2017夏休みの安曇野「乗鞍岳と三本滝」
台風一過、朝から快晴。手前の山々には雲がかかっているが、上は晴れているに違いない。
そう思って、乗鞍高原を目指すことにした。
最初に乗鞍岳の山頂が見える地点へと通りかかると、まさに快晴。
もう少し上がって見ると、こんな感じ。山頂付近がこれだけ晴れ渡ることは、なかなかないに違いない。
そうして一般車両の終点、標高 1,800mの「三本滝レストハウス」。
すぐ脇には乗鞍スキー場の「かもしかゲレンデ」がある。あちこちに咲くアザミ。
レストハウス脇には「三本滝まで 900m、往復50分」とある。たったの 900mで 50分もかかると言うことは、それなりの山道であるに違いない。でもまぁ、せっかくだからと行ってみることにした。
鬱蒼とした森の中、こんな道を裸足にスポーツサンダルで歩くのは考えもの。すれ違いで戻ってくる人たちは、ちゃんとトレッキングシューズを履いている人が殆どだ。
重い三脚をクルマに置いてきたのは正解だった。カメラが肩に食い込むのを意識しながら、歩き進むうちに結構な水量の沢が現れ始めた。
するとこんな注意書きが。「おいおい、ここでかよ」と。もう半分以上は来てしまっているではありませんか(^^;
たしかに来る途中の小径の両側にはクマザサが背高く生い茂っていて、どこでヤマオヤジが草を食んでいても不思議ではない。
若干ビビリつつ進み行くと、水音が大きくなり、最初の滝が顔を出した。落差は大してないものの結構な水量だ。
残り 200mほどになると、ここからは道の脇が全部が滝みたいになってきた。スポーツサンダルの足はすでにグショグショ。
そうして最後の急坂を登りきると、目の前に三本滝のメイン、袋田の滝のちょいと小さい版みたいな幅広の滝が現れた。
その左側には真っ直ぐに流れ落ちる滝らしい滝。流感を出したいと、思い切り絞って 1/40秒。いくら手ぶれ補正があると言っても、手持ちの限界を越えている。大きな画面で見ないことにしよう(^^;
マイナスイオンをたっぷり浴びつつ、しばしの休憩。と言っても座って休める場所など殆ど無く、適当なところで戻ることにした。
行きの道も結構しんどかったが、帰りは登りばかりなのでもっとキツイ。最後の坂道と階段を登りきってレストハウス着。
いやはや、年齢と体重を思い知らされた山道だったのです。
◇CANON EOS 1DX + EF 24-105mm F4L USM
◆乗鞍高原
https://norikura.gr.jp/
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コメント
ども、
乗鞍には熊いるんですよね。
2009年に畳平で人を襲う直前の熊をたまたま撮影し、今年になってその写真を提供して欲しいという依頼があったのでOKしたらちょっと謝礼をもらいました。
思ってもいなかった謝礼でちょっとラッキーでした。
ちなみにこのsiteの一番下の写真です。
http://www.nippon.com/ja/features/c03915/
投稿: PROTO | 2017.08.11 12:02
ども、 ども、PROTOさん。
この画像、凄いね。どういう状態で撮ったんでしょう。クルマかな。そうでもないと、撮影者本人がヤバイよね。
乗鞍では熊よけの鈴をぶら下げているトレッカーを何人も見ましたが、あの程度の音では沢の水音にかき消されて、全く聞こえないのが判りました。
まぁ、付けないよりはいいのでしょうが。
そんな場所では、太鼓でも叩きながら行くしかないかと(^^;
投稿: BUSH | 2017.08.13 07:11
ども、
あの写真は帰りのバスの中から駐車場をでたすぐ後に撮ったので安全でした。
熊が駐車場のほうに向かっていったので危ないなあと思っていたら案の定でした。
信濃毎日新聞に写真を送ってみたところ、翌日の新聞に掲載され、その後新聞社のほうで写真コンクールに応募して、ニュース部門で1等賞をもらいました。
(上記siteとは別の写真ですが)
写真の良し悪しではなく、事件性の大きさでの一等賞でした。
これらでもちょっと賞金をもらいまして、何か写真系のものに使おうと思っていて未だに使っていません(汗)
投稿: PROTO | 2017.08.14 10:35
ども、PROTOさん。
そうだったんですか。たしかにバスのような大型車の中からでないと落ち着いて撮れないよね。乗用車に乗ってても、そうとうアセる。
信毎に乗ったというのも凄いね。その写真、また見せて下さい。勝手に上げたりはしませんので。
投稿: BUSH | 2017.08.14 14:03