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2016.08.15

2016真夏の安曇野「萬里@伊那市」でローメン

 安曇野滞在5日目。曇天、天気予報では午後から雨。今日も特に予定はない。それではと伊那まで足を延ばして、これまでに食べたことの無いご当地B級グルメ「ローメン」を食べてみることにした。

 中央高速を南下して行くと 岡谷JCTを過ぎたあたりから雨。伊那に着くころには大雨になっていた。

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 「中国風菜館 萬里(ばんり)」
 ローメン発祥の店だそうだ。いかにも年季の入った店構えがそれらしい。

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 ローメンと言えばこの店みたいな有名店だしで行列ができているかも知れないと30分近く前に着いたのだけど、大雨のせいか開店時間までもその後も後客なし(^^;

 ローメンとは漢字で書くと肉麺。元は炒肉麺(チャーローメン)だったものから「チャー」が取れて「ローメン」となったのだとか。
 主にマトンと野菜を蒸し麺とともに炒め提供する、ラーメンでも焼きそばでもない、両者の中間のような料理だそうだ。

 伊那地方の名物料理で60年の歴史があるということだけど、私がこの地を頻繁に訪れていた30数年前には、あまり聞いたことがないので、ご当地以外にまで有名になったのは比較的最近のB級グルメブーム以降のことなのかもしれない。

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 店内はご主人と女性スタッフ?の二人体制。入って右側が小上がりになっていて、左側がカウンター席2列。その左奥のカウンターにに着席して「ローメン」を注文。

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 待つうちに店内を眺めていると、厨房側の棚に大きな透明なカメというかビンを発見。壁の貼り紙はパッと見「オススメ」の何かかと思ったら「大スズメ蜂」と「サマザマなモノ」との組合わせが書かれている。そしてそのカメの中には、その組合わせどおりオドロオドロしいものたちが。ゲゲッ、近くで見なければよかった(^^;

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 気を取り直して、改めてテーブルに置かれたメニューと「ローメンのおいしい食べ方」などを見ているうちに、ご提供。

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 「ローメン 700円」
 ローメンにはこのようなラーメンというかタンメン風のものと、スープが少ない焼きそば風のものの二種類があるそうだ。発祥の店のここは前者ね。
 野菜炒めとともに載っているのがマトン(羊肉)。幸いよくある獣臭はかなり抑えられていて不快感はない。

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 前出の「ローメンのおいしい食べ方」に書いてあるお酢やソースをかけてしまう前に、まずはスープを一口。すると「あれ?この味どこかで食べたことがある・・・どこだろう?」
 思い出した。なんと「ペヤングソース焼きそばを湯切りしないでソースを注ぎ、そのまま食べる」という「ある種マニアックな食べ方をした時のあの味」によく似ているのだ。なんだか嬉しくなってしまった。

 でも、それではローメンを食べたことにはならないので、テーブル上のお酢とウスターソースを廻しかけると、味がハッキリしてきた。
 さらに、おろしニンニク多め、七味唐辛子多め、ゴマ油少々などを足してやると、もっと良くなった。自分で好みを探しながら食べるのも「ローメンのおいしい食べ方」なのだろう。

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 麺はかなり硬めで断面が丸の中太ストレート麺(蒸し麺)。野菜やマトンと一緒に頬張るのもまた楽し、だろうか。

 完食の五割汁で、ご馳走様でした。

 信州は伊那地区へ来くる機会がありましたら、ぜひ一度はこのご当地B級グルメ「ローメン」をどうぞ。最初はやっぱり発祥のこの店かな。やきそば風で有名な「うしお」を同時に食べられるといいのだけど。

 今度はその「うしお」の方にも寄ってみようと強く思っているのでした。

◆萬里 (ばんり) 本店
 長野県伊那市大字伊那坂下入舟町3308
 11:00-14:00(LO 13:30) 17:00-22:00(LO 21:30)
 月曜休 (ハイシーズンは営業してるみたい)

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