映画「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」を観てきた
昨日8/31に封切りされた映画「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」を観てきた。映画館は「TOHOシネマズ新宿」ね。
1980年の WIMBLEDON 決勝。我々の世代には、あまりにも印象的・感動的な試合だったのをよく覚えている。翌日の会社には寝不足者が続出したのだった。
このファイナリスト B.Borg と J.P.McEnroe の二人に焦点を当てた半ドキュメンタリー的な作品になっているわけだが、実際には4連覇中であった B.Borgに多くの時間が割かれていた。
B.Borgの完全主義ぶりと、それゆえの圧倒的な孤独。そして常人は判らない王者であるがゆえの敗けることへの恐怖とがものすごくよく描かれていた。
そして悪童 McEnroe。こちらも真剣であるからこそのミスジャッジや心無い観客に対するクレーム。もっとこちらにも時間を割いてほしかったとも思った。
当時のTVやマスコミは 紳士(善者)対 悪ガキ(悪者)の勧善懲悪を求める風潮の報道が蔓延していた。
でも実際に試合を見ていると、それらの殆どが FAKEまたは 興味を惹くための一方的な煽りであることに気付かされる。
テニスに興味があるないに拘わらず、常勝とか絶対的王者・エースとか言われる人の とてつもないプレッシャーを垣間見ることが出来る映画だと思う。
役者やその演技だけでなく FILAや SERGIO TACCHINI のウエア、当時の紫煙漂う記者会見の模様など、とにかくよく再現されていると思う。
ご興味のある方には是非にとお奨めしておきますね。
さて、これからもう一度「1980 WIMBLEDON Men's Final」 を観ることにしよう。4時間もかかるけどね(^^; 随分前にアナログビデオからデジタル化してあるのですよ。
◇ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男
http://gaga.ne.jp/borg-mcenroe/
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