2014目指せ世界遺産の里5「五箇山 相倉合掌集落」
「ゆー楽」を後にして、国道を再び五箇山IC方向に10分ほど戻りながら向かったのは、本日の最終目的地「世界遺産 越中五箇山 相倉(あいのくら)合掌集落」である。
昨年一度来ていることもあって勝手はわかっている。まずは今日の宿である「民宿 与茂四郎」さんに荷物を置いて、暗くなってしまわぬうちにと、娘と二人でこの集落を見て廻ることにした。
最初はこの村のビュースポットへ。宿で借りた長靴を履いて、村の駐車場脇から雪に埋もれた棚田の畦道を登っていくと、こんな光景が目に飛び込んでくる。
「越中五箇山 相倉合掌集落」のほぼ全景である。
先ほどの菅沼集落を含めこの五箇山地区は、豪雪地帯ならぬ特別豪雪地帯に指定されている。除雪がしっかりされているのと、ここ二日ほど雪が降っていないせいで、村内のメインストリートを始め道路部分に雪は残っていない。それでも昨年よりは雪の壁が高くなっているのがわかる。今年の雪が早かったせいだろう。
昨年同様の曇り空で天気はよくなかったが、大雪や吹雪で景色が見られないよりは遙かにいい。
中心部分に少し寄ってみるとこんな感じ。今日の宿、与茂四郎さんもしっかり写ってる。
昨年に続いて、今年もここ相倉に宿を取ることにしたのは、この集落がとても気に入ったから。白川郷よりずっと規模が小さいせいで、知名度も低く観光客が少ない。これは先ほどの菅沼集落も同じ。
そのお陰で観光地化(俗化)が進んでおらず、素朴な山間の集落がそのまま残っていて、静かに時が流れているように感じる。
続いて村内の民宿を中心に合掌造り家屋をいくつかご紹介。
「民宿 庄七」と後ろ側からになってしまったけど「喫茶・民宿 勇介」
「食事・土産物 まつや」と、こちらも後ろ側からになってしまった「民宿 五ヨ門」
旧尾崎家の住宅をそのまま民俗資料館にした「相倉民族館」と「民宿 なかや」
「民宿 三五郎」と昔懐かしい「郵便ポスト」。雪かきのお陰で正面はなんとかちゃんと見えているが降雪時にはきっと雪に覆われてしまうに違いない。雪の中でこの朱色が映えている。
こちらは昨年お世話になった「民宿 長ヨ門」さん。屋号の看板が雪囲いで隠れてしまっているので、入口に屋号の入った番傘を開いておいてあるのが新しい(^^;
ここ「相倉合掌集落」には全部で20棟の合掌造り家屋が残っているのだそうだ。そのうち民宿を営んでいるのが7軒。1軒当たりの収容人数は最大4組(10人)づつ程度だろう。とすると村全体の収容能力も限られている。俗化していないのは、そのお陰なのかもしれない。
私が来たことがあるのは雪の季節だけだが、新緑の季節も紅葉の季節も素晴らしいと聞く。なんとか機会を作ってまた来てみたものだ。
というわけで、本日の宿「与茂四郎編」へと続きます。
◇NIKON D2X + AF-S DX 18-300mm F/3.5-5.6G ED VR
◆越中五箇山 相倉合掌集落
富山県南砺市(旧平村)相倉
http://www.g-ainokura.com/
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