いで湯の郷のそば処 せせらぎ@蓼科高原
霧ヶ峰を後にして、車山から白樺湖、そして蓼科へ。久しぶりのビーナスライン・ドライブを楽しんで、着いたのはこちら。
「いで湯の郷のそば処 せせらぎ」
ビーナスラインからも R299からも少し入った山間。ナビが無ければ、ちょっと行けない。そんな場所にある。
駐車場が広めなのが有り難い。木陰になっている場所にクルマを駐めることにした。店先のノボリには「幻のそば 献上 寒晒しそば」とある。ほほう、興味を惹かれますな。
この店にはテラス席があり「せせらぎ」という名前のとおり、そのすぐ脇を 沢というか せせらぎが流れている。低い位置にあるのと、緑に囲まれているのとで見えにくいが、せせらぎの音が聞こえる。
老夫婦お二人だけでやっているみたいだ。
メニューを拝見。いやはや結構なお値段の蕎麦が並んでますな。それだけ強気と言うことは自身の表れでもあるのでしょう。それではと、ちとお高めのこれを。
「粗挽二双合せそば やまびこ 1,500円」
八ヶ岳産玄そばの中心部分の粉(一番粉)と、実のまま粗挽きした粉とを二双に合わせたと粉で打ったそばだそうだ。水そばが付いている。
写真では判りにくいかもしれないが、なるほどやや黒い粒子が混ざった田舎そば風のものと更科系の白い色とが混ざり合っている。
そうとは書いていないが、そばがらも混じった十割そばだとしたら、この細さは凄い。だからか食感もなかなかだ。
「幻のそば 献上 寒晒しそば 1,600円」
家内が頼んだもの。メニューの説明によると、江戸時代に諏訪の高島藩に献上されていたというそばで、当時の製法を踏襲して復活させたものだそうだ。
秋に収穫した玄そばを大寒の時期に清流に浸し、立春の時期に晒し、夏まで土蔵に保存した玄そばで打った十割そば、なんだとか。
食感に関しては前者の方が変化があって良かったかな。そばとしての風味は後者が上か。
どちらも大盛が不可になっていたが、量的には東京で食べる一般的な更科系に比べれば多い方。おぢさん的にはちと物足りないが、家内にはちょうどお腹一杯の量みたいだ。
高原の緑の中でそよ風に吹かれ、せせらぎを聞きながら食べるそば。値段を考えると割り負けした感じがするのだけど、この雰囲気と ゆっくり流れる時間を一緒に味わ宇ことができるのだから、充分これもありだろう。
さて、お隣の「いで湯」の方へ移動して、汗を流していくことにいたしましょう。
◆いで湯の郷のそば処 せせらぎ
長野県茅野市北山字長尾根5479-4
11:30-19:00 不定休 標高 1160m
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