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2013.12.29

目指せ世界遺産の里(2)飛騨 白川郷

 最初の目的地は「世界遺産 ひだ白川郷」。合掌造りの集落が世界文化遺産に認定されていることは、あまりにも有名だ。

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 景観を壊さぬようにと、村のハズレというか庄川の対岸に作られた村営駐車場にクルマを置いて、村までは歩いていく。
 大型車の駐車場には、ご覧のとおり観光バスがズラリと並び、あたかも各社の品評会のよう。これを見ただけで、相当な人出であるのが判ろうというもの。よくお世話になる「はとバス」もここまで来ている。

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 雪に覆われたこの長い吊り橋を渡らないと村へは行けない。フォレスターを置いて歩き始めると、中にはこんな足元の人も(^^; 聞こえてくるのはタガログと思われる言葉や中国語の他、ハングル。もちろん日本語も聞こえるが目立たない。

 橋を渡り、村の中ほどにあるシャトルバスの発着場へと向かう。マイクロバスが2台体制で「展望台(城山天守閣展望台)」を往復していて、片道 200円也。すでに結構なバス待ちの行列が出来ている。2台目でようやく乗ることができた。

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 10分ほどで展望台下の駐車場に到着。同じバスに乗り合わせた人たちとともに階段を上り展望台に着くと・・・、

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 「冬の白川郷(正確には荻町合掌集落)」  殆どの人から「うわぁ!」とか「おお!」という声が上がった。
 あまりにも有名な景色。何年も前からどうしても出会いたかった風景だ。それも冬に。

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 よく観光ガイドなどで見る風景はこの程度に寄ったものだろうか。青空だったら申し分なかったのだけど、この日の山間の里は曇りまたは薄曇りだった。そのせいで、まるで白黒写真でも見ているかのようにモノトーンの世界が広がっている。

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 合掌造りではない家屋では、屋根の上に二日間で降り積もった雪を下ろす作業が進められている。

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 少し寄ってみると村のメインストリートである白川街道とその周辺には沢山の人が歩いているのが見える。

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 道沿いには土産物屋さんや飲食店などが軒を連ね、いかにも観光地然としている。

 「あやうい世界遺産」そんな風に説明している添乗員さんの声が聞こえてきた。村営の駐車場が遠いことから、田畑を潰した民間の駐車場が乱立し、景観を損ねていたのだそうだ。今回歩いた限りでは駐車場に関しては改善されているように思えたが、たしかに観光地化し過ぎているし、人や車が多すぎる。って、私たちもそのうちの一人なわけだが。

 年末年始の9連休という特殊事情もあるのだろうが、観光客側にも利便性を求めすぎないような配慮が必要だろう。いつか再訪したときに「元・世界遺産の里」なんて名前が変わってしまわぬように。

 ともあれ、次の目的地「越中 五箇山 菅沼集落」へと続きます。

世界遺産 ひだ白川郷
 岐阜県大野郡白川村荻町
 http://shirakawa-go.org/kankou/area01/

 

◇NIKON D2X + AF-S DX 18-300mm F/3.5-5.6G ED VR
 CANON EOS 5D + TAMRON 28-75mm F2.8 XR Di LD (A09)

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