「洋食 大吉@浅草橋」 岩中のロースとんかつ
前夜、某店で美人ママのAKMさんと(^_-)-☆トンカツの話題で盛り上がった。そのせいで今朝起きると気持ちはすでにトンカツ。もう行くしか無いと、朝メシも喰わずに、さらに元の予定をキャンセルしての総武線は中野駅始発。
「洋食 大吉」 浅草橋駅から徒歩三分ほどの距離にあるこの店は、昭和45年の創業だという。文豪 池波正太郎氏が通った店だともいう。とはいえ気取った店ではない。いわゆる町の洋食屋さんだ。
何よりも有名なのは、昭和天皇にも献上されたという岩手中央畜産謹製のブランド豚を使用したボリュームタップリのトンカツとトンテキらしい。
開店時間のわずか前に着くと、先客はなし。土曜日の今日は問屋街の浅草橋でも営業している店は少なく人通りもまばらだ。入口脇の私に気がついたご主人が「外は暑いからどうぞ中でお待ちください」と。有り難いことだ。
地下の店内は清潔。昭和レトロとでも言うべき紅白のテーブルクロスが目を惹く。メニューを眺めるうちに開店。同時にいかにも地元の常連さんと思われる、おじさんおばさん、家族連れが入ってきた。初見の客は私だけみたい。
テーブル上には丁寧にセットされた箸やナイフにフォーク。目の前には生ビールのサーバーとともに「角ハイ」のサーバー。こんなのを見てしまっては堪らない。まず何より先に角ハイをオーダー。
その角ハイの到着と同時にトンカツをオーダー。私にしてはゆっくり呑み終わり 2杯目をどうしようかなと考えるうちにご提供。
「岩中のロースカツ(320g) 2,000円」
かなり大きな皿に盛られているせいでボリュームが判りにくいか。手前の割り箸や奥の味噌汁と比べて貰うとある程度想像が付くかも知れない。とにかくドーン!という感じなのだ。
刺身のようにナナメに切られているせいで、厚みが判らないのだけど、いかにも食べでがありそうだ。キャベツが少なく見えるかもしれないが、それも皿の大きさのせいだ。
旨い。コロモのパリッとした食感と絶妙な火の通り加減による肉の柔らかさ。
上質な豚肉が持つ脂の甘味、旨味。脂の多い部分を食べても不思議なことにアッサリ感さえ覚えてしまう。これなら脂身だけでも食べられそうなくらいだ・・・とは言い過ぎか(^^;
320gということだけど、そんなにある?っていうくらい。アッと言う間に食べ終わってしまった。なんなら、ご飯だけでなく全部「お代わりっ!」なんて(^^;
ともあれこれが 2,000円なら、まさにお値打ちだ。白木のカウンターの気取ったとんかつ専門店なら倍近くのお値段になるのではなかろうか。
いやはや浅草橋に名店あり。もちろん再訪必至。次回は同じ岩中ロースのトンテキを食べてみたい。
浅草橋にご縁のあるかた、あるいはトンカツ大好きというかたには是非にとお奨めしておきますね・・・・。
◆洋食 大吉 (だいきち)
台東区柳橋1-30-5 KYビル B1F 最寄駅:浅草橋
月-金 11:30-15:00 17:30-21:30(LO)
土日祝 11:30-15:00 17:00-20:30(LO)
第2土曜休
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