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2016.08.12

2016真夏の安曇野「そば処 上條@穂高」

 夏休み真っ盛りの今日、家内と次女を連れ立って出かけたのは、安曇野で蕎麦というと、間違いなく5本の指に入ってくる名店、「そば処 上條」である。

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 初訪問でもあるし、人気の行列店ということもあり、開店時間の30分ほど前に着いて見ると、先客は2組ほど。ご覧のとおり洋館然とした佇まいではあるけれど、屋根には瓦も見えたりして和洋折衷。元はレストランか何かだったのだろうか。

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 いつオープンしたのかは判らないが、この地では比較的新参の部類にもかかわらず、先日の「あさかわ」と並んで大変な人気店だ。

 そのまま店先に並んで待っていると、開店の15分ほど前にスタッフのお姉さんが出てきて、「店内でお待ちくださいとのこと。じきに開店。レストラン風のテーブル席だけの店内は、いわゆる蕎麦屋らしくはないが、居心地はいい。

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 創作蕎麦みたいなのが特徴の店らしく珍しい名前のメニューが並んでいる。事前にネットで確認していたこともあって、三人ともすんなり決まって、スタッフのお姉さんにオーダー。
 やや長めの待ち時間の後、可愛らしいお嬢さんが注文の品を持ってきてくれた。

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 「おしぼりそば(大盛) 1,340円」
 この店のイチオシだそうだ。おしぼりとは何ぞや? 要するに大根おろしを絞った汁を下地に見立てて、これに蕎麦を付けて食べるというものらしい。それだけだともの足りないかも知れないので、薬味の他に味噌がつく。左下にあるのは「水そば」。

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 まずは最初にその「水そば」をいただく。コシというよりも、かなり硬めに締められた蕎麦が冷たい水に浸けられている。地下水だそうだ。穂高は北アルプスからの地下水・湧き水が豊富な地。美味しい蕎麦を地元の水で食べて欲しいということらしい。

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 このやや辛めの大根しぼり汁だけだと、正直ものたりない、というか飽きる。薬味の味噌を混ぜてやると、ちょっといい感じ。途中からは、蕎麦に味噌を直接付けて食べてみたけれど、これもまたいける。

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 コシというより硬さを感じるのは「水そば」と同じ。先日の「あさかわ」の時にも書いたように、ある一定以上のレベルになると、私のバカ舌ではもうその差は判らない。
 旨いのはうまいのだけど、強いて言えば、普通のもりそばで食べて見たかったかなと。

 美味しいし、こんなのもありだよなと思いつつ完食。そば湯も貰ってご馳走さまでした。

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 「つけうまそば 1,200円」
 こちらは次女がたのんだもの。なんとなく経験者的にはドキッとするネーミングだけど、桜肉(馬肉)の入った温かいつけ汁につけて食べる、武蔵野うどん風そばになっている。馬肉の旨味が溶け込んだつけ汁は、なかなかウマかった(^^;そうだ。
 「水そば」はどのメニューにも付いてくるものらしい。それだけ素の蕎麦に自信があるということなのだろう。

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 「天恵そば 1,200円」
 家内が頼んだもの。中央の温泉卵を囲むように、鴨肉のくんせいやら小エビの天ぷら等々、10種類ほどのトッピングが並ぶ。簡単に言うと具だくさんの冷やし蕎麦かな。美味しかったそうだ。

 食べ終わって「美味しかったね」と三人とも満足して店を出た。共通の感想は「あさかわ」の時と同じく、一度は食べてみたい。でも一度来ればいいよねというものだった。

 蕎麦屋らしくはないけれど、非常に雰囲気のいい店だし、遠来のお客さんを連れてくるにはいいかも。そんな時には是非どうぞとお奨めしておきます。

◆そば処 上條
 http://www.kamijo.com/
 長野県安曇野市穂高5256-1
 11:00-15:00  月曜休(祝日の場合は翌日)
 無休期間 ゴールデンウイーク及び 8/1~8/31

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