先週は二郎でなきゃダメ状態だった。今週はというと、気分はうどん。旨いのが食べたい。それもきっちり歯応えのあるヤツを。東村山まで足を伸ばすかとも思ったけど、それほどの時間はない。
というわけで向かったのは「石神井公園ふるさと文化館」内にある「むさしの エン座」。
かつてここでも何回か紹介した武蔵野うどんの名店が、こんな施設の中に移転していたのだった。練馬の文化の一つである「地粉のうどん」へのこだわりから始まっている店だから、それも意味があるよねと。
以前から行こうと思いつつも、なかなか縁が無くて、最後に前の店を訪問してから、もう7年にもなる。
立派な施設の中に入ってみると、こんな感じの店構え。11時半頃だというのに、もう満席だ。相変わらず人気店のようだ。但し、場所柄なのか客層が以前とずいぶん違う気がする。かなりご年配の皆さんと家族連ればかりで若い人が少ないというかいない。
そして今日の使用小麦粉は「すずらん 7割」にお馴染み「地粉 農林61号全粒粉 3割」だそうだ。
入口前で名前を書いて待つうちに、メニューを見ながら品定め。中に通される直前、スタッフのお姉さんに「(注文が)お決まりでしたら、先に聞いておきますが」と言われ、せっかくだからと「糧うどん」と「釜あげ」をオーダー。
じきに通されて着席。するとテーブル上のメニューには店先のには書いてなかった私のお気に入り「ぶっかけ」があるではないですか。失敗したぁと思ったけど後の祭り。まぁ仕方あるまい。
他にテーブル上には、醬油や一味、塩(ひんぎゃの塩)、特製薬味などが置かれている。
しばらくして出てきたのはサービスだという「うどんのカリントウ(右)」。これをポリポリやりながら待つことしばしで、ようやくご登場。
「糧(かて)うどん 800円」
かつてと同じルックス。いいねぇと、まずは何もつけずにうどんを一本、小麦の芳香が広がってよしよしと思いきや、かつてに比べてややヤワイ感じ。当時は農林61号だけだったと思うので、ブレンドの差なんだろうか。
肉汁は結構ライト系というかクリアなタイプ。あれ?こんな感じだったっけ? 7年も前の記憶だから結構美化されてるのかな(^^;
ともかくも、アッというまに食べ終わって、お代わりならぬ二種目。
「釜あげ うどん 700円」
こちらもじきに出てきて、見るからに熱々だ。ダシ汁が入ったおちょうしは、首の上の部分しか熱くて持てないくらい。そうそうこれこれ、と早速うどんを釜から持ち上げて、器に入れようとすると、あれ?ブツブツ切れる。全粒粉を使用しているせい? シロートには判らんですが。
この店のうどんは一本一本が長いのが特徴。だけど持ち上げる途中で切れたりはしないはず、・・・だったけど。そう言えば、エッジの立ち方もかつてほどではないような。・・・コシも?
それでも熱々のダシ汁をぶっかけてやると、ふむふむ旨い。
でも、ちょっともの足りないような気がしたので、テーブル上の「特製薬味」を足してやると、好みだろうけどダシ汁が劇的によくなった(^o^)v
よしよし、これならうどんがちょいとヤワめなのも許せるよねと。
続いて別に用意してくれた器にとって生醤油で食べてみると、あ、こっちの方がダシ汁をぶっかけるより好きかなと。
最後に「ひんぎゃの塩」だけで食べてみると・・・混ぜるのに失敗して万遍なく塩が行き渡らず、ショッパイところと分かれてしまった。これ私のせい(^^; ともあれ釜あげは私的には生醤油にするのが吉みたいだ。
というわけで、実に久しぶりの「エン座」はなんだか???なのでした。元の食感や旨さを多少なりと知るだけに、なんか妙な気分。たぶんブレなんだろう。また機会があったらリベンジに寄ってみようと思います。
◆むさしの エン座
練馬区石神井町5-12-16 最寄駅:石神井公園
「石神井公園ふるさと文化館」内
11:00~15:30 月曜・第1火曜休
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