2014目指せ世界遺産の里3「五箇山 菅沼合掌造集落」
観光地化が進みすぎて「危ない世界遺産」、そんな声も聞こえた白川郷を後にして、向かったのは同時に世界遺産に認定された「越中五箇山 菅沼合掌造り集落」である。
庄川沿いに下道を下って、およそ 20km。30分弱の距離だ。路上に雪はなくドライ、また遅い先行車もない。平行して走る東海北陸道は、ずっとトンネルの中だから、むしろ快適だったのではなかろうか。
まだ記憶に新しい看板が見えてきた。国道(R156)沿いにある専用駐車場がそれだ。ちょうど一年前はスカスカだった駐車場が今日は何故か満車・・・と思ったら、じきに空いて駐めることができた。
本来この駐車場には菅沼集落全体を見渡せる展望台があるはずなのだが、冬の時期は除雪した雪のためにその場所が使えないらしい。
私にとっては二度目となるこの地。娘相手に知ったかぶりの解説をしつつ、昨年同様国道を歩いて150mほどのビューポイントに着くと、こんな景観が広がる。
こちらがこの集落のほぼ全景。白川郷に比べると、はるかに小さな規模の集落ではあるけれど、全く俗化していないという意味では、こちらの方が雰囲気がある。
駐車場に戻り、集落へと降りる専用のエレベーターに乗りこむ。
地下3階へ着くと、そこからはまるで防空壕のようなトンネルが集落へと続いている。ここが(観光客用の)菅沼集落の玄関口だ。
わずかに9棟の合掌造り家屋が残っただけの集落は、ぐるっと回るのに10分とかからない。
それでも殆ど観光客もいない集落は、道が舗装されている以外、素朴な昔の面影をそのまま残してくれているようで、不思議な静寂さに包まれている。
合掌造りの土産物店。遠くから見ると、本物のダイコンやカボチャなどか干されているように見えるのだが・・・
ご覧のとおり、全ては手作りの民芸品だった。見事なものだ。
娘と二人、ひととおり歩き廻るともう13時。ここで昼食を取ろうと思ったのだが、昨年も寄った唯一あるお店は満席。仕方ないので次の目的地へと向かうことにした。
というわけで、新五箇山温泉編へと続きます。
◆五箇山 ~小さな世界遺産の村 ~
富山県南砺市(旧上平村)菅沼
http://www.gokayama.jp/index2.html
◇NIKON D2X + AF-S DX 18-300mm F/3.5-5.6G ED VR
PANASONIC LUMIX DMC-LX7 24-90mm/F1.4-2.3
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