2017GWの安曇野「糸魚川フォッサマグナパーク」
上越で海鮮を堪能したあとは、日本海沿いに国道8号線をノンビリ西進。春の日本海は冬の厳しさに比べて、実に穏やかだ。
糸魚川手前から山道に入り、姫川沿いの R148千国街道へ。更に進むと途中に「大断層見学地 フォッサマグナパーク」の看板が。
ブラタモリほどではないにしてもテキトーに地学系が好きな私としては、取り敢えずその大断層だけでも見ておきたいところだ。
足下に不安のあるお婆ぁちゃんを車内に残し、8分ほども舗装された山道を歩いていくと・・・。
見学地まで下りる間にこの「フォッサマグナ(Fossa Magna)」と「大断層(Major Fault)」の説明書きがあって、通り一遍の知識は得られるようになっている。
上部から続く点線で示されているのがそれ。この露出した「大断層」とは、言わずと知れた「糸魚川静岡構造線」のこと。
4億年前の古い地層である左側と1600万年前の新しい地層が接している部分。西日本と東日本を分ける大断層なわけだ。
これが地表からは目視できない状態で糸魚川から松本や諏訪・茅野、赤石山脈の東側を通り静岡まで続いているのだけど、ここだけは別。
露出部分に寄って見ると、こんな感じ。右の東日本側に比較的新しい地層の岩である安山岩が見えている。
ちょっと拍子抜けするくらい、わずかの露出部分ではあるけれど、自分の目で見たという満足感は間違いなくあった。
さらに10分ほど歩くと「日本最大級の枕状溶岩」が露出している場所があるそうなのだけど、いつまでもお婆ちゃんを一人にしておくわけにも行かず、クルマへ戻ることにした。
さて、その構造線の真上を通る道を走って帰ることにしましょうかね。
◆糸魚川世界ジオパーク「フォッサマグナパーク」
http://www.geo-itoigawa.com/
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