご主人は「かつ吉@水道橋」の出身だそう。今度はそっちにも行ってみなくてはなるまい。
そうそう、食べ終わって店を出る(17:30頃)と、行列はさらに伸びてザッと40人ほど。すごいね。一番最初の画像はこの時撮ったものです・・・・。
◆丸五 (まるご)
千代田区外神田1-8-14 最寄駅:秋葉原
11:30-14:00 17:00-20:00
月曜休・第1,2,3火曜休
2018.12.31-2019.1.5 は休業
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