今時、文庫本のお値段は?
活字中毒だった私が本を読まなくなって久しい。年のせいか薄暗い電車の中で本を読みづらくなったところへスマホを手にし、活字?には事欠かなくなったことが大きな理由だろう。
先日本屋さんで、ふと見かけた文庫本。かつて何度か再読したお気に入りの一冊が目に入った。新訳で再版されたものらしい。
思わず手にとって、とにかくその新訳を読みたいという欲求に駆られ、超久しぶりに正規の本屋さん(^^;で購入することにした。
ハヤカワ文庫でやや厚めの文庫本。それでも千円で 2~3百円のおつりが来るだろうと、千円札を添えてレジにこの本を提示すると、「1,101円です」と言われ、思わず「え゛っ!」と声に出てしまった。
改めて本の裏面を見ると、なるほど確かに・・・。いつの間にこんなに高くなってしまったのだろう。
かつて本を読みまくっていた頃はブックオフや古本屋さんの、それも 100円とか 200円のものばかりしか買わなくなっていたのだけど・・・それにしても。
文庫本が喫茶店1回分で、ハードカバーはちょい高めのランチ1回分。そんな勝手な認識なんぞ一体いつの話しだと。
いやはや驚いた。本や雑誌のデジタル化だとか、そうでなくても活字離れだなんだで本が売れなくなっているという。古本屋でしか買わなかった自分を棚に上げておいて、これほどの値段ともなれば、そりゃそうだよなぁと(^^;
本という媒体には捨てがたい魅力があるのだけど、果たして将来はどうなっているのだろう・・・などと思いながら、30年ぶり?にこの本の四読目を始めている。
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コメント
いつも拝読しております。初めまして・・と書かないのは以前にもコメントさせていただいたからです。ラーメン大好き、B級グルメ大好き、映画も酒も大好き中年女ですw
そんなわけでこのブログ愛読してますが、まさか「深夜プラス1」の記事が出るとは・・・この小説大人になってもう1度読み返してみたい・・かつて飯田橋に同じ名前の本屋がありましたっけ・・しかし文庫本、高くなりましたねえ。老眼お察しします。
長文失礼しました。
投稿: はらみ | 2016.10.14 20:43
ども、はらみさん。コメントの公開とレスが遅れてしまって申し訳ありません。
またコメントありがとうございます。「深夜プラス1」、お読みでしたか。
「深プラ」の新訳本、本当に思わず手に取って即買いでした。でも、やっぱり新訳には違和感があって。
・・・カントンをキャントン、ハーヴェイロヴェルがハーヴィーラヴェルと書かれた時点ですでに「え~!」っと思ってしまいました。たぶん、その方が正しい発音なんでしょうけどね。
でも、この本を再読するいいキッカケになってくれたので、これはこれで良しでした。
元AFの会、会員のBUSHでした(^^;
投稿: BUSH | 2016.10.21 17:45