2017夏休みの安曇野「鹿教湯温泉 文殊の湯」
安曇野滞在二日目の今日は、家内のリクエストで「鹿教湯温泉」。
文字どおり鹿が教えたという山間(やまあい)の秘湯。由来によると、鹿に化身した文殊菩薩が信心深い一人の漁師に この効能あらたかな出で湯を教えたのだとか。
私見だが、本来は単に「かけ湯」と呼ばれていたものを、偉いお坊さんとか地場の史学者みたいな人が、後日当て字にして物語を付けた、というのが本当のところではなかろうか。
閑話休題。安曇野の家内の里からは小一時間ほどの距離。早くなったものだ。かつて何度も走った道。松本から R254で三才山を抜けると、もうすぐ。いくつか新しいトンネルが出来たこともあって随分楽になった。(上の画は Google Mapの地形図から抜粋。松本(左下)(との位置関係を示したもの)
ちなみに R254は 関東で言う川越街道。東大赤門のある本郷三丁目から始まって、一部中山道(R17)に合流しながらも信州松本まで続いているのですね。
再び閑話休題(^^; 午前10時半過ぎの「鹿教湯温泉 文殊の湯」である。クルマはすぐ近くの「鹿教湯健康センター」に置くようになっている。
その名の由来となった「文殊堂」が川の対岸、山の上にわずかに見える。
なんでも、こここそが鹿教湯温泉発祥の地なんだそうだ。建物の脇には元の源泉湧出口があって、現在でも保存されていた。
この日帰り温泉施設は 9:00-14:00の間は無人。この時間帯は券売機で入浴券を買って受付に置かれている箱に入れるだけという牧歌的善人説で成り立っている。その入浴料も 300円と良心的だ。
先客無しの施設内をパチリ。こぢんまりした内湯に6個のカラン。
4人も入ればイッパイという露天風呂。なんていうことのない単純泉みたいだけど、湯温がちょうど良いのか肌あたりの良いお湯のせいで、自然と「いい湯だな、あははん♪」
完全貸切状態の温泉を堪能して湯を出た。休憩室で家内と合流すると、女湯の方は地元の人と覚しきおばさん2人と一緒だったそうだ。
近くを散策すると、いかにも山間の小さな温泉場風でいい感じ。
この人形など、今にも「チッキショーッ!!」なんて叫び出しそうだ(^^;
川沿いには沢山のモミジ。秋が一番いい時期ではなかろうか。ご興味のある方には是非どうぞとお奨めしておきます。
◆鹿教湯温泉 文殊の湯
http://www.city.ueda.nagano.jp/msangyo/tanoshimu/onsen/monju.html
長野県上田市鹿教湯温泉1369-1
9:00-21:00 無休
大人300円 小人150円
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