2013初秋の信州へ3「木曽路・奈良井宿」
「木曾路はすべて山の中である。」 島崎藤村の「夜明け前」。この道(R19)を通るたびにこの有名な書き出しが頭の中に蘇る。と言っても、もう9年ぶりだ。
安曇野滞在2日目。今日は田舎の両親も乗せてこの「中山道」の一部「木曽路」を行くことにした。塩尻までは農道。その後「木曽路」に入り、ひたすら南下。「妻籠宿」を訪ねてみるつもりだ。
延々と山の中を続く木曽街道を行くと、最初の大きな宿場町「奈良井宿」に着く。
国道から橋を渡り旧道へと入ると、突然江戸時代へとタイムスリップしたような町並みが現れる。中山道34番目の宿場町であり、国の重要伝統的建造物群保存地区でもある。9年前と代わらぬ佇まいで出迎えてくれた。
ここは街中までクルマで入れるのが特徴だ。道も広い。とはいえ観光をするのなら駐車場に停めなくてはならない。大きな杉玉の「杉の森酒造」に後ろ髪を引かれながら、記念写真をパチリとだけして早々にこの宿場町を後にした。
そうして、こちらは「道の駅・木曽福島」。
何もなかった木曽路にも、いつの間にかこんな施設が出来ていて、結構にぎわっている。地元の農作物を沢山扱っていて、なかなか安いらしい。ウッドデッキからは木曾谷を見下ろすこともできる。
トイレ休憩を兼ねての小休止の後、再び木曽路へ。
この道で再び活躍したのが "EyeSight"。木曽川沿いにゆるいカーブが続く街道には必ず長距離のトラックがいて、実にユルいペースで流れている。こんなとき「全車速追従機能付クルーズコントロール」をセットしておくと、勝手に前車との距離を保って走ってくれる。イライラしないで済むのがなによりだ。
途中から交代した初心者の娘も、このシステムのおかげでかなり楽に運転できたようだ。
というわけで、本日の目的地「妻籠宿編」へと続きます。
◇CANON EOS 5D + TAMRON 28-75mm F2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (A09)
| 固定リンク | 0
コメント