「自家製 中華そば としおか@早稲田」で ラーメン
あの「べんてん@高田馬場」で長いこと助手を務めていた人が新たに店を立ち上げたという。5/18のオープンだそうだ。早稲田通り沿い、ちょうどうまいことに弁天町の交差点にある。
これまでにも何度かこの店の前を通ったものの、毎度大変な行列で断念していた。


平日の今日、お昼過ぎという時間、少しばかり余裕ができたので早稲田駅で途中下車。「自家製中華そば としおか」である。13時ちょうどくらいに店の前に着いてみると、やっぱり行列。ざっと18人ほどか。それでもこれまで見た中では短い方だ。最後尾へ並んで後はひたすらお待ち。
ご主人一人でのオペレーションのために回転が悪いとは聞いていたけれど、たしかにそうだ。45分かかって10人が減っただけ。太麺で茹で時間がかかる二郎系でも、45分もあれば全員はけるのではなかろうか。なんて比べてもしょうがない。
何より漂ってくる匂いが、すでに「べんてん」してるではないか。さほどのリピーターであったわけでもない私。最後に弁天を食べてから随分経つというのに、この匂いだったよねと。こいつを嗅いでしまっては、もう抜けられない。
13:55 行列はやはり20人超。ご主人が中から出てきて人数の確認とともに最後尾の人に引導を渡す導師役をお願いしているようだ。営業時間は14時まで。つまり13:50頃までには並んでいないとダメということなのだろう。
暖簾も外されたこの時点で私の前には、まだ 5人ほど並んでいる。
店内に入れたのは、1時間と10分後の 14:10。新しいだけに清潔な店内にはカウンター席のみ8席。


右手に製麺機、左手には券売機。ここで迷った。つけ麺にするか塩ラーメンにするか。でも券売機の一番左上にある「ラーメン」を選択。他にビールをボチッとして着席。天板の上に食券を載せて再びお待ち。ご主人が現在のロットの提供が終わって、食券を取りに来るまで待つのがここのルールらしい。1ロットは3人分づつかな。
「ビール(おつまみ付) 550円」
ようやく食券を取りに来ると同時に麺の量を聞いて貰って、先に出てきたのがこちら。ラー油を和えたメンマと、その下には短冊に切ったチャーシュー。凍ったコップにビールを注いでプハーッ。よく待ちました。ここまで 1時間20分ね。
そうして、ビールとつまみがなくなるころ、ようやくご提供。ここまで1時間半。
「ラーメン 中盛り(350g) 800円」
懐かしいルックスのラーメンが出てきた。まずはスープを一口。魚介の芳香が口腔内を一気に満たしますな。うん、これこれ。文句なし。取り敢えずは並んでよかった。
ふと思いだしたのは「青葉」のスープ。一世を風靡した「青葉」のスープは、きっとこの「べんてん」の延長線上にあるのだろうなと思わされた。
麺の太さって、こんなもんだっけ? つけ麺のイメージが出来上がっているせいか、なんだか細くなったような。きっと変わってはいないのだろう。ツルツルシコシコの旨い麺だ。もちろんスープの持ち上げもいい。
大きくて厚めに切られたチャーシューがまた旨い。これまた文句なし。
中盛りは麺量 350gとあるけれど、思ったよりスルッと入ってしまった。そんなにあっただろうかというくらい。
そうして久しぶりに完食の全汁。いやはや満腹の大満足だ。
多くの人が「べんてん」の DNAを継ぐと表現しているけれど、まさにそのとおり。引退されたTさんも、きっと喜んでいるに違いない。
昨年6月の閉店から、およそ1年。あの「べんてん」の味が戻ってきました。お好きなかた、気になるかたは、時間と気持ちに充分余裕のある時にどうぞ。
ちなみに、食べ終わって店を出るまでに 1時間と45分が経過していましたとさ。
◆自家製中華そば としおか
新宿区弁天町20 最寄駅:早稲田
11:00-14:00 当面昼営業のみとのこと
日曜休
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