2013初秋の信州へ5「妻籠宿・町並み編」
さて腹拵えがすんだところで、少し時間を巻き戻して中山道42番目の宿場町「妻籠宿」へのアプローチから。
クルマを駐めたのは、この宿場町の一番北にある国道沿いの第一駐車場。ここからはわずかに歩くことになる。
「妻籠宿案内図」を見ながら、街への入り口となるこんな階段を上る。
最初に出てくるのは収穫間近の水田。そうして更にこの季節らしくコスモスが出迎えてくれた。
坂道を登りきると、そこは別世界。先に案内した「奈良井宿」と並んで、国の「重要伝統的建造物群保存地区」の「妻籠宿」となる。
妻籠宿の中を散策。奈良井宿と違って道が狭く、クルマの通行は禁止されている。「枡形」と呼ばれる旅籠の集まる地区は場所によっては舗装もされて(して)おらず、だからか奈良井宿よりもさらにタイムスリップ感が強い。
この町並みを保存するのは確かに大変なことだろう。「国の」でないとできないことだろうし、家々の裏手にハイブリッドカーが並んでいたり、屋内では今時の家電製品が至る所で使われていたとしても、何かと不便を強いられているであろう住民の協力なしでは成立しないに違いない。
そうして昔からの旅籠が、今でも旅籠(民宿)としてちゃんと営業してたりする。外人さんのカップルが大きな旅行カバンをゴロゴロと引きずりながら坂道を登っていったのが印象的だ。きっとどこかの旅籠に泊まるのに違いない。
往時を偲びつつノンビリ歩き。あれま、こんなところに「赤旗」。なんだかこのアンバランスが微笑ましい。
ざっと観て廻るのに小一時間。かつて旅人が沢山往来したであろう宿場町を堪能して「妻籠」を後にすることにした。
さてお次は「伊那の赤そばの里編」へと続きます。
◇CANON EOS 5D + TAMRON 28-75mm F2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (A09)
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