2016新緑の おいしいキャンプ場から「富士宮やきそば 前島」
本栖湖を後にして富士ヶ嶺の「おいしいキャンプ場」へ。朝早くから畑仕事の真っ最中だったオーナーのR氏が、その畑に使う肥料が足りないからと一緒に買い物がてら富士宮へ。もっともそれがなくても富士ヶ嶺へ来たからには、どうしたって行かないわけにはいかないでしょう。
というわけで、今回訪ねたのはこちら。
富士宮焼きそば「前島」
富士宮やきそば・駄菓子屋系の老舗なのだそうだ。以前にも書いたことがあるけど、富士宮焼きそばは、その出自からこの駄菓子屋系とお好み焼き屋系に大別されるのだとか。


で、この店は由緒正しい?駄菓子屋系の雄であることが店内に入るとすぐに判る。陳列棚には昔懐かしい駄菓子と今どきの駄菓子とが整然と並べられている。
まだ早い時間とあって、先客はなし。店内には女将さんらしき、お母さんが一人。
そして店の中央奥に大きな鉄板と、その周りに椅子。ここはオーダーした後、出来上がるまでは、この鉄板の前には座れず、入口脇に並ぶ椅子席でお待ちというのがローカルルールのようだ。
お母さんのオペレーションを眺めつつ待つことしばし。出来上がり「どうぞ」と言われて鉄板の前に移動。このお母さん、おしゃべりが好きらしくて、作る間も食べる間も富士宮やきそばの歴史やら何やらいろいろ話してくれる。でも決して不快でないところが人気店の証なのだろう。
「肉やきそば(大盛) 600円」
お母さん曰く「うちの店は薄味だから濃くしたかったら言ってね」だそうだ。実際食べてみると確かに薄味だったで、もう少し濃くしてと言うと、一旦自分の前に焼きそばを戻してソースを廻しかけさっと混ぜてくれた。うん、この方が明らかに私好み。
麺は富士宮やきそばの正統派?「マルモ食品工業」謹製のもの。普通に地元のスーパーで売っているのと同じパックに入っている。
しっかりした弾力の蒸し麺にソースと肉・野菜の味が絡んで、うーむ美味しいではないですか。文句ありません。
「イカやきそば 500円」
こちらはR氏が頼んだもの。旨いのだけど濃いめを頼めば良かったかと、ちと後悔している様子だった(^^;
撮り忘れてしまったけど、女将さんが奨めるので駄菓子の「ハムカツ 40円?」を焼いて貰った。ちょっと焼いて貰うだけでガラッと味が変わってなかなか旨い。たかが駄菓子と侮ることなかれ。さらにソースを少し加えて貰うと、さらに旨くなった。
これを玉子でとじて、ご飯に載せたら即席のハムカツ丼が成立するよとお母さん。R氏、痛く気に入ったみたいで、10枚を大人買い?してた(^^;
とっても美味しくも面白い店なのでした。いつの日か再訪必至ね。
◇2021/8/7放送の「出没!アド街ック天国」で紹介されました。
2021/11/2放送の「マツコの知らない世界」でも紹介されました。
◆前島
静岡県富士宮市矢立町195
8:00-19:30 無休(不定休)
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