2017南房総ぐるり旅 富津編「大定」で穴子づくし
房総半島内陸の「大山千枚田」から距離にして約35km。およそ1時間かけて向かったのは富津岬。
富津から内房への海岸沿いを走っていると、よく目にするのが「はかりめ」のノボリ。「はかりめ」って何さ?と調べてみると、富津地区の名産であるところの穴子のことだそう。なんでもその背中に並んだ点々が秤の目に似ていることから付いた俗称なのだとか。
ともかくこの地の名物・名産なら食べておかねばなるまいと、事前に調べておいて決めたのがこの店「江戸前磯料理 大定(だいさだ)」。表の看板には「活魚礼賛」とある。
富津公園の入口すぐ近くにあって、穴子料理の名店だという。
混んでいるかなと思いつつ 12時過ぎという時間に着いてみると、駐車場には1台分だけ空きがあってすんなり入店。
店内はテーブル席4卓に小上り3卓という構成。奥に隣接した棟には座敷と宴会場があるようだ。
空いていたテーブル席に着いてメニューとにらめっこ・・・してはみたのだけど、事前の下調べもあって家内と二人、最初から選ぶべきメニューは決まっている。お茶を出してくれたお姉さんにオーダーを通して待つことしばし。
「穴子づくし膳 4,320円」
二人とも同じメニューを頼んだものだから、我が家的には清水の舞台から飛び降りるほどの気合が要る大奮発(^^;
左から時計廻りに「穴子の天ぷら」に「穴子の刺身」。小鉢たちがあって、「穴子の白焼き」に手前左が「焼き穴子丼」。見切れているけど、みそ汁が右手にある。まさに「穴子づくし」だ。
穴子の蒲焼や天ぷらは珍しくないが、刺身や白焼きは滅多に食べられないだろう。
その「刺身」は紅葉おろしのポン酢で。これが穴子?と思うほどアッサリしていて、やや硬めの食感。醤油をちょっとつけて食べる方が私的には正解。
「白焼き」はわさびを載せて醤油にちょい漬けで食べるのだけど、これがまたやたらと旨い。家内と二人、穴子と言えば蒲焼か天ぷらと思っていたのが完全に覆された感じで、これ美味しいねと感心することしきり。
ちなみに柚子胡椒も白焼き用に付いているのだけど、こちらだと味が強すぎてダメ。わさびのアッサリ感の方が間違いなく合っている。
「天ぷら」は衣がやや厚めで 且つ 硬め。そのせいかちょっと油がキツイ印象。中身の穴子はフワフワなので衣だけがちょっと惜しい。
「穴子丼」はタレがやや濃いめの味付けで私好み。これもまた文句なしに旨い。
家内も私も大満足。来てみて食べてみて良かった!の「大定@富津公園」なのでした・・・・。
◆江戸前磯料理 大定(だいさだ)
http://www.daisada.net/
千葉県富津市富津2027 Tel.0439-87-2021
11:00-20:00 (中休みありかも)
月曜休(祝日の場合は翌日)・第一火曜休
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