« 2014目指せ世界遺産の里5「五箇山 相倉合掌集落」 | トップページ | 2014目指せ世界遺産の里6「帰路 高山朝市と平湯温泉」 »

2014.12.29

2014目指せ世界遺産の里5「民宿 与茂四郎@相倉」

 続いて今回お世話になった民宿をご紹介。去年泊まった「長ヨ門さん」と同じ合掌造りの宿である。

141229yomo4rou01

 「民宿 与茂四郎(よもしろう)」 ご主人によると築後 250年の建物なんだそうだ。

141229yomo4rou02 141229yomo4rou03

 横からと後ろから撮ったもの。本来というか雪のない時期は、この平側が駐車場になっているのだそうだが、ご覧のとおり合掌造りの屋根から降ろした雪と道からどけた雪とで埋め尽くされている。そのせいでクルマは妻側に駐めるようになっている。

141229yomo4rou04

 玄関から中に入ったところ。三和土と言っていいのだろうか。写っていないが右手に下駄箱があって、ここで靴を脱ぐ。

141229yomo4rou05 141229yomo4rou06

 左は洗面所。歯ブラシとカミソリが完備されていた。この右奥がトイレになっていて清潔。水洗は当たり前でウォシュレットだ。右の画のハシゴは「アマ(二階)」へと続いている。この民宿は現住建物で、アマから上はご主人とご家族が住んでいる。

141229yomo4rou07 141229yomo4rou08

 「オエ(居間)」の様子。囲炉裏には炭火が熾きている。左の画に写っているのは同宿となったスウェーデン美女。大阪在住で一人でここまで来たのだそうだ。ロシア生まれ。両方の国籍を持っているとのこと。

141229yomo4rou09_2 141229yomo4rou10

 こちらが私と娘が泊まった部屋。各部屋はオエとフスマを介して隔てられているだけだ。この部屋は8畳。二人で泊まるのには充分。 浴衣と丹前、タオルが用意されている。

141229yomo4rou11

 囲炉裏では夕食用の岩魚が焼かれていて、ご主人が何度も丁寧にひっくり返しては焼け具合を確認していた。オエには香ばしいにおいが立ちこめ始めている。

141229yomo4rou12

 夕食は6時半頃からだという。待ちきれない私は途中の「道の駅たいら」で買った「五箇山豆腐の燻製」を肴に一杯やっていることにした。いつもの発泡酒ではなく、久しぶりの「ビール 650円」が旨い。

 ちなみにこの五箇山豆腐の燻製は、かなり硬めの歯応え。今回はそのまま頂いたが、ちと塩気が足りない。わさび醬油かカラシ醬油が合いそうだ。ビールをもう一本追加ね(^o^)v

141229yomo4rou13

 そうして待望の夕食。宿泊者が全員揃って囲炉裏を囲み「いただきます」。御膳はすべて山と川の幸だ。

141229yomo4rou14 141229yomo4rou15

 「岩魚の塩焼き」「山菜の天ぷら」がメインで、他に「鯉のあらい」に「山菜の煮物」などなど。どれも美味しいのだが、なんと言ってもジックリと炭火で焼かれた岩魚が主役だろう。
 昨年長ヨ門さんで食べた岩魚は身がホロホロの焼け具合だったが、この宿のは頭から食べられるようカリカリに焼かれている。その分、身も硬くなっているが、これがまた旨い。川魚があまり好きではない娘も頭からかぶりつき、「美味しぃ~」と感激していた。

141229yomo4rou16

 「岩魚の骨酒 1,500円」。続いて出てきたのは、その主役を使ったこちら。三日ほど前に予約しておいたものだ。炭火でジックリ焼いた岩魚を使うため事前予約が必須となっている。そうして、これがまた美味。五箇山の銘酒「三笑楽」の熱燗に岩魚の香りと味が移り、岩魚は硬めに焼かれたはずの身が熱燗でホロホロになる。いやぁ~甘露甘露。

141229yomo4rou17 141229yomo4rou18

 ある程度、食事が進んだ頃合いを見計らって、ご主人がササラの使い方や合掌造りの歴史、保存などについて話してくれた。二度目でもあり事前の下調べなどにより知っていることばかりでは合ったけど傾聴に値するお話だった。そうそう、こきりこ節も一節聞かせてくれた。

 食事も終わってオエでテレビを見ながらウトウトし始めると、娘に「部屋に行って寝なさいと」命じられてしまった。食事の間に敷かれていた布団に潜り込むと、豆炭あんかで布団はヌクヌク。ファンヒーターの他にこのサービスまであって、冬季暖房費は +400円。文句なしですな。ちなみにこの豆炭あんか、翌朝になってもまだ充分温かかった。

 ビール2本と骨酒の酔いも手伝って、布団に入るやいなやアッというまに爆睡。気がつくともう翌朝となっていたのでした。

141229yomo4rou21

 こちらは朝の御膳。特別なものがあるわけではないけれど、朝食としてはもう充分。美味しく頂いて、ご馳走様。

 これで、一泊二食付きの @9,200円(暖房費込)。娘が頼んだ梅酒を加えても総額 21,500円也。あまりにもリーズナブルな「与茂四郎」さんなのでした。

141229yomo4rou22_2 141229yomo4rou23

 外へ出てみると雨。明け方から降り始めていたようだ。それも本降り。そのせいで道から雪がかなり消えていた。いいのか悪いのか。スノードライブを楽しみにしていた私としては、ちょっと残念なような(^^ゞ

 精算を済ませ、お世話になりましたとご挨拶をして 8時半過ぎ、相倉合掌集落を後にした。

 12/30(火) もう今日は高山に寄って、殆ど帰るだけだ。というわけで高山朝市編へと続きます。

◇NIKON D2X + AF-S DX 18-300mm F/3.5-5.6G ED VR
 PANASONIC LUMIX DMC-LX7 24-90mm/F1.4-2.3

越中五箇山 民宿 与茂四郎 (よもしろう)
 http://www4.ocn.ne.jp/~gassyou/yomosiro.html
 富山県南砺市相倉395 Tel 0763-66-2377

| |

« 2014目指せ世界遺産の里5「五箇山 相倉合掌集落」 | トップページ | 2014目指せ世界遺産の里6「帰路 高山朝市と平湯温泉」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2014目指せ世界遺産の里5「民宿 与茂四郎@相倉」:

« 2014目指せ世界遺産の里5「五箇山 相倉合掌集落」 | トップページ | 2014目指せ世界遺産の里6「帰路 高山朝市と平湯温泉」 »