アクアラインを越えて「ばんやの湯@保田漁港」
「さすけ食堂」を後にして、向かったのはこのミニ旅の次の目的地「ばんやの湯@保田(ほた)漁港」。
「ばんや」という名前は漁の見張り番をしていた小屋があったことから付いたものなのだろう。
漁港の中に「ばんや食堂」の他に温泉、海産物売り場・宿泊施設などがあって、全て保田漁協の直営らしい。
保田といえば、少し先はもう岩井海岸、富浦。更に走ると館山だ。かつて毎年のように富浦のキャンプ場に来ていた頃には、たぶんなかった施設だ。
こちらが「ばんやの湯」の入り口。満開の菜の花が出迎えてくれた。温泉の中を撮るわけにはいかなかったので、詳しくはこちらをご覧下さいまし。
高濃度だという炭酸泉に浸かると、不思議なことに身体中に無数の気泡がつく。湯の中に溶け込んだ炭酸の仕業なのだろう。
身体の芯までポカポカになって浴場を出ると、この温泉に併設の広間があって、ここでも食事を取れるようになっている。温泉はすいていたのに、ここは日曜日のちょうどお昼時ということもあって、ほぼ満席。安房地方独特の方言が飛び交っていて、八割方は地元の人みたいだ。持ち込みもありなのか、慣れた様子でタッパーから漬け物類を取り出して分けあっている人たちもいた。
なんとか二人分の席を確保して、家内を待つ間に注文したのはこれ。ノンアルコールだけど最近のはよく出来ていて一応それらしい気分(^^;にはなれる。
「しめさば 450円」
これが旨かった。締まり加減がちょうどよいというか、ビールのアテに最高。
「刺身の三点盛り 1,100円」
ブリに石ダイ、ヒラメ。鮮度抜群なのがよくわかる。文句なしですな。
「さすけ食堂」で量を抑えめにしたのは、ここでも食べたかったからなのですね。お隣りのグループが頼んだメニューの一つ一つが凄いボリュームで出てきたのを見て、あれもこれもという気になるのだけど、さすがにそうそうは食べられない。
クルマに戻る前にやはり漁協直営の海産物売り場に寄ってみることにした。
沢山の干物が天日干しされて売られている。金谷の「ザ・フィッシュ」で見た干物のお値段とまるで違ってリーズナブル。炭火で焼いたものをいくつか食べさせて貰ったけど、これがまた旨い! 安いことも手伝って思わず買いすぎてしまった。でもお陰で今でも毎日旨い干物を食べることが出来ている。保田漁協万歳!みたいな施設だった。
今度は、是非こちらをメインに来てみたいものだと思った。宿泊もできるので、それもありかもしれない。いずれにせよ再訪必至。内房保田に素晴らしい場所を見つけた。
帰路は国道の混雑を避け、鋸南富山ICから富津館山道へ。海ほたるも混雑していたのでパスしてスイスイと都内へ。朝8時過ぎに中野を出て、帰着したのが14時半過ぎ。楽チンで楽しい海鮮探索のミニ旅だったのでした。
◆保田漁協直営 ばんや
http://www.banya-grp.jp/index.html
千葉県安房郡鋸南町吉浜99-5 最寄駅:保田
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