吉田のうどん「くれちうどん」で全部入り
「開花」でいつもと違って大盛りにしなかったのには訳がある。すぐそばにあるこの店にも寄っておおきたかったからなんですね。
というのも「開花」もこの店も河口湖IC方面からはかなり奥まった行き難い場所にあるので、どうせなら同時にと思った次第。
「くれちうどん」 開花からはほんの1分かな。クルマを店先の駐車場に停めようとすると、窓からこちらを覗いていたご主人がにこやかに会釈してくれる。
駐車場は裏にもあるらしい。
店に入ると先客はなし。こちらは民家然とした建物というわけではないが、素朴な吉田のうどん店らしい佇まいだ。
メニューの中から、いわゆる全部入りを頼んでみることにした。テーブル上には「すりだね」の他「てんかす」。なんとなく店内を眺めているうちに、こちらも大して間をおかずにご提供。
「くれちうどん 550円」
いわゆる全部入りは豪華だね。とりわけ真ん中の月見がいい。他に油揚げ、わかめ、馬肉、キャベツ、きざみネギ。
汁は「開花」のものとは違って他の吉田うどんでもお馴染み、茶濁した味噌と醤油のもの。もちろんこれはこれで美味しい。
特筆すべきはうどん。開花に比べればやや細め。適度に縮れというかヨレがあって「吉田のうどんにしては」なんていうと失礼かもしれないが、ツルツル感も強くて私好み。
途中で玉子を溶いてやると、さらにツルンとした食感に。続いて「すりだね」を投入。月見と「すりだね」って合うんだぁと一人納得。
開花に比べれば、さほど有名というほどではないけれど、おすすめのお店です。吉田のうどんがお好きな方には一度どうぞとお奨めしておきます。
なお、こちらでも持ち帰り用の「すりだね」を売っていた。どちらかで買っておけばよかった。味噌汁やトン汁に入れても旨いことだろう。
帰りがけ、お勘定をしようとすると、ご主人が「クルマ、お好きなんですね」と「え?はい」と答えると、「だってSTI(のエンブレム)だし、マフラーは換えてあるし、ですものね」と。なるほど、ひょっとするとこのご主人もスバリストなのかもしれない。でないとSTIは普通知らないものね。
「ご馳走様、美味しかった」と言って店を出た。さて「お茶や肉店」で特上馬刺しを買って、富士ヶ嶺へ戻ろう。
◆くれちうどん
山梨県富士吉田市上暮地1-18-22 最寄駅:富士急 寿
10:00-14:00 火曜休
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