富士宮やきそば「大阪屋」で肉そば
「おいしいキャンプ場」に着いて一段落した後、買い物がてら出かけたのは富士宮市。
もちろん買い物だけが目的ではない。富士宮と言えばこれでしょう。というわけで事前に調べておいた「大阪屋」である。「日本美食学会(最近サイトが消えた?)」によると浅間神社を真ん中にして「富士宮やきそば」東の横綱だそうだ。


ということなら行かねばなるまいと、開店時間ちょうどに現着。店内には鉄板前のカウンター席と、背後にテーブル席が少し。この鉄板は40年以上も使われているものだそうだ。
じきに二人目の客となるお父さんが来店。お父さん、無言でグラスをとりカウンターに置くと、まだ朝10時だというのに、ご主人が焼酎を注ぐ。どうやら常連さんとご主人の阿吽の呼吸なんですな。私も呑みたいところだけど我慢の子。肉そばを注文して待つことしばし。
「肉そば 550円」
大量のキャベツが特徴。「だし粉」がドッとかけられ「肉かす」がチラリと見える。そばは富士宮やきそばらしくゴムのような食感の正統派。マルモ食品製らしい。お新香はサービスね。
「富士宮やきそば」を名乗るには、他にもいくつか条件はあるけれど、まずはこの「マルモ食品工業」か同じく富士宮市内にある「曽我めん」「叶屋」「木下製麺所」のいずれかの麺を使用していなければならないそうだ。
中でも「マルモ食品は」この蒸し麺の考案者だそうで、いわば富士宮やきそばの生みの親、元祖的存在らしい。
比較的水分控えめで、硬めの食感を重視しているタイプにみえる。キャベツ、紅生姜ともに頬張りつつ食べ進み、途中でテーブル上の一味唐辛子を振りかける。これがよく合いますな。旨いウマイと完食。
いわゆるランキングのサイトなどには載ってこない店だけど、ご近所さんたちに愛されている、そんな雰囲気の店だった。
観光客ずれしていない、地元のお店を求められている方には是非どうぞとお奨めしておきます。
◆大阪屋(おおさかや)
静岡県富士宮市元城町12-10
10:00-20:00 月火 10:00-16:00 不定休
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