2016梅雨明けの安曇野「そば処 時遊庵あさかわ@穂高」
安曇野滞在最終日。海の日の三連休明けの平日でもあり、帰りの渋滞を気にする必要がない。というわけで、ゆっくり家内の里を出て穂高までの小ドライブ。
目的地はここ「そば処 時遊庵あさかわ」。安曇野の蕎麦処として、ランキングでも常に5本の指に入っている超有名店。TVの旅番組などで紹介されることも多い。
1998年のオープン後すぐに人気店となり、以来行列が絶えない。これまで何度かチャレンジしたのだけど2時間待ちを喰らったり(^^; そんなこともあって平日といえども早めの到着をと開店時間の30分前についてみると・・・先客は4組。ラッキー!
広い庭、自前のそば畑などを通る小径を散策するうちに開店時間となった。入口に置かれたノートには、すでに10組以上の名前が書かれている。そしてその順番にご主人自ら実に丁寧にお客さんを迎え入れてくれる。
(お客さんを迎え入れると同時に「1時間待ち」の札がかけられていた)
広い店内。座敷とテーブル席があり、それぞれテーブルの配置もゆったりとしている。案内されたのは広めの4人掛けテーブルに家内と二人だけ。ちょうど4人のお客さん以外、他のテーブルも同じだ。決して相席などにはせず、身内(グループ)だけでゆっくりと寛いでもらいたいという心遣いが感じられる。
メニューを眺め、注文をスタッフの奥さん?に伝える。天ぷらは時間がかかる旨、書かれているが急ぐわけではない。せっかくだから天ざるをと。家内は山葵のそばを選択。
周辺の四季の模様などを写したアルバムなどを鑑賞しつつ待つうちに、ご提供。
「天ざる(大ざる) 1,900円」
もっと上品な量かと思ったら、結構なボリュームがある。天ぷらも同じだ。
馥郁たるそばの香り・・・は言い過ぎか。ツルツルならぬスルスルの喉越し・・・も言い過ぎか(^^;
正直、そばの美味しさは、ある一定水準に達すると、もうそこから上の差は私のバカ舌ではわからない。
家内とシェアしながら食べた揚げたての天ぷらは、ギリギリの薄さの衣がパリパリに揚げられ、中はしっとり。これは見事ですな。
「わさびの花芽ざる 1,280円」
家内が頼んだもの。名前からもっとワサビが効いているのかと思ったら、そういうわけでもなかったそうだ。そばの香りを殺さないようにという配慮だろうけど、私の薬味のワサビを少し頂戴と家内。でもお蕎麦は美味しいよと(^^;
庭の造り、店の造り、接客、季節の草花が添えられた盛り付け。全てにおいてお客様にノンビリと寛いで貰おうという心遣いを感じる。ちょいと高めのお値段設定も納得の、なるほどな名店なのでした。
蕎麦そのものだけでなく雰囲気を味わうのが吉。超有名店だけあって、一度は行ってみる価値のあるお店だと思います。
出来れば平日で、そうでなけれぱ時間に余裕がある方には、どうぞとお奨めしておきます。
◆そば処 時遊庵あさかわ
長野県安曇野市穂高有明8053-4
11:30-15:00(売り切れ終了)
水曜休 1998.6.24オープン
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