ちょうど一月前の4/25、中野城山公園のすぐそば閑静な住宅街にオープンした「豚野郎」である。
この4月から5月にかけて中野駅周辺地域は新規ラーメンつけ麺店のオープンラッシュだった。わずかの間に4店舗。私の周りの口コミによるとその中で最も評判がいいのが「本格博多豚骨ラーメン」を謳うここだ。
オープン時に配ったPOPや生花に書かれた名前からすると、独立系とも思えない。そう思って調べてみると、ほんの数店ではあるものの、幕張や原宿、六本木に飲食店を展開する有限会社 BRAIN DINNIG なる会社の経営のようだ。
日曜日の11時少し過ぎ、開店したばかりという時間。着いて見ると7席(かな?)の店内に先客は3人。豚骨を煮出したとき特有の「香り」が漂っている。さほど強いわけでは無いけれど、このニオイがダメな人にはシンドイかなと。
さてオーダー。週1日だけ10食限定の「塩豚骨」も気になったけど、今日は最もオーソドックスなものをとメニューの一番右に書いてある「努豚骨」をお願いした。麺の硬さは選べないそうだ。
「努豚骨 700円」
待つことしばしで出てきたのがこちら。見るからに粘り気がありそうな豚骨白湯スープに極細麺の組合せは、いかにも博多ラーメンといった風情。このスープを一口すすると、うん、旨いじゃないの。徹底的に且つ丁寧に豚骨を煮出したダシ独特のトロミと旨味が口の中に広がる。
独立系であろうとなかろうと、福岡の西谷家出身という店主のコダワリが感じられるスープだ。
博多系らしい低加水の極細ストレート麺は、文句なしの硬さに茹で上げられていて、なるほど客に硬さを選ばせないのも納得。というか、私には合っている硬さだ。そうしてこの麺がトロ旨いスープをよく持ち上げて、これはいいや。
テーブルに載っている調味料は一味唐辛子とゴマだけ。辛子高菜も紅生姜もないのはやはりコダワリなのかな? 私的には辛子高菜は欲しいところだけど。
チャーシューもトロトロで文句無し。とっても美味しい博多ラーメンなのでした。
・・・でもね、博多ラーメンで一杯 700円というのはどうなんだろう? 手間も材料もかかっているのかも知れないけど、主観的にはちとお高いかなと。
ちなみに同じ博多豚骨系の「ごたる@沼袋」と比べると「ごたる」の方が私好み。更に同じ豚骨ドロリ系の「無鉄砲@沼袋」と比べると、うーむ迷うなぁ(^^; まぁそれぞれ似てると勝手に考えても、実際には非なるものなのだから比べること自体無意味か(^^ゞ
「博多豚骨チャンポン 800円」
こちらは家内が頼んだもの。ちゃんぽんにしては野菜が少ないという印象。そうして麺もやや太めという以外、見た目的には器を除いて「努豚骨」とあまり大きな変化がない。お味の方はラーメンより野菜の水分と旨味が溶け込んでいる分だけマイルドに仕上がった感じ。
家内に言わせると「とても美味しかったけど、もう少し野菜が入っているものだと思った」とのこと。
さてさて、最近オープンした他の3店舗。なんとなく食指が動かず後回しにしてしまっているのだけど、あちこちに店があって食べたことのある「三田製麺所」はおいといて、中野のラヲタ的には RYOMA系の「東京煮干屋本舗」や、一番近くの「玉子とじラーメン 松壱」には行っておかねばなるまい。
◆豚野郎
http://www.butayaro.com/
中野区中野1-41-45 最寄駅:中野
11:30-15:00 17:00-22:30
月曜休 2013.4.25 オープン
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