吉田のうどん「栄屋」で 肉玉うどん
金曜日、今日は休みを取っているというのに、いつもの出勤と同じ時間に出発。早めに富士ヶ嶺に着く必要があったのと、どうせならこの店に寄ってみたいと言うのかあったからだ。
「栄屋」
創業90年余と言うから、約60店舗あるという「吉田のうどん」の中で老舗中の老舗。そしてさらに唯一早朝から営業している店なのだ。
8時をわずかに廻った時間に着いてみると、店先にはすでに暖簾がかかり、営業している模様。8:15の開店となっているけれど、実際のところ8時には開いているみたいだ。
先客は一人。壁のメニューを見てみると、おおっ安い! 元々吉田のうどんは安いのもその魅力の一つなのだけど、この店の「かけうどん 300円」が、まず他店より安い。さらに一般的には肉や玉子を追加すると、それぞれ 100円ずつUPするのが一般的なのに、この店はそれが 50円。素晴らしい。
「肉玉うどん 400円」
というわけで、オーダーはこれ。普段は滅多に玉子入りなんてものは頼みませんな(^^;
ご覧のとおりルックスはほぼ吉田のうどん標準。違うのは肉が豚を使っていることだけ。実際そういう店もいくつかあるし、むしろ豚の方がいいダシが出る気もするので、私的には無問題。
出汁つゆは、醤油と味噌の合わせ、なのだろうけど味噌の方はあまり感じない。すっきりした旨いつゆだと思う。
うどんは、吉田のうどんの王道とはちょっとばかり違う?私的にはヤワめ、と言うか硬さやコシみたいなものをあまり感じない食感。でも、醤油系の出汁つゆとよく合っていて、このうどんはなかなか旨い。
玉子は半熟トロリを期待したのだけれど、これはハードボイルドだった(^^;
途中で2種類ある「すりだね」を投入。やや赤い色が薄い方がカラさ控えめで、より赤い方がカラめ。
毎度のことだけど、最初から入れておけば良かったなと(^^;
きっちり完食の全汁で、ご馳走様でした。朝食抜きであることも手伝って、満足感もイッパイ。
ややヤワめと感じるこのうどんが、吉田のうどん老舗五流派の一つなのだそう。
日曜日はやっていないし、駐車場は2台分しかない。駅からそんなに近いわけでもない。となれば観光客的には結構ハードルが高い店になる。
それでも90年余も続いているということは、地元のお客さんだけでも充分成り立っている店ということなのだろう。
お近くにお越しで、ご縁がありましたらどうぞとお奨めしておきます。一般的に言う「吉田のうどん」らしくない吉田のうどん店です。
◆栄屋
山梨県富士吉田市新西原3-1-25 最寄駅:富士山
8:15-13:00 日曜休
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