2018夏の安曇野「そばの庵 はや田@堀金」
湯けむり館でノンビリと朝湯に浸かった後、そのまま乗鞍高原で食事をするつもりでいたのだけど、ふと知人から聞いていた堀金の蕎麦屋のことを思い出した。
小雨だった乗鞍高原には雷が轟き始めている。これは大雨になりそうと 1500mの高地から早めに里へと下りることにした。実際下りの峠道はずっと大雨だった。
「そばの庵 はや田」 というわけで、およそ一時間後の堀金。広域農道から山側に少し入った集落の中にあるお店。
その知人の話によると、安曇野に数多ある蕎麦屋の中で、有名ではないが旨い店だという。そういう本当の口コミこそ貴重なのですよね。でも駐車場の3台は全て県外ナンバー。あれ?実は有名店?
ちょうどお昼時という時間。座敷だけの店内は先客3組の後客1組。
ご覧のとおりメニューには、そばしかない。トッピング的にあるのは「辛みおろし」に「山菜」「とろろ」くらいのもの。この潔(いさぎよ)さがいい。天麩羅なんていう高級?な色ものはないのだ。
ちょっと気になっていたのは入り口脇の黒板に書かれていた「盛り沢山。小食の方は半盛りあります」という一文。でも、まぁ大したことはあるまいと、いつもどおり私は二人前、家内は一人前を頼んだわけ・・・だ。
「二八そば(二人盛り)1,800円 」 比べる物がないので判りにくいかもしれないが相当なボリューム。家内は目を丸くしている。本来なら、ざるそばの他に そばチョコと薬味が載るはずのお盆に大ざるが一枚だけで はみ出している。薄くそばが盛られた大ザルは時々見かけるけど、これはきっちり厚く?盛られている。いやはや恐れていた事態が・・・なぁんて本当は「これなら行ける」と(^^;
実際ツルツル感が強い とても美味しいそば。そしてクセのないというか、適度にダシが効いた下地で、これはいい。家内もいくらか食べてみて「美味しいね」。
「十割そば(一人前)1,000円」 こちらは家内が頼んだもの。茹で時間の差か、やや遅れて出て来た。一人前は普通のサイズのざるなわけだけど、その盛りの良さが判ると思う。家内はタッパーを持ってくれば良かったと思ったそうだ。
十割そばらしく、やや黒く わずかにボソっとした食感。二八そばに比べて、そのコシの強さと短く切れていることもあって、若干の食べにくさ。でも蕎麦の香りは高い。こちらを最初に食べておくべきだったかと。
小食の家内は半盛りで良かったみたいだ。お父さんも手伝って、二人とも完食。そしてきっちりドロッとした蕎麦湯も頂いて、ご馳走様でした。
先客は私たちと同じ一見さんなのだろう。食べきれずに「すいません」と言って帰る客が二組(^^;
私的には大のお気に入り。家内の里からも通い慣れた「常念」より近く、通いやすい。旨いだけでなく、そのボリュームが与えてくれる満足感が素晴らしい。
店の脇に「安曇野一の盛りの良さ」と書かれた看板が捨て?置かれていたのに気がついた。確かにそのとおりと納得して店を後にしたのでした。
お奨めは二八そばの大盛りかな。蕎麦っ喰いに自信のある人は二人盛り、三人盛りに挑戦して見てくださいまし。
◆そばの庵 はや田
長野県安曇野市堀金三田小田多井270
11:30~売切れ終了 15:00以降要予約
水曜休
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