「酒処 吉本@新宿西口」で一杯
先日書いたように新宿西口ではお馴染みだった「黒潮」が閉店してしまった。さて、どうしよう。
新規開拓を兼ねて事前の下調べであぶり出されてきたのが、この店。「酒処 吉本」である。
新宿西口のヨドバシカメラより、もう少し二本ほど通りを西へ行ったビルの3階にあって、その筋の達人達が選ぶ「東京の居酒屋ベストテン」みたいなものには必ずと言っていいほど上位に入ってくる名店でもある。
これまで入ったことがなかったのは、お気楽な雰囲気と値段の「黒潮」に比べて、ちょっと敷居が高かったから。でも、今日はいつもの友人と意を決して?行ってみることにした。
19時少し前に着いてみると、まだ店内はスカスカ。せっかくだからとカウンターに座ってメニューを眺めつつ、まずは焼酎の水割り(^^ゞ この店、実は沢山の名酒と呼ばれる日本酒を呑ませてくれる店として有名。壁にはその銘酒のラベルが数々(三点セット)並んでいる。
最初の突き出しというかお通しがこちら、これだけで立派な料理になってますな。


「茶豆」と「珍味三点盛り 900円?」。珍味のメニューの中から好きな三点を選べる。私のオーダーは左から「牡蛎の塩辛」 「生カラスミ」 「ホヤの塩辛」。どれもこれもあまりにも上品な量ながら、呑ん兵衛心をくすぐってやまない逸品だ。大根を魚や瓢箪の形にきれいにクリ抜いたものが、それぞれ珍味の上に載っているのが印象的。
「喜久水 厳選三点セット」
そうして、この店のメインというか呼び物はこちら。銘酒たちの三点セットだ。
私がオーダーしたのは南信州は飯田(正確には鼎)の名酒藏である「喜久水酒造」からの三点。左から「聖岳」「喜久水」「喜久水 辛口」。まぁどれもこれも旨いこと旨いこと。
他にも「今月の三銘柄セット」や、「山形の三銘柄セット」等々、呑んでみたいセットが沢山。そうしてこれらのセットはどれも 1,000円前後と、ついつい飲み過ぎてしまいそうだ。


「馬刺し 2,100円」と「鮎の塩焼き(値段忘れた)」
ちょっとお高いのだけど、こんなものも頼んでみた。「鮎の塩焼き」は火の通り加減と塩加減が絶妙。フワフワの白身が口の中でトロける感じ。
「厳選 酒門銘柄三点セット」
そうして、お次のオーダーはこちら。左から静岡の「初亀」、三重の「瀧自慢」、宮城の「中垂れ」。
それぞれ解説するほどの舌は持ち合わせていない私だが、辛口からフルーティーな逸品まで、なんでもござれ。合わせて食べる数々の肴たちと併せて文句なし。
いやはや、酒呑みのための酒場。なるほどこれはトップテンの常連なはずだわ。
友人も好きな酒を頼んで大満足のようだ。ちょうど店も混み合ってきたのでお勘定。いつもよりちょっとお高めで、「黒潮」ほど気軽には来られないけれど、再訪必至。
大の左党で、この店は未訪問という方には是非どうぞとお奨めしておきますね。
◆吉本(よしもと)
新宿区西新宿1-13-3 最寄駅:新宿駅
17:00-23:00(LO 22:30) 日祝休
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